2022.04.26

食べる

【TKGスペシャル】養鶏家がオススメ!“コク”がすご~い『ネギ鶏油の卵かけご飯』作ってみた!

先日テレビ番組『家事ヤロウ!!!』で“コク”を追求するレシピを特集していました。そもそもコクとは「甘味」「塩味」「苦味」「酸味」「うま味」が複数融合したときに生まれるものとか。香ばしさやトロッとした食感もコクを生み出す要素だといいます。トロッとした食感で連想するのは卵かけご飯です。という流れで、番組では養鶏家直伝の「コクがすごいTKG」を紹介していました。そのコクっぷりを確かめるべく、さっそく作ってみます!

【TKGの裏ワザ】「え、しょうゆをかけない⁉」「混ぜない⁉」“プロ直伝の卵かけご飯”の作り方を試してみた!


何気なく食べている卵かけご飯は、実は完全栄養食だった!

卵かけご飯ってよく食べますよね。でもその栄養って? と思い、卵の栄養について色々と調べてみました。
卵はビタミンCと食物繊維以外の全ての栄養素を含む完全栄養食品なんだそう。
卵1個あたりには、たんぱく質6.3g、脂質5.2g、鉄0.9gのほかに、カルシウム、マグネシウム、ビタミンA・E・B2なども含まれていて、体内での吸収率もとても高いと言われています。

3大栄養素の1つであるたんぱく質は、アミノ酸から構成されているんだとか。
卵はアミノ酸スコアが100で、体内で作り出すことができない必須アミノ酸のバランスがとても良いと言われています。

精米に不足しているアミノ酸であるリジンも補うことができるとか。ということで卵かけご飯は三大栄養素であるたんぱく質、脂質、糖質すべてを手軽に摂取することができる完全栄養食というわけです。


ではさっそく作っていきます!

まずは材料の鶏油(チーユ)を作っていきます。
鶏油とは鶏皮をカリカリに焼いた時に出る油のことです。
もっと手軽に作りたいという方は、業務スーパーなどでねぎやしょうが、ゴマ油を加えた商品が売られているのでそれを入手してください。
でも鶏油を自家製すると、同時にカリカリの鶏皮せんべいも作ることができますよ。

【鶏油の作り方】
鶏皮…300g程度
長ねぎの青い部分…1本分(4~5cm幅に切る)



1.鶏皮の水気をキッチンペーパーで取り、大きめの1口大に切る。
火を通すと縮むので大きめに切っておきましょう。

2.フライパンに油を引かず1を並べ、中火で加熱する。加熱すると、鶏皮からたくさん油が出てきます。



3.色づいてきたら裏返し、弱火で熱し長ねぎも加える。



油がかなり跳ねるので注意してくださいね。こんなに油が出てきます!

長ねぎは焦げすぎると苦味が出るので、焦げ目がついてきたらすぐに取り出しましょう。

4.弱火のまま15分ほど熱し、鶏皮から水分が抜けてカリカリになったら鶏油と鶏皮のできあがりです!


カリカリになった鶏皮


鶏油ができあがり!

鶏皮せんべいは塩をかけたり、甘酢と和えたりして食べると、おやつやおつまみにピッタリです。



この鶏油はTKG以外にも、野菜炒めやラーメンに加えればうま味をアップさせることができますよ。



ネギ鶏油の卵かけご飯の作り方

【材料】(1人分)
卵…1個
ご飯…茶碗1杯分
青ねぎ(小口切り)…30g
白いりゴマ…小さじ2
みりん…大さじ1
しょうゆ…大さじ1
鶏油…小さじ2



【作り方】
1.小さめの鍋に鶏油を入れて中火にかけ、青ねぎを炒める。



2.白ゴマを加え、焦げ目がつくまで炒める。



焦げ目をつけることで糖とアミノ酸が反応し茶色になるメイラード反応が起きて、香ばしい風味のコクが生まれると言います。

3.みりんとしょうゆを加え、軽く煮詰めたら『ネギ鶏油』の完成です。


しょうゆを加えると、香ばしい香りが広がってきました!

4.ご飯の上にネギ鶏油をのせ、中心にくぼみを作り、卵を割り入れたら出来上がり!



ではしっかり混ぜていただきます!



焦がした青ねぎの香ばしさが口いっぱいに広がって風味豊かです。
卵と鶏油でとってもまろやか~な、やさしいお味!

しょうゆの「塩味」、みりんの「甘味」、焦がしたネギとゴマの「苦味」と「香ばしさ」に加え、卵のトロッと感でコクが最大限に引き出されていて、味に深みがあります。

とっても贅沢な気分になれるTKGですね♪
鶏油さえ用意しておけば、忙しい朝にも簡単に作れて栄養満点なのでぜひ一度試してみてください。

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