こんにちは、スーパーの青果部歴10年の青髪のテツです。春らんまん！新じゃがいもの季節になりましたね。ってことで今回は、新じゃがのポテンシャルを100%引き出すレシピ「オーブンポテト」を紹介。その名の通りオーブン焼きにすることで、油で揚げないのにフライドポテト以上のカリホク感をお約束いたします。ノンフライゆえ、たっぷり食べても罪悪感とは無縁ですよん♪
【野菜クイズ】「春の味覚！新玉ねぎを保存するなら…常温or冷蔵？」え、そっちが正解なの!?【青髪のテツ】本格的な春到来！そして、「新じゃがいも」の季節も到来しました！
新じゃがいもは、通常のじゃがいもと比べて皮が薄いので、よく洗うことで皮ごとおいしく食べることができます。
皮ごと揚げたり、皮ごとじゃがバターにするレシピがおすすめですよ！
個人的には新じゃがを皮ごとオーブンで焼く「オーブンポテト」が最高においしいと思っています。
オーブンに入れてほったらかすだけで出来ちゃうお手軽感に加え、油で揚げないのにフライドポテトのような悪魔的なおいしさを引き出すことができるこの一品。
さっそく作っていきますよ～！
外はカリッと！中はホクホク♪「オーブンポテト」材料
新じゃがいも…2個（約100g）
オリーブオイル…適量
塩…適量
ブラックペッパー（粗びき）…適量
乾燥パセリ…適量
作り方1．新じゃがをよく洗う。
2．くし型に切る。
3．水にさらし、5分ほどおく。
4．キッチンペーパーなどで水けをよく拭き取る
5．オリーブオイルを回しかけ、全体を混ぜる。
6．250℃に予熱したオーブンレンジで30分加熱する。
焦げ目がついたらオーブンから出しましょう。
7．塩、こしょう、パセリを適量振りかけたら完成！
う、うまいっ！
油で揚げていないのに表面がカリッとしていて食感サイコー！
真ん中で割るとふわっと湯気がホカホカ上がってくるのもたまらないですね。
これは無限に食べられるお味…！
さらに、コンソメパウダーやチーズソースをかけて食べると、味変も出来ておいしいですよ♪
「新じゃがいも」と「一般的なじゃがいも」の違い…知ってる？
ところでみなさん、「新じゃがいも」と「一般的なじゃがいも」ってどう違うのか、知ってますか？
新じゃがは、じゃがいもの品種ではありません。
一般的なじゃがいもは葉が枯れるまで土の中で熟成されて、収穫されてからも貯蔵の段階でさらに熟成されて出荷されますが、新じゃがは葉が黄色くなった状態で収穫され、収穫後はすぐに出荷されます。
一般的なじゃがいもは、貯蔵がきくので年中出回りますが、新じゃがは春のこの時期しか出回りません。
また、一般的なじゃがいもの産地は、シェアの大半を北海道が占めていますが、新じゃがは、長崎県、鹿児島県が主な産地です。
11〜1月に作付けし、3〜5月に収穫しています。
味わいも、新じゃがと一般的なじゃがいもではかなり違います。
一般的なじゃがいもはしっかり熟成されている分、味がしっかりしていて皮も厚いんです。
一方で、新じゃがは、熟成の工程を省いているので、一般的なじゃがいもと比べるとデンプン量が少なく味は淡白。そのぶん皮が薄く、やわらかいという特徴があります。
季節限定の新じゃが、今のうちにたくさん食べて～！
一般的なじゃがいもにも、新じゃがいもにもそれぞれ良さがあるので、用途や好みで選んでください。
ただし、新じゃがは春しか出回りません。今回のオーブンポテトなど、素材の味を生かしたレシピでた～っぷり味わってくださいね。
ちなみに、新じゃがは、光に当たり続けると緑化しやすいという弱点があるので、保存するときは1個ずつ新聞紙などでつつみ、保存袋に入れて、野菜室で保存することをおすすめします。下記の注意点を参考にしてください。
※じゃがいもを皮ごと食べる際の注意点
じゃがいもには、炭水化物やビタミンなどの栄養が豊富な反面、微量の天然毒素が含まれます。食中毒を防ぐために以下の点に注意してください。
1．緑色に変色していたり、芽が出ていたりするじゃがいもはその部分を含めて大きめに取り除きます。全体に緑色だったりあちこち芽が出ていたりする場合は、食べないようにしましょう。
2．体の小さな子どもは、大人より食中毒になりやすいので、皮つきのじゃがいもを食べさせないようにしましょう。
3．皮つきのじゃがいもを大量に食べないように注意しましょう。
4．じゃがいもを買ったら長期保存せず、できるだけ早く食べるようにしましょう。
5．家庭菜園や学校などで栽培したじゃがいもは、かならず皮を剥いてから食べましょう。
