管理栄養士のともゆみです。バラエティ番組『ジョブチューン』を見ていたら、冷凍炒飯を使ったアレンジ料理を中華の一流シェフが披露していました。とっても魅力的なその料理は…「黒酢担々炒飯」ですって。暑い日に、「黒酢」「担々」はグイグイ惹かれるパワーワード♪担々系の料理は外で食べるものと思っていたんですが、おうちで簡単に作れるんですね。さっそく作ってみよう♪ 【冷凍炒飯の超アレンジ】ミシュランシェフの「トムヤム炒飯」に挑戦♪ココナッツ香る完璧なタイの味わい♡「黒酢担々炒飯」に挑戦してみた！【材料】1人分「ザ★チャーハン」®…1/2袋（300g）
サラダ油…少々
豚ひき肉…50g
しょうが（みじん切り）…2g
豆板醤…1g
［A］
黒酢…小さじ2
マヨネーズ…5g
練り白ゴマ…30g
豆乳…大さじ1
おから…20g
砂糖…少々
黒酢…小さじ2
トマト（スライス）…1/2個分
柿の種…10粒
レモン汁（国産）…少々
きゅうり（千切り）…1/3本分
【作り方】1. フライパンにサラダ油を引き、中火にかけます。豚ひき肉、しょうが、豆板醤を入れて炒めます。豚ひき肉の色が変わったら火を止め、ボウルに入れます。
2. 1に［A］を入れてよく混ぜます。
3. フッ素樹脂加工のフライパンに、「ザ★チャーハン」の冷凍炒飯を入れて中火で炒めます。黒酢を加えて炒め合わせます。袋に書いてある作り方を見たら、フライパンで作る場合「4～5分炒める」とあったので、5分炒めました。
4. 皿の端にトマトを盛り付けたら、真ん中に
3の炒飯を盛ります。その上に
2をのせ、粗く砕いた柿の種を振りかけます。トマトの間にレモンを絞ったきゅうりを盛り付けて完成です。
本格中華の味
パンチの効いた炒飯に練り白ゴマの濃厚さが際立つ担々ソースが本格的な中華の味にしてくれています。そこにトマトときゅうりの爽やかさと柿の種のカリカリ食感が加わり、いろんな味と食感を楽しめる一皿になりました。炒飯に入れた黒酢は、そこまで酸っぱくはなく、炒飯に馴染んでいます。担々ソースが想像ではもっと辛くてパンチの効いたソースなのかと思っていましたが、練り白ゴマがたっぷり入っているだけあって濃厚さとコク、甘さが際立ち、炒飯の鋭さにやわらかさがプラスされていますね。
黒酢の力
米酢は主に精製した米から作られているのに対し、黒酢は玄米を主原料としています。また、長期間熟成して作られるため、黒褐色で独特のコクと風味を持っています。栄養成分は主成分の酢酸の他、クエン酸、アミノ酸、各種ミネラルが含まれています。酢酸やクエン酸はエネルギー代謝に関わるため、疲労回復などの働きがあるとされています。そのほか、胃の働きを助けて食欲を促進したり、酸化防止や静菌、消臭の作用も期待できます。また、食物や大気などから自然に入ってしまった重金属を排泄するデトックス作用を持つのも特徴です。米酢や穀物酢にもこのような作用は期待できます。また黒酢はこれらの作用のパワーアップが期待できます。
はじめて作った担々ソースは思ったよりもやさしい味でした。パンチの効いた炒飯はそれだけでもおいしいですが、アレンジすることでいろんな味が楽しめる料理になりました。黒酢を入れた炒飯も少しの酸味と黒酢独特の風味が加わってちょっと変わっていておいしかったです。参考にしてみてくださいね。
参考文献：
病気にならない人の食べるクスリの本 監修 板倉弘重 永岡書店
一生役立つ きちんとわかる栄養学 監修 飯田薫子 寺本あい 西東社
