2023.09.24

食べる

え、あの象印が「クラフトビール」を発売⁉どゆこと⁉“ごはん”から生まれた「ハレと穂」を飲んでみた♡

炊飯器メーカーとしてお馴染みの象印マホービンから、“ごはん”を原料にしたクラフトビールが登場したんですって! しかも炊飯ジャーを開発する際の炊飯試験で炊いたごはんを原料にした、サステナブルなビールなんだそう。ごはんのビールだなんて、農活している農ガールなわたしにピッタリ♡ ♡ さっそくゲットしたので、無類のごはん&ビール好きの筆者が味をレポートします!

「象印食堂」をご存じ⁉おいしい「ごはん」が主役のお米レストランです!3種のごはんを食べ比べてみた

コンセプトは「一滴への想い、一粒への想い」

ハレと穂
象印マホービンが手掛けたクラフトビール「ハレと穂」は6月21日より発売中 ¥660
原材料は、大麦麦芽、小麦麦芽、米、小麦、濃縮果汁(ブドウ)、ホップを使用。アルコール分は5.0%。



まずはいただく前に、「なんで象印がビール?」という疑問の解消から。

実は、これまでも象印マホービンでは、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現を目指し、炊飯ジャーを開発する際に炊飯試験で炊いたごはんのアップサイクルに取り組んできました。第一弾では「ごはんで作った除菌ウエットティッシュ」を商品化。第二弾として、この度、クラフトビールが登場したのです!

製造は三重県伊勢市の醸造所、伊勢角屋麦酒。国内外の大会で受賞を重ねている世界が認めるクラフトビールブランドというだけあり、味にも期待が高まります!

「一滴への想い、一粒への想い」というコンセプトの下、ごはんを最後まで大切にしたいという願いが詰まったクラフトビール。発芽・乾燥し、粉砕した麦芽に、ごはんとお湯を混ぜ合わせた麦汁を抽出。麦汁を煮沸し、ホップと果汁で香り付け。ラガー酵母を加えて低温発酵して作り上げます。

後味さっぱりの爽やか風味♡

こだわりの製法で作られた珍しいごはんのビール。パッケージもごはんをイメージしており、どこか温かみを感じます。グラスに注ぐと、淡い色味ときめ細かいキレイな泡が芸術的。見ているだけで涼し気な気分になれますね~。

ハレと穂 

では、さっそくいただいてみましょう!



アクセントに白ブドウ果汁を使っているとのことで、一口飲むとフルーティーな香りが口の中に広がります。そして、ラガービールらしいクリアなのどごしで、とっても飲みやすい!

ごはんの味がするわけではありません。ただし、このドライな後味はごはんを原料にしているからこそだそう。

程よく苦味を感じ、瑞々しくスッキリとした風味。ジメジメとした暑さの時にぴったりです。繊細な食事の味を引き立ててくれそうな飲みごたえで、やっぱり和食のおつまみに合わせたくなるのも、ごはんが原料ならでは!? 

個人的にはゴクゴクと豪快に飲むよりも、食事とともにゆっくりと味わいたいと感じる贅沢なビールです。

まさに「ハレの日」に飲むのはもちろん、なんでもない日でもこのビールさえあれば、「ハレの日」に早変わり! 夕飯の楽しみに、冷蔵庫にストックしておきたい一本です!  



“もったいない”から生まれたビール

そして、「ハレと穂」は飲むだけでサステナブルな活動に貢献できるのもうれしいですよね。

実は、これまで象印マホービンでは、食べきれなかった試験用ごはんを堆肥化していたそう。でも、堆肥化にはお金もかかるし、せっかくのごはんが“もったいない”と社内で話題になっていたのが、アップサイクル商品開発のはじまりなんですって。


たしかに、せっかくおいしく炊けたごはんが口に入らないのはもったいない…。こうしてビールに生まれ変わって、おいしく口にできるのはうれしいですね。


現在「ハレと穂」は、「象印食堂」大阪本店・東京店での提供の他、伊勢角屋オンラインストア、イオンリカー株式会社の各店舗(四谷店、日吉店、蒲田店)にて販売しています。

新感覚のビール、ごはん好きは試してみては?

※記事内で紹介した商品は、掲載当時の情報であるため、在庫状況、価格などが異なる場合があります。

メイン画像出典:象印マホービン

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