2023.03.10

食べる

【企業公式】余りがちな福神漬けが…!珍しい「福神漬けの炊き込みご飯」に挑戦!ポリポリ食感が新しい♪

2022年12月3日放送のバラエティ番組『所さんお届けモノです!』は東京・山手線沿線で100年以上続く老舗の”新定番”を紹介していました。その中には創業348年の老舗漬物店・酒悦の福神漬けも。実はこのお店、福神漬け発祥のお店なんです。そして酒悦の方が福神漬けのアレンジレシピとして「福神漬けの炊き込みご飯」を紹介していましたよ。カレーの時にしか出番がない、福神漬け。これならたっぷりと活用できそう!

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番組で訪れていたのは東京・上野にある老舗漬物店の酒悦。創業は1675年とおよそ350年の歴史があります。

酒悦の商品には、きゅうりのしょうゆ漬け、しば漬け、らっきょう漬けなどの漬物をはじめ、のりの佃煮、鯛みそ、高菜ちりめんといったご飯のお供と、様々な加工食品があります。

中でも有名なのが福神漬け。明治時代、七福神にあやかり大根、なす、なた豆、れんこん、かぶ、しそ、うりの7種類の野菜をしょうゆで漬け込んだ漬物を作り、「福神漬」と命名して日本で初めて福神漬けを発売したのが酒悦なのです。

それまでの漬物と言えば塩漬けや麴漬けが一般的だったそう。縁起のいい名前と新しい味に、明治時代にヒットしたであろうことが、想像できます。

現在では、福神漬けと言えば「カレーのお供」が固定化していますよね。わが家ではカレーの日にしか福神漬けは登場しません。漬物としては登場率が少ない福神漬けですが、酒悦の方が紹介していた炊き込みご飯なら、気軽に活用できそうです!

材料はたった2つ!「福神漬けの炊き込みご飯」を作ってみた!

『所さんお届けモノです!』で紹介されていたレシピでは、炊き込みご飯の具材はお好みでとのことでした。筆者はにんじん、舞茸、うす揚げを用意しました。みなさんもお好きな具材をご用意くださいね。

近隣では酒悦の福神漬けを入手できなかったので、一般的な福神漬けで作ってみます。



【材料】(2~3人分)
お米…2合
水…2合分
福神漬け…120g 
にんじん…1/2本
舞茸…1/4株
油揚げ(うす揚げ)…1/2枚

番組では、「福神漬け…1袋」と記載がありました。インスタグラムを見ていたところ、酒悦の公式レシピアカウントが、今回とは異なる炊き込みご飯のレシピを投稿。そこではご飯2合に対し、福神漬けを120g使っていました。
そこで、今回は120gの福神漬けを使うことに。

1.お米を軽く洗って30分ほど浸水させます。



普通にお米を炊くように準備しておきます。

2.にんじん、舞茸、油揚げ(うす揚げ)はみじん切りにします。



ご飯と馴染むように、にんじんと油揚げ(うす揚げ)を細かく刻みました。舞茸は旨味が出るので、手でやや大きめに裂きました。

3.福神漬けを漬物と汁に分けます。



今回使った福神漬けの汁は、小さじ1杯半くらいありました。

酒悦の福神漬けはしょうゆで漬け込んでいるようですが、こちらの福神漬けはしょうゆの他に赤だいこん色素、パプリカ色素、クチナシ色素が使われていたため、汁が赤っぽい色をしています。

4.炊飯器にお米、2合分の水、福神漬けの汁、切った具材を入れて炊きます。



「福神漬けの炊き込みご飯」の味付けは福神漬けの汁のみ。とても簡単です!



後は炊き込みモードで炊きます。70分後を待ちましょう。

4.炊き上がったら3で分けておいた福神漬けをのせて、4~5分蒸らします。



炊飯器をオープンしたところ。だしやしょうゆなどの調味料を入れていないので、舞茸の香りが優しく広がっています。
ここで混ぜたくなりますが、まだ混ぜませんよ。



福神漬けを上にのせたら、また炊飯器のフタをして、4~5分蒸らしましょう♪

5.蒸らした後に全体を混ぜます。



上にのっていた福神漬けを全体に混ぜ込みます。これで完成です♪

福神漬けならではのポリポリ感が健在。この食感はクセになる♡



福神漬けがたっぷり入った炊き込みご飯が完成しました♪今回使った福神漬けは、やや黄色っぽい色をしていたので、にんじんやうす揚げの色と同じような色合いになってしまいました。

福神漬けの汁を入れて炊いたので、ご飯はうっすらと色づいていますよ。

食べてみると福神漬けのポリポリ感がクセになります♪一般的な炊き込みご飯は具材がやわらかくなり、ご飯と一体感が出ますが、今回のレシピは福神漬けを炊飯後に混ぜているので、歯ごたえが心地よいです!

福神漬けの塩味もご飯に混ぜるとかなりマイルドになり、全体的にあっさりとした味の仕上がりに。だしや調味料を入れなくても、福神漬けの味でおいしくなりました。薄味に慣れている筆者には、ちょうどよい味付けに感じました。

ちょい足しでアレンジしてみた!



福神漬けと言えばやはりカレーが浮かびますよね。もしかしてカレー粉を振っても違和感がないのでは?ということで、カレー粉を2振りほどかけてみました。

食べてみると…。
炊き込みご飯があっさりとしているので、カレー粉をかけても違和感がなく、カレー風味のご飯になったという感じで、おいしくいただけます。口の中で福神漬けがポリポリと音を立てると、カレーを食べているような感覚にも。面白いです。



酒悦の方のおすすめアレンジレシピ「福神漬けの炊き込みご飯」は、調味料いらずでとても簡単に作れました。

今回はスーパーで入手した一般的な福神漬けを使いましたが、酒悦の福神漬けを使うと、もう少ししょうゆの風味が広がるような気がします。

筆者のようにカレーの時にしか福神漬けの出番がない方には、特におすすめのレシピですよ!ぜひ作ってみてくださいね。

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