東京を拠点に活動する男子プロバスケットボールクラブのアルバルク東京と、東京農業をPRする広報大使の農業男子。一見何の関係もなさそうな両者は、「地域の力になりたい」という共通の理念を持つことから、互いに協力しコラボ活動を展開しています。今回この異色のコラボを満喫できるバスケの試合があると聞いて、さっそく観戦してきましたよ～！
農業男子直伝！自家製トマトソースで無水カレー取材日の3月19日（日）、訪れたのは東京都立川市にあるアリーナ立川立飛。アルバルク東京と広島ドラゴンフライズの試合が行われます。
アルバルク東京は2017-18、2018-19シーズンとプロバスケリーグのBリーグで連覇し、2019年にはアジアクラブNo.1に輝くなど、現在もBリーグ屈指の強豪チームとして多くのファンを魅了しています。
選手が試合前のウォーミングアップをしています！今回はアルバルク東京と農業男子のコラボカレーが会場で販売され、お披露目イベントが試合前にあるとのこと。
ちなみに、農業男子とは2020年開催の「JA東京グループ 農業男子×総選挙」で東京都内のJAから選抜された、若手農業者14人のこと。その中の得票数上位3名が東京農業の広報大使として活動しています。
東京農業をPRする広報大使、金子倫康さん（左）、岡田啓太さん（中央）、髙橋徹さん（右）。イベント前に会場を散策していると、アルバルク東京の選手と広報大使が写っているユニークなポスターを発見。「最高のバスケットボールを！」という文言とともに「エキサイティングな農業を！」とあります！
アルバルク東京と農業男子、一見異色のコンビに思えますが、互いを高め合うパートナーなんです。バスケ選手と農家、ボールと野菜…目に飛び込んできたこのビジュアルはかなり唐突ですが、実はアルバルク東京と農業男子は“地域の活性化”を目指して共にサポートし合う仲。農業男子総選挙をきっかけに、2020年からコラボイベントの開催やコラボ商品の開発をしているんです！
さらに散策を続けていると、オフィシャルグッズ売り場から「こんにちはー！」と元気な声が。
そこにいたのは広報大使の髙橋さん、岡田さん、金子さん！ 手に持っているのは…「アルバルク東京カレー」です。
「今日の僕たちの任務は、このカレーのPRです！」と、広報大使の岡田さん。
アルバルク東京カレーとは、アルバルク東京と、JA東京グループが共同で開発したレトルトカレー。バスケは1チーム5人編成なので、それに合わせて、東京で収穫された5種類の野菜を使っているという、細部までしっかりバスケ仕様のカレーなんです。
表面にはチームの人気マスコット、ルークが描かれ、裏面には広報大使3人の写真入りで、カレーのおいしい食べ方やアレンジレシピなどと一緒に、防災や環境保全など東京の農地が担っている多面的な役割が紹介されています。
ゴロっと大きな鶏肉も！このコラボカレーがいったいどんな味なのか、どんな野菜が入っているのか、アルバルク東京のファンも興味津々。中にはまとめ買いしていく人も！
「僕たちのことを知っていて、声をかけてくれる人もいます」と、広報大使の金子さん。実は、過去にも広報大使がアルバルク東京の試合に登場したことがあるのだそう。アルバルク東京のファンにも、もう知られた存在なんです。
「カレーは最初に野菜の甘みが、後からスパイスがジワ～っと効いてきて、絶品。コラボ活動を通して、東京野菜を味わってもらえるだけじゃなく、食の大切さや東京農業の魅力をバスケファンに伝えられたらうれしいですね」と、広報大使の髙橋さんも笑顔で話します。
販売を終えた3人は、続いてアルバルク東京の試合を盛り上げるプライムタイムショーに出演します。
試合開始前の観客が見守る中、各々オリジナルののぼりを手に登場。
バスケの試合が行われるアリーナに広報大使が登場する光景はとっても新鮮！ 盛大な拍手で迎えられていました。
今日、販売しているのはどんなカレーなのか、司会者との一問一答というスタイルでPR。受け答えも堂々たるモノです。
もちろん笑顔も忘れません！
「会場横に並ぶキッチンカーでも、このカレーを使ったメニューを販売しています。ぜひ食べてみてくださいね」とアピールも。
岡田さんが紹介していたカレーを使ったアレンジメニューは、イタリア生まれのライスコロッケ「アランチーニ」。ご飯とカレーを食べやすくしたアイデア、秀逸です。揚げたてアツアツで、おなかも大満足。
試合も手に汗握りながら、楽しく観戦。この日、アルバルク東京は無事勝利を収めました！
バスケの試合を観戦し、地元の農家と交流できて、東京の農業についても楽しく学べるという、何とも魅力的なこのイベント。農業男子とアルバルク東京は、これからも引き続き協力しながら、さまざまなコラボ活動を展開していくそうですよ。
スポーツ×農業の新たな試みに、今後も注目です！
※アルバルク東京カレー（限定800食）は好評のため完売しました。
