2023.05.07

食べる

え、出がらし茶葉がご飯のお供!?「茶殻ふりかけ」作ってみた!旨味じんわりで米足りぬ♡【料理コン入賞作】

地元産の農畜産物を活用したレシピを、毎年募集している「ザ・地産地消料理コンテスト」。今回は、2022年に「10分でできる副菜部門」で最優秀賞を獲得したレシピを実際に作ってみました!その名も「SDGs 大和茶まるごと!茶殻ふりかけ」。普段は捨ててしまうお茶殻で作る、エコなふりかけのようですが…正直味の想像がつきません。本当にご飯に合うのかしら!?さっそく作って確かめよ♪

【農家の始末料理】捨てるなんてモッタイナ♪かぶの葉で「ふりかけ」作ってみた!ご飯もおにぎりも進んで尊い♡

渋味ゼロのヘルシー味♡「SDGs 大和茶まるごと!茶殻ふりかけ」


このレシピの「大和茶」とは、自然豊かな山間部で栽培される奈良県産のお茶のこと。爽やかな味わいとすがすがしい香りが特徴のお茶ですが、飲んだ後の茶殻も味わってほしいという思いから、大学生が考案したレシピだそうです。大和茶に限らず、緑茶なら何でも使えそうですね~。

ただ、出がらしの茶葉を使うと聞いたとき、最初に思い浮かんだのは「なんだか渋そう」という印象(すみません汗!)。でもコンテスト最優秀賞だしな…とにかく作って味わってみます!



【材料】(4人分)
緑茶の茶殻…12g
にんじん…20g
かつお節…2パック(1パック1.5g)
白いりゴマ…3g
ちりめんじゃこ…6g
桜エビ…3g
白だし…20ml
ゴマ油…大さじ1

(以下お好みで)
梅干し(カリカリ梅など)…適量
しば漬け…適量

※今回は、大和茶ではなく、家でいつも飲んでいる緑茶の茶葉を使用しました。

【作り方】
1.
茶殻はキッチンペーパーに包んで軽くしぼり、にんじんは洗って皮ごとすりおろして水気をよくしぼる。

2.フライパンにゴマ油を弱めの中火で熱し、茶殻とにんじんを加えたら、パラっとするまで3~4分炒める。



3.2にかつお節、白ゴマ、ちりめんじゃこを加えて、弱火で3分ほど炒める。



4.3に白だしを加えてひと炒めしたら、火を止めて桜エビを加えてひと混ぜしたら出来上がり。





何だか高級ふりかけのビジュアル…。さっそくご飯にのせていただきまーす!

んん!!これ、すごーく上品なお味がします!
噛むたびに、じんわりとした茶葉の旨味がひろがり、ちりめんじゃこや桜エビが程よいアクセントになるので、ご飯にめちゃくちゃ合う♡白だしが素材のおいしさを引き出しています。
気になっていた茶殻の苦味や渋味は全くといっていいほどなく、茶殻入りと言われないと分からないくらい。



次はレシピ考案の大学生がおすすめしていた「しば漬け」や「カリカリ梅」をのせてみますね。
色も鮮やかになって食欲が出ます。食感が変わるので、あっという間にご飯をペロリ(笑)。

炊きたてのご飯とこのふりかけがあるだけで、大満足のごちそうになりました。
はい、リピート決定☆文句なしに美味しいです。これからは茶殻はとっておきます!



SDGs目標12のターゲット「3.食品ロスの削減」の観点から、普段捨ててしまう出がらしの大和茶殻を再利用できないかと考えたことが、このレシピ誕生のきっかけだそう。茶殻を食べることでお茶には抽出されない脂溶性ビタミンや、カルシウムなどの栄養素を摂取することができるそうです。
確かに、食べているとぐんぐん健康になれそうな味わいでした!

10分で出来ます!と言いたいところですが、私は水分をあまり絞らずに作ってしまいパラパラになるまで時間がかかってしまいました。茶葉とにんじんの水気はよくしぼるのがポイントです。そうすれば10分以内でできますよ。

※茶殻を食べる際の注意点
・時間が経過した茶殻は、たんぱく質の腐敗やタンニンの発生などが進んで有毒になるため、必ず入れたての茶殻を使用してください。
・一度にたくさん食べるとカフェイン中毒を引き起こす可能性があるため、食べすぎには注意しましょう。


「ザ・地産地消料理コンテスト」は、JAグループの出版・文化団体である一般社団法人 家の光協会と、JAを中心に食・農業などに関する活動を行う「JA全国女性組織協議会」の主催で、毎年開催されているレシピコンテストです。
今年度の「第21回ザ・地産地消料理コンテスト」は、5月8日(月)から募集スタート!
興味のある方は、下記URLをチェックしてみてください。
https://www.ienohikari-koubo.com/ryouricon/


※募集締め切りは8月18日(金)です。

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