南国の代表的なフルーツ・パパイア。沖縄やアジアの国々では、このパパイアを熟す前の青いときに収穫し、食べているそう。栄養素が豊富で、含まれている酵素は脂肪や糖質の代謝を高める効果大。そんな青パパイアを手軽においしくいただくレシピ、「青パパイアのシャキシャキきんぴら」を、青パパイアの生産農家に教えてもらいました!健康や美容にうれしい青パパイアの栄養素とは?パパイアは一般的には南国で育てられている果物ですが、青パパイアは完熟前に収穫するため、最近では埼玉県や茨城県など、秋から冬にかけて気温の下がる関東地方でも栽培されています。
「青パパイアは、シャキシャキとした歯応えと、ほんのりとした甘み、香りが特徴。果物というよりは野菜に近いものです。パパイア独自の酵素をはじめ、18種類のアミノ酸やビタミンC、食物繊維、β-カロテンなど、とにかく栄養が豊富なんですよ」と話すのは、埼玉県白岡市で「横田園芸」を営む横田武さん。
特にタンパク質分解酵素が豊富に含まれていて、体内の脂肪や糖質の代謝を高める効果があるといいます。アンチエイジングにも効果テキメン!
味にクセはほとんどないため、さまざまな料理に使えるそう。
「パパイアを使用する料理、と聞くとエスニック料理と思いがちですが、実は和食にもすごく合うんです。食材で例えるとするなら、煮崩れしない大根のような感じかな。調理方法によって歯ごたえが変わっておいしいですよ」(横田さん)
そこで、横田さんが所属するJA南彩考案の「青パパイアのシャキシャキきんぴら」を紹介します!
食感がやみつき!「青パパイアのシャキシャキきんぴら」材料(2人分)
青パパイア…1/2個(400g)
にんじん…1/2本
ゴマ油…大さじ2
白いりごま…適量
〈A〉
しょうゆ…大さじ2
みりん…大さじ1
酒…大さじ1
和風顆粒だし…小さじ1弱
作り方1. 青パパイアは半分に切り、種をきれいに取ったら、皮をむく。
青パパイア特有の消化酵素、パパインの働きで手が荒れることも。肌の弱い方は手袋などをして調理してくださいね。2. スライサーなどで千切りにし、10分ほど水にさらす。
3. にんじんも千切りにする。
4. 青パパイアをザルにあけ、
3と合わせる
5. フライパンにごま油を熱し、強火で
4を一気に炒める。
6. 数分炒め、しんなりしてきたら、合わせたAを少量ずつ加えてよく炒める。
7. 汁気がなくなるまで炒めたら、白ゴマを振り、器に盛りつけて完成!
「わが家でもよく作るおかずのひとつです。作り置きにもいいですよ」と横田さんの妻・富美子さん。
さっと炒めた青パパイアはシャキシャキの食感。しっかりとした味つけでご飯が進むこと間違いなし!
お酒のおつまみにも合いそうです。ぜひ作ってみてくださいね!
横田園芸
横田武さん・富美子さん
埼玉県白岡市でトマトをメインに栽培しながら、青パパイアを栽培して今年で4年目。毎年、試行錯誤を重ねながら、青パパイアが育ちやすい土壌づくりなどに取り組んでいる。「横田園芸」でとれる青パパイアは白岡市内スーパーで購入可能。