2023.07.20

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【群馬ケンミン熱愛】ご当地グルメ「桐生ポテト焼きそば」に挑戦♪麺の極上食感はフライパン2つ使いが秘訣

3月11日放送のバラエティ番組『ジョブチューン』では、企業VS企業によるアレンジ焼きそばレシピ対決を放送。対決に挑んだのは、築地銀だこで商品開発を手掛ける安住健治さんです。群馬県桐生市のご当地グルメ「桐生ポテト焼きそば」で、真っ向勝負していましたよ。そこで披露していた、フライパンでも高温の鉄板で焼いたように作るコツは、目からウロコ!じゃがいも入りの焼きそばも食べたことがないので、作ってみることに♪

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「ポテト入り焼きそば」は群馬県桐生市や栃木県足利市で見かけるご当地焼きそば



画像出典:photo AC

3月11日放送の『ジョブチューン』で、築地銀だこの安住健治さんが作っていたのは、焼きそばにじゃがいもがごろっと入った「桐生ポテト焼きそば」。これ、桐生市や足利市のご当地焼きそばだそうです!

このポテト焼きそば、元々のルーツはじゃがいもと長ねぎのソース炒めだそう。子どものおやつとして食べられることが多く、「子どもの洋食」なんて呼ばれていたそうですよ。
それをお祭りの屋台などで出していたのが、同じように屋台で出されていた焼きそばといつの間にか合体した…という説を見つけました。

ちなみに、このポテト入り焼きそば、番組では群馬県桐生市のご当地焼きそばとして紹介されていましたが、さらに調べてみたら、桐生市のお隣・栃木県足利市など栃木県南部でも食べられているんですって!

栃木県南部では、大正時代初期にじゃがいもがよく食べられていたとのことで、やはりこちらも、子どもたちのおやつとして食べられていた、じゃがいもと長ねぎの炒めものにソースをかけたものが、そのルーツ。それが戦後に焼きそばと合体し、「ポテト入り焼きそば」が誕生したようです。

それにしても…。
築地銀だこはたこ焼き店として知られていますが、なぜ焼きそばなの?と疑問が浮かびますよね。

実は築地銀だこは元々、焼きそば専門店だったそうで、群馬県桐生市に1号店がありました。つまり「ポテト入り焼きそば」が愛されている街に縁があるのです。そのため、焼きそばアレンジ対決では、桐生市のご当地グルメで勝負したという次第。

筆者は「ポテト入り焼きそば」を食べたことがないので、作ってみたいと思います♪

フライパン2つで高温をキープ!築地銀だこ流「桐生ポテト焼きそば」に挑戦!



【材料】(1人分)
マルちゃん焼きそば…1玉 ※粉末ソース1袋も使用
豚バラ薄切り肉…60g
ラード…26g ※7g、7g、7g、5gに分けておく
じゃがいも…130g
もやし…100g
キャベツ…50g ※今回は葉1枚使用
コーン(缶詰)…30g
ウスターソース…24g
ゆであずき(缶詰)…15g
塩・こしょう…各0.1g
紅しょうが…10g
青のり…0.1g

1.じゃがいもをよく洗い、皮付きのまま蒸します。



時短のため、今回はラップに包んで電子レンジ(600W)で6分加熱しました。

2.蒸したじゃがいもの皮を剥き、食べやすい大きさに手で割ります。



じゃがいもが熱いので、気をつけて皮を剥いてくださいね。手で食べやすい大きさに割ると断面がデコボコになり、ソースと絡みやすくなりますよ。

3.フライパンを2つ用意します。それぞれに時間差でラード7gを引いて中火で温め、片方のフライパンで焼きそばを焼き、ある程度ほぐれたらもう片方のフライパンに移してしっかりと焼きます。



フライパンは具材を入れると温度が下がるため、熱いフライパンをもうひとつ用意しておき、同時に2つのフライパンで焼きそばを炒めることで鉄板で焼いたような仕上がりになるそうです。

まずは右側のフライパンで焼きそばを2分ほど炒める間に、左側のフライパンにラード7gを引き、中火で温めておきます。そして…!



ある程度炒めた焼きそばを、温めておいた左のフライパンに移して炒めます。左側のフライパンはすでに温まっているので、焼きそばを移し入れたら、パチパチと弾けるような音がしました。
そうして、今度は左のフライパンで焼きそば3分ほど炒めます。その間に、再び右のフライパンにラード7gを引いて温めておきましょう。

4.ラード7gを引いて中火で熱しておいたフライパンに移し、最後にしっかりと焼き上げます。



左のフライパンで炒めた後は、再び、右のフライパンに焼きそばを移動。最後に右側のフライパンで焼きそばを3分ほど炒めます
つまり焼きそばは、トータルで8分炒めることになります。
左右のフライパンともラードをたっぷりと引いたからか、焼きそばに焼き色はそれほど付きませんでした。炒め終えた焼きそばは、一旦お皿に取り出しておきます。

5.最後に焼きそばを炒めた方のフライパンに豚肉を入れて、塩とこしょうを振り、カリカリになるまで炒めます。



ということで、右側のフライパンで具材を炒めることに。今回、お肉は豚バラ肉を使ったので、脂がたくさん出て、3分ほどでカリッと焼けました。
炒め終えたら、お肉はお皿に取っておきます。

6.ゆであずきをザルで濾し、ウスターソースに加えてよく混ぜます。



缶詰のゆであずきを使いましたが、汁気はあまりなかったので、ザルで濾すことはせず、そのままウスターソースに加えました。ゆであずきの甘さでウスターソースの酸味が和らぐそうですよ。この組み合わせは驚きですが、砂糖の代わりと思えば不思議ではないですね。

7.5で使ったフライパンに、ラード5gを入れて中火で熱し、2のじゃがいもと6で作った、ゆであずき入りソース少量を加えて炒めます。



豚バラ肉を炒めた後だったので、脂がたくさん残っていたため、ここでラード5gは不要のように感じましたが…。ラードを準備していたので、フライパンに残った脂をふき取ってからラードを引きました。

ゆであずき入りソースを少し加えて炒めると、すぐにじゃがいもがソースを吸いました。炒めたじゃがいもはお皿に出しておきます。

8.先ほどのフライパンを中火で温め、もやし、キャベツ、コーンをしんなりするまで炒め、7のじゃがいも、5の豚肉、4の焼きそばを加えて炒め合わせます。



野菜は中火で3分ほど炒めるとしんなりとしたので、豚肉、じゃがいも、焼きそばを加えて2分ほど炒め合わせました。

9.粉末スープとゆであずき入りソースの残りを加えてしっかりと混ぜ合わせます。



付属の粉末スープとあずき入りソースを加え、1分ほど炒め合わせたら完成です!器に盛って紅しょうがと青のりをトッピングします。

じゃがいもがほっくほくで甘い♪麺はもちもち&ソースはマイルドな味わい!



フライパン2つ使いで作った築地銀だこ流「桐生ポテト焼きそば」です。大きめサイズのじゃがいもが目を引きますね。食べ応えがありそう♪



まずは麺からいただきます!噛んでみると、かなりもっちもち!ラードをたくさん使って高温で焼いたからなのか、麺のほぐれがよく、表面がつるっとしています。いつも作る焼きそばとは食感が違って、とてもおいしい!



次はじゃがいもをいただきます。ほっくほくの食感でおいしい!表面はソース味が染みていますが、中はじゃがいもの甘さがしっかり。

じゃがいも入りの焼きそばを初めて食べましたが、じゃがいもにソースの味をしっかりと絡めることで、違和感なく焼きそばの具として成立していました。ボリューム感もアップしてこれはとてもいいですね!

ソースにゆであずきを加えたことで、付属の粉末スープとウスターソースのスパイシーさがほんのりと和らいで、まろやかになっているように感じました。

築地銀だこ流の安住さん考案「桐生ポテト焼きそば」は、アツアツに温めたフライパン2つを交互に使って焼きそばを炒めることで、高温の鉄板で焼いたようなおいしさを引き出すことが出来ました。

フライパンを2つ使って調理するのが面倒なら、ホットプレートを使えば高温調理が叶うと思います。蒸したじゃがいもやあずき入りのウスターソースは、築地銀だこのアイデアなので、ぜひマネをして、おいしい「桐生ポテト焼きそば」を作ってみてくださいね。


<参考文献>

「オムライス食べ歩きの道…【オムの細道】〜桐生のソウルフード、ポテト焼きそば。〜」
https://huwatorovajiina.blog.fc2.com/blog-entry-1769.html

「とちぎ旅ネット〜足利のポテト入り焼きそば〜」
https://www.tochigiji.or.jp/spot/s10627/

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