2022.02.15

磨く・整える

【コロナで自宅療養】待機期間に「エコノミー症候群」になりやすい⁉『足首エクサ』で足を動かして予防を!

もし、オミクロン株に感染したら…例えばあなたが50歳未満で軽症・無症状であれば、東京都では自宅療養が基本になります。それを聞いてふと思い出したのが、自宅療養で「エコノミー症候群」を発症したというニュース。家に籠って動かないでいたり、ベッドからほとんど起き上がらない状態でいると、発症する可能性が高くなります。おうちで簡単にできる、足首を動かすエクササイズで予防しましょう!

【画像を見る】コロナで自宅療養者が増えています!エコノミー症候群に気を付けて


エコノミークラス症候群とは…

「エコノミークラス症候群」は、足の静脈にできた血栓(血の塊)が血液の流れで運ばれて、肺の血管をつまらせてしまい呼吸困難や胸痛などの症状を引き起こす病気です。重症になると生命に危険が及ぶこともあり、肺血栓塞栓症や深部静脈血栓症とも呼ばれているそうです。日本静脈学会などでは、新型コロナに感染し宿泊や自宅で療養している人は、狭い場所に閉じこもることで「エコノミークラス症候群」になりやすいと注意を呼びかけています。さらに、海外では、新型コロナに感染し宿泊や自宅で療養している人が、「エコノミークラス症候群」の危険性が高まることが報告されているんだとか。

エコノミークラス症候群にならないために、自宅で簡単にできる予防エクサを行いましょう!
ではさっそく紹介していきます。

足指を開いて足首をまわし、ふくらはぎをマッサージしてほぐそう



1.左足を右膝の上にのせます。



2.左足の指の間に右手の指を入れていきます。この時、足の指の根元までしっかりと入れて指と指の間を広げましょう。



3.うちくるぶしの2~3cm上(膝に近いほう)に左手を添えて足首をゆっくりと回します。外回し・内回しをそれぞれ10~15回行いましょう。勢いよくぐるぐる回してしまうと腱や靭帯にストレスがかかってしまうため、ゆっくりと丁寧に呼吸しながら回しましょう。



4.足首回しが終わったら足指の間に入れている手をはなし、アキレス腱の部分をつまんで優しくマッサージしましょう。



5.4のマッサージが終わったら、そのままの状態で足首をゆっくりと曲げ伸ばしをします。アキレス腱をつまむ場所は少しずつ動かしていきましょう。




6
.両手でふくらはぎを包むようにマッサージしましょう(画像のように4工程に分けて)。座ったまま行っても床に座って行ってもよいので、指でギューと圧をかけるのではなく優しくもみほぐすように行いましょう。


両手でふくらはぎを優しく揉んでいきます。手の位置や向きを変えながらふくらはぎの内側、外側をそれぞれマッサージしましょう!


上と同様の姿勢で、親指だけで行います。


アキレス腱から膝裏に向けてふくらはぎを滑らせるようにマッサージしましょう。マッサージオイルやクリームをお持ちの方は使用しながら行うと気持ちよくできますよ。


手の平を上にして小指側の手の淵でふくらはぎの外側からトントンと叩くようにマッサージします。


足首エクササイズ。スネとふくらはぎを使って血流を促そう。

座って行う場合:



椅子に浅く座り足の幅を腰幅くらいに広げる。



両足を座骨幅に開き、膝より遠くにかかとを置きます。つま先を天井にあげ、5秒止めます。

かかとを床につけたままつま先を天井にむけるように足裏を床からあげて(足首を背屈している状態)、そのまま5秒止め足裏を床に戻す。こちらを20回繰り返します。ふくらはぎを使っている感じやほどよい疲労感を覚えたらOKです。回数は目安なので、無理のない範囲で行いましょう。



かかとが膝よりも少し手前にくるようにし、母指球と小指球は床につけたままにします。

母指球と小指球を床につけたままかかとを引き上げて(足首を底屈している状態)、そのまま5秒とめたらかかとを床に戻す。こちらを20回繰り返します。スネのあたりを使っている感じや程よい疲労感を覚えたらOKです。回数は目安なので、無理のない範囲で行いましょう。


立って行う場合(壁や椅子などに手をおいて行う)



足幅は握りこぶし1個分~腰幅くらいに開き、左右の足の人差し指の位置が平行になるように立ちます。



母指球と小指球でしっかりと床をふみながら、ゆっくりとかかとの上げ下げを行う。


これはNG!

かかとの位置が外側にいったり内側に行ったりしないように真上に引き上げましょう。


かかとを引き上げたため、内側に向いてしまっています。


かかとを引き上げたため、内側に向いてしまっています。


コロナで横になった状態が長かったり、無症状でもおうちでじっとしているだけだと、血液循環が悪くなります。長時間、同じ姿勢で脚を動かさないでいると、ふくらはぎの筋肉のなかを流れる静脈の血流が弱まり血栓ができやすくなるのです。

それは、テレワークで作業に没頭して1時間、2時間と座りっぱなしでも同じです。

今回紹介したエクササイズを、同じ姿勢でいることに気づいたときや、家事や仕事の合間などに行ってみてください。おうちエクササイズを習慣づけるようにしましょう。

合わせて一緒に読みたい記事はこちら
↓ ↓ ↓

【テレワークからの】座りっぱなしが「脚のむくみ」の原因に!両脚の曲げ伸ばしエクサで“太ももを絞ろう”

※記事中で紹介した東京都の自宅療養の情報は2月19日時点となるため、今後変更する場合もあります。
詳しくは各自治体のHPをご確認ください。


SHOKO

PHI Pilates インストラクター
クロスフィット レベル1
トレーナー PMTA認定トレーナー

30歳のとき「クロスフィット」を始め、国内外の大会に出場する。2016年からは「トライアスロン」もスタート。ところが翌年、左膝半月板の縫合手術を受け、競技活動を一時休止する。このときリハビリに採用したのが「ピラティス」。リハビリ効果と併せて不良姿勢が改善、クロスフィットとトライアスロンのパフォーマンスも向上し、ピラティスのすごさを実感する。ピラティスをより深く学びたい、多くの人にこの効果を伝えたいという思いが強くなり、2018年、PHI Pilatesの資格を取得。現在はピラティスインストラクターとして活躍中。

トップ画像:PHOTO AC

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