独特な香りとシャキシャキの食感が特徴のセロリ。買ってすぐに食べない場合、保存方法によっては、そのみずみずしさが失われてしまう可能性大なんだとか!岡山県のセロリ農家・高越友紀さんによると、冷蔵庫に入れるとき、買ってきた袋から「出す」か「出さない」かで長持ちする期間が変わってくるそうですよ。果たしてどちらが正解なのでしょう?
【シン・とん平焼き】キャベツじゃなくて「セロリ」で焼いてみた!セロリ×ソースの掛け合いが神♡【農家直伝】Qセロリを長持ちさせるなら、買ってきて袋から…
① 出す② 出さない↓
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セロリ農家のおすすめは…
「② 出さない」でした!
「セロリは、成分の約95%が水分。収穫するとどんどん水分が抜けていきます。とくにスーパーなどで1本ずつ株分けされて売られているものは、水分が抜けやすいんです。セロリはもともと食物繊維が多く、水分が抜けると筋っぽくなるので、水分が抜けないようにすることが大事。すぐに食べなければ、買ったまま袋から出さずに野菜室で保存してください」(高越さん)
濡らした新聞紙&霧吹きでさらに水分をキープセロリを入れてある袋は、品質保持のために水分が抜けにくいものが多いそう。でも、どうしても日が経つにつれて水分は抜けるので、対策が必要だとか。
「セロリは冷たい場所を好むので野菜室に入れるのがベストですが、冷えている分、乾燥しがち。できるなら、水で濡らした新聞紙を袋の上からかけておくといいですね」(高越さん)
「葉の部分が明らかに乾燥しているなら、霧吹きで水をかけてあげるのも手です」(高越さん)
生育環境と同じ状態になるように立てて入れる「これはどの野菜にもいえることかもしれませんが、畑で植えられていた状態で保存する方が長持ちするといわれています。なので、できるだけ立てた状態で保存しましょう」(高越さん)
でも、冷蔵庫の大きさによっては、丸ごと立てて保存するのが難しい場合も…。
その場合は、葉と茎に分けて、それぞれを濡らしたキッチンペーパーなどで包み保存袋に入れて、立てて保存するといいそうです。