「米と卵だけでまるで高級海鮮炒飯の味」ってどういうこと？？？この発言のヌシは、料理研究家のリュウジさん。いつも目から鱗のアイデアで、簡単でおいしい料理を教えてくれるリュウジさんですが、お米と卵で“高級海鮮炒飯”は、いくらなんでも…ねぇ。どうやって作るのか全く想像できませんでしたが、秘策を聞いて合点がいった！タイの魚醤（ナンプラー）を使うんですって。確かに、海鮮系の旨味が加わるかも。作ってみよう♪茹で時間30秒！リュウジさんの「虚無ぞうめん」に挑戦♪圧倒的な麺のコシとかつお風味の優しいお味♡X(旧Twitter）で人気の「虚無炒飯」のレシピ♪「虚無炒飯」を紹介している、料理研究家リュウジさんのPostはこちら。
Postを見た人からは「是非、作りたいと思う一品だなぁと思いました」「ナンプラー初めて買ってみました！絶望海鮮炒飯作るの楽しみです」「早速作りましたが最高に美味しかったです！」といったコメントが届いていました。
「虚無炒飯」の「虚無」とは、やる気が出ないときでもパパっと作れるリュウジさんのレシピシリーズ。材料も少なくて簡単に作れるので“虚無シリーズ”は大人気。この「虚無炒飯」は、リュウジさんのYouTubeチャンネルでも紹介されていて、170万回以上も視聴されている大好評レシピなんです。 具は卵だけなので、100円以内で作れるのも魅力です。
高級海鮮炒飯の味!?「虚無炒飯」材料と作り方
【材料】1人分卵…2個
ご飯…200g
ラード…大さじ2
◆卵の下味
ナンプラー…大さじ1/2
うま味調味料…3振り
◆炒飯の味付け
ナンプラー…小さじ1
オイスターソース…小さじ1/2
うま味調味料…4振り
黒こしょう…適量（いつもの3倍くらいの量）
酒…大さじ1
◆味変
ラー油もしくはゴマ油…適量
【作り方】1．卵に下味をつけます。器に卵1個を割り入れ、ナンプラー、うま味調味料を加えてよく混ぜます。
2．ボウルにもう1個の卵を割り入れて、よくときます。
そこに、温かいご飯を入れてよく混ぜます。
3．フライパンを火にかけ、ラードを入れてとかします。火加減は言っていなかったので強めの中火にしました。
炒飯を作る時は、熱がこもりやすい大きめのフライパンを使うのが良いとのこと。わが家のフライパンは大きめのものがないので、直径約26㎝のいつものフライパンを使います。
ラードがとけたら、
1を入れ、2回ほど混ぜたら、すぐ、
2を入れて炒めます。
全体が混ざったら、炒飯の味付けをします。ナンプラー、オイスターソース、うま味調味料、黒こしょうを入れ、パラパラになるまで炒めます。
2分ほど炒めたらパラパラになってきたのでこれでOK。
最後に酒を加えて、サッと混ぜて、お皿に盛り付ければ出来上がり。お酒を入れることで、お米をしっとりさせるそうです。
調理時間は4分。めちゃめちゃ早い！あっという間に出来ました。材料を切る必要もないので、お腹がペコペコで「すぐ食べたい」ときにもぴったりですね。
ナンプラー独特の香りがするので、苦手な人はいそうですが、わたしは好きなので問題なし。
では、いただきます！
おお～、おいしい！最後に入れたお酒のおかげなのか、ご飯はパラパラですが、パサつきはなくしっとりしています。「あれっ？エビ入っている？」と思うほど、海鮮炒飯的な味わいは確かにあると思います！すごいぞ、ナンプラー！
多めに入れた黒こしょうとナンプラーの相性は最高。スパイスの効いた東南アジアのエスニック料理の雰囲気があります。シンプルな材料ながら、味に複雑さを感じるのはナンプラーのおかげですね。
炒飯の味付けと、具として入れた卵、どちらにもナンプラーを使っていますが、具の卵の方がナンプラーの塩味が効いているので、それが炒飯のアクセントになり、味にメリハリがついて◎。
ナンプラー独特の香りが強いと思ったら、ラー油かゴマ油をたらすとよいそうです。ナンプラーの香りは特に気になりませんが、ラー油をかけて味変してみることに。
おお～、ラー油をかけると辛味と香ばしさがプラスされて、より複雑な味わいになって美味。黒こしょうの辛味とラー油の辛味で汗がじわりと出てきます。暑い日に汗をかきながら、ガツガツ食べたい炒飯ですね。
「シンプルイズベスト」とはこの「虚無炒飯」のためにあるような言葉。ご飯と卵、そして、ナンプラーでここまで味わい深い炒飯ができるとは驚きです。この炒飯をベースにエビや長ねぎといった具材をプラスしても良さそう。
ナンプラーでシンプルな炒飯を高級海鮮炒飯風に仕上げる、リュウジさんの「虚無炒飯」。おいしくて、3分ほどで出来る爆速レシピなので、お腹がペコペコで「すぐ食べたい」ときにぜひ、お試しあれ。もちろん、時間に余裕があるときにもぜひ！
