2023.07.10

遊ぶ・休む

初めて鍬を手に農作業してみた!まずは「土ならし」と「通路作り」に挑戦♪【にちにち農ガールの活動レポ】

フリーモデルをしている、まゆです!2023年夏も”にちにち農ガール”企画がスタートしましたよ~!今回ご縁があり、あたらしい日日編集部の農ガール2期生に決まったんです。一緒に農作業をするのは菱山さん。今日は農作業第1回目です!まずはオリエンから始まって雑草取りから土ならし、苗植えまでをするみたい。野菜作りは初めてなのでドキドキなんです。まったくのド素人なのでどんなふうに進んでいくのか…。さっそく紹介していきます!

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どうして野菜作りにチャレンジ?

フリーモデルをしているまゆです。普段はライブ配信やSNSを通して自分を表現したりしています。今年の4月からは農家さんをはじめ第一次産業に携わる方を取材して記事を書く、ライターのお仕事もしています。

わたしがにちにち農ガールに応募したきっかけは、昔から野菜作りに興味があったから。ただ、虫が苦手だったので、実家にいるときは両親が育てている野菜に水やりをする程度(笑)でした。

そうそう、幼少期には田植え体験をしたことがありましたね。両親の実家が畑や田んぼを持っていたので、そこで。でも大きくなるにつれ、田んぼに入る機会や野菜を育てる機会がなくなり…。

そんななか、昨年の夏頃に素敵な方との出会いがあったんです。その方と話をするうちに、農業や第一次産業に興味が沸き、今年の4月からその方と一緒に農家さんや猟師さんに会いに行くようになりました。と同時に、第一次産業について勉強をするようにもなりました。

いま関わっている仕事は、大学生くらいから30代の若者に農業や漁業について伝えることです。仕事を続けるうちに、わたし自身も農作業を実際にやってみたいという欲が出てきたという感じです。 

そんな折、あたらしい日日編集部から「貸菜園で農作業をしてみませんか?」という最高のお誘いをいただき、「これだー!」と即決!(笑)。今まで作ったことのない野菜も育てられると聞いてワクワクしっぱなしなんですよ。

農業をやってみたいという思いがあったものの、なかなか前に踏み出せなかったのが、こんなカタチで叶うとは。とってもいい機会をいただいたと思っています。

という事情とわたしの強い思いか・ら・の~、今日を迎えられたことが本当にうれしい!

ではさっそく、初日の作業をお伝えしますね!

農作業をするのは「アグリス成城」の貸菜園

アグリス成城の外観
駅から見えるアグリス成城の外観

今回からお世話になるのは、小田急線の成城学園前駅西口のすぐ目の前にある「アグリス成城(AGRIS SEIJO) 自然とふれあえる駅チカ貸菜園」さん。

貸菜園と聞くとそんなにきれいなイメージがなかったのですが、いざ到着してみるととても可愛くてきれいな外観に驚き!



2階建ての建物になっていて、1階部分には観葉植物やお花などが並びお花屋さんのようです!
2階部分は更衣室やシャワールームもあり、女性にはとってもありがたい♡

オリエンテーションからスタートです!


左:筆者 中央:支配人の森口さん 右:一緒に作業をした菱山さん

着替えが終わると、まずは支配人の森口さんからオリエンテーションを受けます。
アグリス成城の施設についての説明から、野菜の種類、道具の使い方などを丁寧に詳細に教えていただきました。

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充実のオリエンテーションで、いろいろなことがわかりました。例えば、これまで肥料はどの野菜にもあげた方がいいのだと思っていましたが、実はそうではないんだとか!

肥料が好きな野菜もいれば、嫌いな野菜もいるんですって。また、野菜によってあげるべき量もきっちり決まっているとも知り、とても驚きました!

ナスは肥料が大好きですが、さつまいもは肥料が嫌い。
トマトは肥料は好きですが、追肥の効きすぎには注意する…などなど。
野菜にもそれぞれ個性があり、好みも全く違うということがよ~くわかりました。

オリエンテーションが終わったら、さっそく畑に移動!



畑までの道もとてもきれいに舗装されていて、この先に畑があるとは思えない。
畑の入り口にはカードキーで開けるドアがついており、防犯面でも安心です!

この防犯設備のおかげで不審者は入ってこないものの、カラスなど“歓迎できない訪問者”は入ってきてしまうことがあるそう。
おいしく実った野菜だけを器用に選んで食べてしまうんだそうです…!



そうこうしているうちに、畑に到着。あたらしい日日編集部の畑はまだ更地です。
ちなみに雑草ボーボーだったそうですが、今日のために森口さんが取ってくれたんだそう。
周りの畑にはすでに緑の葉っぱがたくさん茂っていて、なんだかやる気が湧いてきました!

そうそう、畑作業の前に。まずは今日のために用意した農作業ファッションを紹介しますね♪



■レディースガーデニングサロペット…ワークマン女子 ¥2,900

■帽子…姉のお下がりでブランド不明
■Tシャツ…earth music&ecology ¥1,000
■手袋…ダイソー ¥110
■長靴…アグリスで借りたもの

いかがでしょうか?(笑)

農作業できる服を持っていなかったため、母親と相談しながらワークマン女子へ。
お店には、可愛い色合いの日焼け対策アイテムや普段使いしやすそうなスカートやTシャツもたくさんあり驚きでした!
今回選んだのはガーデニングサロペット。
大きなポケットもたくさんついていて、本格的な農作業をする方にもおすすめのアイテムで気合十分です!

まずは土ならしから

土ならしをする前に、雑草取りからスタート。
今回はあまり雑草がなかったのですが、普段はたくさん生えていて雑草取りの作業だけでも一苦労とのこと…。
森口さん、ありがとうございます。



根っこがしっかりついた雑草も取れて気持ちがよかったです(笑)。

雑草を抜き終わったら、本格的に土をならしていきます。

と、その前に今回育てる野菜の紹介です!



今回は「サツマイモ」「二十日大根」「ミニトマト」「バジル」「カボチャ」「ナス」「パプリカ」「ピーマン」を育てていきます!想像以上の野菜の量にワクワク…。

さて、お次は肥料のお話。先ほどオリエンテーションで聞いた、野菜にも肥料の好き嫌いがあることを思い出してください。これから土をならしていくのですが、その前に、肥料が好きな野菜たちを植える土に肥料を含ませていきます。

こちらが今回使う肥料です!


有機の固形肥料!

想像していた肥料と違う姿に驚き!チョコレートみたいでおいしそう…(笑)。

アグリス成城では、有機肥料を用意してくださっているとのこと!
よく使われている化学肥料よりもじわじわと効果が持続し、誤って量を与え過ぎてしまった場合にも害が出にくいそうです。

今回育てる「サツマイモ」は肥料が嫌いなため、肥料はやらないです。
それ以外の、肥料が好きな野菜のためにこちらの肥料を使います。畑の3分の2くらいのスペースに蒔きます。 作業していると土の匂いがしてきて、なんだか気分が上がってきましたよ~(笑)。



肥料を蒔き終わったら、ついに土ならしがスタート!

初めての鍬を使っての作業にドキドキ…。
「しっかり深くまで振り下ろして、手前に引いていくといいですよ〜」と支配人の森口さんにレクチャーを受けながら、いざチャレンジ!


意外と足腰にくる…(笑)。

想像してたよりも鍬が重くて驚きましたが、意外と楽しい♪天気も良くて、気分は軽やか♪

少し汗ばみながらも、なんとか畑一面をうまく耕すことができましたよ。

鍬で土を耕した後は、「レーキ」という農具を使って土を平たくならしていきます。
「鍬」は何度か見たことはあったのですが、「レーキ」とは初対面…


こちらが「レーキ」。土の表面をならす農具です!

こちらの使い方も、森口さんのレクチャーを受けながら挑戦していきます!

意外と簡単そう?と思いきや、これがまた難しい…。
「レーキ」が重くて力をうまく入れることができず、平らにならす作業なのにデコボコになってしまう…。ようやく「きれいにできた!」と思い一歩離れて見てみると「あれ…またデコボコ?」と…(笑)。

その後、森口さんにもご協力いただきながら、なんとか土ならしを終えることができました!

土の準備ができたので、最後は通路作りです。
一つの畑を3つの区画に分けて野菜を植え付けていくため、長方形の畑を横に3等分して、通路を2本作ります。
女性の足のサイズの平均が24㎝なので、約4つ分並べると3分の1の幅になるそう。
ということは、畑の端から4つ分歩いた地点に通路を作るんですね。さらに4つ分歩くと、もう1本の通路を作る地点になります。



通路の作り方はとっても簡単で、土を足で踏み固めていくだけ!


横2.5m×縦3mの畑を3等分に区切ります。

かかとに体重をかけて歩くとしっかり通路が作れる、というアドバイスを受け、ペンギンになったつもりでしっかり通路を作っていきます。



「上手にできた~」と思いきや、振り返ると「曲がってる…」。意外とまっすぐ歩くのは難しい。簡単にはいきませんでした…(笑)。

少し汗ばむくらいまで踏み続けたら、なんとか通路が完成しました!

ここまでできたら、やっと蒔き植え付けです!

今回土ならしをして、野菜もいろいろと植えましたよ。苗植えは一緒に作業を体験した菱山さんの記事を要チェックです!

わたしは種から蒔いた「二十日大根」を紹介しますね。
二十日大根は畑の左端に蒔きました。二十日大根は名前の通り、20日ぐらいで収穫できるんだそう。

まず、この種の色にびっくり!青い!


二十日大根の種

種まきの方法にも「条まき(すじまき)」「点まき」「ばらまき」の3種類あるんだそう。今回の二十日大根は「条まき」で蒔いていきます。
条まきとは、支柱でまき溝を作り1列に種を蒔く方法です!

支柱を使って土に溝を掘ったら、ひたすら丁寧に一列に種を置いていくだけ。
一粒ずつ1cm間隔で植え付けていくため、性格が出るそう…(笑)。
集中しなくては…!


1cm間隔で一粒ずつ置いていきます。

集中して種を置いた後は、上から軽く土を被せ手で軽く押さえます。

芽が出る頃に上手に種を置けていたかがわかるそうなので、ドキドキです…(笑)。

初の農作業を体験して



初めての農作業だったのでとてもドキドキしていたのですが、いざ始めてみると…もう楽しくて仕方がない♪土や葉っぱの匂いを嗅ぎながら体を動かし、汗をかくことで、気持ちがすっきりして心も体もリフレッシュできました!

日々の生活のなかに「農作業」が入ることで、こんなにもリセットできるなんて!大好きな野菜も作れちゃうなんて!

家の近くにアグリス成城があったら個人的に通いたいくらいです(笑)。

今回はまだそんなに日差しは強くなかったのですが、
次回はさらに暑くなりそうなので、日焼け対策もより気合を入れないと…!


次回もこれから成長していく野菜たちにご期待ください!


※【東京農ガール】プロジェクトに参加したい農業初心者の女子を募集しています!詳しくはあたらしい日日のウェブサイトの「お問い合わせ」にご連絡ください。

アグリス成城

AGRIS SEIJO

都心にある駅近の貸菜園です。
TEL: 03-3482-0831
東京都世田谷区成城5-1-1
小田急線「成城学園前」駅西口正面
通常:9:00~18:00
夏季:8:00~19:00(6/1~8/31)
冬季:9:00~17:00(11/1~2月末)
※諸事情により営業時間が変更になる場合があります。詳細はHPかお電話にて確認ください。
https://agris-seijo.jp/

写真/野口 花梨

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