2023.08.20

食べる

まさかのカレー+きゅうり!?「きゅうりのキーマカレー」に挑戦!シャクシャク食感ちょい残しがイイ♪【農家直伝】

「きゅうりってカレーに入れるのもアリなんですよ!」と驚きの情報を教えてくれたのは、愛知県・JA西三河きゅうり部会青年部の安藤さん。「えっ、付け合せのサラダじゃなくて?」と言うと、帰ってきたのは自信満々な笑顔。ということで教えてもらったのが、「きゅうりのキーマカレー」のレシピ!“カレーは何をいれてもおいしい説”がありますけど、きゅうりにも通用するのかどうか、さっそく確かめてみますね♪

え、きゅうりを炒める!?「きゅうりとエリンギのめんつゆ炒め」作ってみた!5分でパリッとコク旨♡【農家直伝】

JA西三河きゅうり部会青年部が考案する、オリジナルきゅうりレシピ



愛知県西尾市は、温暖な気候と冬の日照時間が長いことから、きゅうりを始めとするさまざまな農産物が栽培されています。
JA西三河きゅうり部会は、西尾市のきゅうり生産者40人で組織しており、11~6月に旬を迎える「冬春きゅうり」を年間約3,000トン生産。同部会青年部では、「夏以外でもおいしくきゅうりを食べてほしい」という想いから、SNSできゅうり料理のレシピを多く紹介しているそう。



「これまで色々なきゅうり料理を作ってきましたが、キーマカレーは入門編としてもすごくいいですよ!最初はきゅうり1本で作ってみるのが良いかもしれませんが、個人的にはもっと入れても全然OK。角切りにしたきゅうりの食感と、旨味たっぷりなカレーのハーモニーを楽しんでください」
と熱く語るのは青年部のレシピ開発担当・安藤元哉(あんどう・もとや)さん。

今回教えてもらった「きゅうりのキーマカレー」は、きゅうりに火を通して食べるのが初めてな人にもおすすめのレシピなんだそう。

きゅうり栽培のプロ、そして料理もたくさん作ってきた人が言うんだから間違いないのかも…と、だんだん気になってきました!よし、作ってみよう!

煮込み時間10分!「きゅうりのキーマカレー」



材料(4人分)
きゅうり…2本
カレールウ(市販・中辛)…1/2箱
牛ひき肉…200g
玉ねぎ…1個
にんじん…1/2本
カットトマト缶…1/2缶
しょうが(チューブ)…小さじ1/2
にんにく(チューブ)…小さじ1/2
クミンパウダー…小さじ1
サラダ油…大さじ2
水…200~300ml
温泉卵(お好みで)…4個

作り方
1.きゅうりは1~1.5cmの角切りにし、玉ねぎとにんじんはみじん切りにする。





2.フライパンにサラダ油を熱し、1の玉ねぎとにんじんを入れて良く炒める。火が通ったら、ひき肉、しょうが、にんにくを加えて肉の色が変わるまでよく炒め、最後に1のきゅうりを加えて軽く炒める。









食感を残すために、きゅうりを入れたら軽く炒めるだけでOK。

3.2にクミンパウダーとカットトマト缶を加えてさっと和えたら、水を加える。沸騰したらアクを取り、フタをして弱火〜中火で5分煮込む。







アクをとって煮込みます。



4.いったん火を止め、ルウを溶かし、弱火で5分ほど煮込む。



5.皿にご飯を盛り、カレーをかける。お好みで温泉玉子をのせる。



温泉卵をトッピング~!!



ついに完成!煮込み時間が短いので、あっという間に作れちゃいました♪
話を聞いた時はびっくりしましたが、カレーのいい香りが部屋中に広がってお腹がグーグーです(笑)。
いざ、実食!



コロコロの角切りきゅうりは、シャクシャクした食感が残っています!
生で食べる時より甘みが強く、ジューシーな口当たりがたまりません♡
う~ん、これは想像以上に相性バッチリです。

みじん切りのたまねぎとにんじんのおかげか、いつもの中辛よりコクが出てまろやかに。
牛ひき肉のガツンとした旨味にスパイスの香りがマッチして、いくらでもご飯が食べられそう♪

程よいトマトの酸味で後味がスッキリしているのもポイント。
牛肉のカレーって結構重たくなりがちなんですけど、きゅうりのシャクシャクとした食感や、たっぷり入った野菜のおかげで一気に食べてしまいました。



プルップルの温泉卵を崩して、スプーンの上で至高の一口を作るのが好きなんですよね(笑)。
一口頬張ると、一気に幸福度が高まる~!

結論、カレーにきゅうりを入れるのは「アリ」!むしろこれからも積極的に入れたくなりました。
きゅうりには、ナトリウム排泄作用のあるカリウムが含まれ、身体の余分な熱を逃がす働きも!
そこにスパイシーなカレーが合体して、夏バテ防止にもぴったりのレシピだな~と思いました。
みなさんもぜひ、夏のうちに作ってみてくださいね♪

きゅうりレシピはおまかせ!JA西三河きゅうり部会青年部SNS

同部会青年部では、2020年5月からInstagramを開始。季節に合わせたきゅうり料理のレシピを紹介しています。
青年部でPR担当をしている織田和弘(おだ・かずひろ)さんに、始めるきっかけについて聞いてみました。



「きっかけはコロナ禍ですね。イベントが軒並み中止になってしまい、普段通りにPR活動をするのが難しくなっちゃったんです。そんな中、青年部のみんなで『皆さんにきゅうりを楽しみながら知ってもらおう』ということでSNSでの情報発信をスタートしました」(織田さん)

投稿にレシピ紹介が多いのも「自宅で楽しめることの1つとして」という思いがあったそうです。投稿をよく見てみると、お子さんと一緒に作れるレシピや、クリスマスやハロウィンなどのイベント料理レシピも。青年部のみなさんの「楽しんでほしい」という気持ちが伝わってきます!



「レシピについては、毎月1回メンバーで持ち寄って『これは!』と思うものを投稿してます。実際に作って写真や動画にするのは大変ですが、喜んでもらえてるのがコメントで分かるとうれしいですね。もし作ったら、感想コメントをしてくださるとうれしいです!」(織田さん)

レシピの他、各種イベントや圃場見学の様子など、きゅうり情報が盛りだくさん!
気になる方はぜひ青年部のInstagramをフォローしてみてくださいね♪

【公式インスタグラム】
JA西三河きゅうり部会青年部(nishimikawa_kyuri)
https://www.instagram.com/nishimikawa_kyuri/?hl=ja


JA西三河きゅうり部会青年部

愛知県西尾市で冬春きゅうりのハウス栽培を行う。ICTを活用したきゅうり栽培の先駆けで、畑の温度や湿度などのデータを蓄積、生産者同士で共有。その取り組みにより、10アールあたりの収量が全国平均の2倍以上に。「もっと西三河の冬春きゅうりを広めたい」という思いから、2020年からは青年部公式SNSもスタート。レシピ情報やPRイベントの様子などを通じて、冬春きゅうりの魅力を発信している。

レシピ写真/大村夏子 取材協力/JA西三河きゅうり部会青年部 

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