2023.10.08

食べる

【味玉の沼】え、半熟煮卵専門店⁉珍しい商いの「こだま屋」に行って「変わり味付け煮卵」食べ比べてみた

焼いてよし、茹でてよし、そのままご飯にかけて混ぜてよし。どうやって食べてもおいしく栄養価も高い食材といえば、そう、卵。筆者の家にも常備してあり、「あ、うっかり食べるものがない」なんて時には、オムレツや目玉焼きなどのおかずになってくれて重宝しています。今回はそんなご家庭の常備アイテム「卵」の珍しい専門店を突撃取材!なんと「半熟煮卵」をひたすら販売している「こだま屋」さんに行って参りました。いろんな味つけ煮卵のオールスターズを片っ端から食べ比べてみましたよ。正直レポートしますね♪

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単なる卵じゃない、半熟煮卵という誘惑

それにしても心惹かれる「半熟煮卵」。
卵の旨味を存分に堪能できる食べ方ではないでしょうか。
筆者は特に、半熟卵の黄身には、他のどんな食材と並べても抜きん出る旨味があると思っています。

栄養面についても、アミノ酸やビタミン、レシチンなど必要な栄養素が豊富で体にうれしい食材。
実はその加熱加減で栄養の吸収効果が変わってくるという話もあります。
生だとビタミンの吸収に良く、ゆで卵だと「ビオチン」というビタミンの一種で育毛効果が高い栄養がとりやすいとのこと。
そして今回の主役である半熟は、栄養素をまんべんなく吸収できるという特徴があり、さらに固ゆで卵よりも消化吸収にかかる時間がかなり早いとのこと。
てっとり早く、そして体にもやさしく栄養を得たい時は「半熟卵」がおすすめなんだそうです。

さぁ、半熟卵の魅力もわかったところで、今回のメインである「半熟煮卵専門店」に行ってみましょう。

沼かもしれない、半熟煮卵専門店「こだま屋」

そうは言っても半熟卵。
味付けなんて大体同じ感じだろうと筆者は予想していましたが、専門店とは…。
正直、こぢんまりしたお店でもずらりと1、2種の半熟卵が並んでいたとして、お店はやっていけるのかという至極余計な心配を抱えながら向かいました。



そして着いたのがこちら、「こだま屋」。
東京都江東区木場にあるお店です。
慎ましくもきっぱりと看板に刻まれた「半熟煮たまご」の文字に、お店の覚悟を感じざるを得ません。

そして店内にあったのは…



ずらりと並ぶ煮卵!
え、こんなに種類あるの?と思わず声に出てしまいそうでしたが、さすがにそこはグッと堪えて。
全部違う味付け。え、煮卵ってそんなに味付けのバリエーションあります?

煮卵界におけるプレーンともいうべき「塩」に加えて、「ニラだれ」「油淋鶏」「特製ラー油」「ネギ味噌ゆず」「明太マヨ」「カレー」「ブラックペッパーチーズ」「天かす青海苔」「だし醤油」の10種。金額は塩だけ90円であとは100円。
「だし醤油」や「特製ラー油」は、まぁギリ分からなくもないですが、卵に魚卵を合わせる力技「明太マヨ」やどんな味なのか想像もつかない「ブラックペッパーチーズ」、「天かす青海苔」に関しては天かすがどんな仕事をするのか分からない一品。

王道や定番をこよなく愛する人にも、いつだって冒険したいタイプの人にも対応するラインナップ。
筆者が立ち尽くしてどれを買うか迷う姿は想像に難くないでしょう。

というわけで、せっかくなので定番・王道と冒険を織り交ぜた「欲張りさん」の布陣で買ってまいりました。

いざ実食!今こそ追求される煮卵の可能性

こうしてご用意した今回の愉快なゲストをご紹介します。



左上から「特製ラー油」「だし醤油」「ブラックペッパーチーズ」。
手前左から「塩」「ネギ味噌ゆず」「ニラだれ」。

このように1個ずつ小さなカップに入れてくれるのはありがたいお気遣い。
やはり味が混じっては惜しいですからね。こだわりの味付けは、きちんと個別に味わいたい。
では1個ずつ食べてみましょう。

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