2023.05.24

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【無料お試し】話題の対話型AI「ChatGPT」を“電話”で体験できる「電話GPT」試してみた♪スゴい回答が!

最近話題の対話型AI「ChatGPT」。チャットに質問を入力するとAIが答えてくれるというサービスで、「おいしいお店を教えて」という簡単な質問から「小説書いて」「英文添削して」「企画考えて」「プログラミングして」などなど…。かなり高度な質問や要望にも答えてくれるんです。そんな「ChatGPT」を“電話”で無料体験出来る新サービスがあるんですって。それが「電話GPT」。3月から開始されたというので、さっそく試してみることに♪

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そもそも「ChatGPT」ってなに?

ChatGPT
画像出典:「OpenAI」公式HP

「ChatGPT」は、人工知能の研究開発機関「OpenAI」が開発した、人間のように自然な会話が出来るAIチャットサービス。チャットテキストに質問を入力するとAIが回答してくれます。対応出来る質問は、プログラミングやデータサイエンスに関するものから、歴史や芸術など文化的なもの、生物学や物理学など科学的なもの、料理レシピやニュース、おいしいお店といった日常的な質問まで、多岐に渡ります。

2022年11月30日にサービスが開始されてから、わずか2か月でユーザー数1億人を突破するほどの人気ぶり。「Twitterでバズる方法を聞く」「記事構成を考えてもらう」「謝罪のメール文章を考えてもらう」「子どもでもわかるように文章を作成してもらう」など、みなさん、いろいろな質問や相談をしているようです。

「ChatGPT」の導き出す回答はクオリティが高く、人間味もあることからSNSなどで話題になっていますが、利用する際の注意点もあるようです。それは、「回答は必ずしも正しいわけではない」ということ。これは開発した「OpenAI」も認めていることのようで、不正確な情報や信頼性の低い情報を生成することもあるとか。「ChatGPT」の回答はすべて正しいわけではないので、自身で内容の真偽を確認することが大切とのことです。

さて、「ChatGPT」についての説明が長くなりましたが、本日の本題に。

電話で「ChatGPT」と会話出来る!新サービス「電話GPT」とは?

電話gpt
出典:https://ivry.work


今回開始された新サービス「電話GPT」は、この「ChatGPT」とチャットではなく“電話”で会話出来るというサービスです。開発したのは都内で自動応答サービスを手がける「IVRy(アイブリー)」。3月13日から無料体験を開始しました。

公開わずか1週間(2023年3月19日時点)で、利用者数が10,000人を突破し、累計通話時間は350時間を超えたそうです。すごい!

電話GPT
出典:https://ivry.work

無料で使えるのは、「ChatGPT」も「電話GPT」も同じですが、メールアドレスや電話番号を入力して会員登録をする必要がある「ChatGPT」と違い、「電話GPT」は会員登録や専用アプリのダウンロードなどは必要ないので、“ちょっと試してみよう”と気軽に使ってみる人が多いのかもしれませんね。

使い方も簡単。固定電話やスマートフォンなどから、「無料体験デモ番号(050-1807-3316)」に電話をかけ、質問するだけ。「ChatGPT」による回答を音声で受けることが出来ます。なお、通話料は利用者負担となるそうです。

では、実際に使ってみましょう♪

「電話GPT」を使ってみた!

電話


「電話GPT」に電話をかけ、いきなり、こんなお願いをしてみました。

「SNSでバズリそうなきゅうりのレシピを考えて」とお願いすると、20~30秒ほど「ChatGPT」が考えて、電話越しにこう回答してくれました。

◆「電話GPT」でのChatGPTの回答
「わたしが調べたところ、最近ではきゅうりのおにぎりがSNSで話題になっているようです。普段のおにぎりとは違う食感と爽やかな味わいが楽しめるそうです」と。

いきなりわたしの主旨とは違う返答が。“すでにバズっているレシピ”ではなく、新しいレシピを考えて欲しかったのよね…。

ちょっとズレた回答をしたChatGPTでしたが、「もう少し具体的に言ってもらえるといろいろなレシピを紹介出来ます」と、わたしの依頼にしっかり応えようという姿勢を見せてくれました。かわいいヤツですね(笑)。

そこで、言い方を変えて「今までにないきゅうりを使ったレシピを考えて」と再び依頼してみました。すると…。

◆「電話GPT」でのChatGPTの回答
「おすすめのアイデアは“きゅうりのカツ”です。きゅうりを薄切りにして、表面に塩をふって水分を抜きます。その後、片栗粉をまぶして揚げ、タルタルソースやソースみそを添えていただきます。サクサクとした食感とさわやかな味わいが楽しめる一品です」と考えてくれました。“きゅうりのカツ”とはおもしろい♪作らないけど(笑)。

ChatGPTの回答を聞くのが楽しくなってきたので、続けて「斬新なきゅうりのレシピも教えて」と聞いてみると…。

◆「電話GPT」でのChatGPTの回答
「最近ではきゅうりのチーズボールが話題になっています。きゅうりをすりおろし、水気をしぼってからクリームチーズと混ぜ合わせ小さなボール状に成形します。その後、片栗粉をまぶして揚げたら出来上がり。外側はサクサクとして、内側はとろけるような食感が楽しめます」とのことでした。

「きゅうりのチーズボールが話題になっている」とChatGPTが言うので、ネットで調べてみましたが、特に話題になっているという情報はありませんでした。でも、なかなかおいしそうですね。

続いては、勉強したくない子どもが言いがちな質問を2つ聞いてみることに。

ひとつめは「どうして勉強しないといけないの?」。みなさんなら、どう答えますか?

◆「電話GPT」でのChatGPTの回答
「勉強することで自分のスキルや知識を向上させ、将来的にはよりよいキャリアや将来の可能性を広げることが出来ます。また、勉強することで自信がつき、新しいことに挑戦する勇気が出るようにもなります」とごもっともなご意見でした。

“勉強することで自信がつき、新しいことに挑戦する勇気が出る”というのは、なかなかいい回答ですね。

ふたつめは「中学で勉強する数学は将来なんの役に立つの?」という質問。

◆「電話GPT」でのChatGPTの回答
「中学で勉強する数学は、さまざまな場面で役立ちます。例えば、ビジネスの世界でデータの解析やプロジェクトの予算管理に役立ちますし、技術系の職種では、設計図の作成や物理現象の理解に必要な知識となります。数学は論理的思考力や問題解決力を養うことが出来るため、どの分野に進んでいくにせよ、基盤となる大切な学問のひとつと言えます」とのことでした。こちらもごもっとも。でも、子どもには難しいかもしれませんね。

そこで、「子どもにもわかるようにもう少し簡単に説明して」とお願いしてみましたが、先ほどと同じような回答をするに留まりました。残念。

今回「電話GPT」を使ってみて、そのまま使える“回答”というより、なにか考える上でのひとつのアイデアや参考にはなりそうかなと思いました。もっともらしいことを流ちょうな日本語で話すので、鵜呑みにしがちですが、「正しいとは限らない」ことを念頭において、あくまで参考程度にするのがよさそうです。

無料で様々な分野のいろいろな質問に答えてくれる「電話GPT」、試してみてはいかがでしょう。晩ごはんを何にしようか迷ったら、ChatGPTに相談してみるのもいいですよね。

<参考文献>
WEB

『NHK NEWS WEB 〜“衝撃度半端ない” 対話するAI「ChatGPT」とは〜』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221209/k10013917101000.html

『SaaSis〜ChatGPTを利用する上でのリスクと注意点〜』
https://saasis.jp/2023/02/25/chatgptの利用するリスクと注意点/

メイン画像:https://ivry.work

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