お正月のごちそうを食べすぎて、今、無性にカレーが食べたい…という方も多いのでは？そんなとき試してほしいのが、東京都の里芋農家・小坂さんイチオシの「里芋とろとろカレー」です。初めて食べたときは「な、なんじゃこりゃ…！」（優作風）と度肝を抜かれたというルウのプルプル加減！謎食感を生み出す裏ワザレシピを教わりましたよ～。
【画像を見る】あなたの知らない新食感！「里芋とろとろカレー」
教えてくれたのは、東京都国分寺市「小坂農園」の小坂知儀さん、千鶴（ちづ）さん夫妻。
「じゃがいもの在庫を切らしていたときに、妻が作ってくれたのが里芋入りカレー。初めて食べたときはびっくりしましたが、めっちゃめちゃウマい！里芋のおいしさを実感できますよ」と、熱く語る知儀さん。
「里芋はじゃがいもよりも火が通りにくいので、あらかじめ水を入れた鍋で煮ておきます。そこに炒めた他の具材を入れて仕上げるんです。里芋のとろみが活かされて、今まで食べたことのないカレーになりますよ」（千鶴さん）
さっそく作ってみましょう！
農家も驚いた！「里芋とろとろカレー」材料（約5～6皿分）
里芋…小6個（250g）
好みの肉（今回は豚肉を使用）…230g
玉ねぎ…2個
にんじん……小1本
好みのカレールウ
玉ねぎは5㎜幅の半月切り、その他の具材は一口大に切っておく（里芋は皮を剥いてから一口大に切る）。
1. カレールウに記載された分量より少し多めの水を鍋に入れ、里芋を中火で煮る。
始めに里芋を煮ることで水の量が減るため、水を少し多めに入れましょう。里芋に火が通るに従い、とろみが出始めます。
2. 里芋を煮ている間に、フライパンに油大さじ1（分量外）を熱し、玉ねぎを炒める。
3. 玉ねぎがしんなりしてきたら、にんじんと肉を加えて炒め合わせる。
4. 肉の色が変わってきたら、
2に
3を入れて、弱火で20分煮込む。
5. 具材に火が通ったら、火を止め、ルウを加えてよく溶かす。
6. ときどきかき混ぜながら弱火で約10分煮込めば、できあがり！
できあがった里芋とろとろカレーは、こんな感じ。
どんな味だろう…ドキドキ。
口に運ぶと、カレー全体にとろみがついてとろっとろ！しかもなんだかプルプルしていて、口当たりがまろやかです。
とろみが強くて煮詰まり気味になったら、牛乳やヨーグルトを少し足してゆるめてもいいかもしれません。
「柔らかい里芋が好みの場合、煮る時間を長くしてくださいね」（千鶴さん）
残ったカレーをカレーうどんにしたところ、麺によく絡んでおいしかったです！
小坂さんおすすめの里芋とろとろカレー、ぜひ作ってみてくださいね♪
小坂農園
東京都国分寺市に江戸時代から続く農家。小坂知儀さん・千鶴さん夫婦とご両親で家族経営をしている。栽培面積は合計2ヘクタール。7歳、5歳、2歳の子どもたちの子育て中で、地元の児童館や保育園の子どもたちと収穫体験も行う。減農薬栽培で年間約100種類育てる野菜は、自宅敷地内の直売所、国分寺ファーマーズマーケット、スーパー、レストラン、小学校・中学校の給食の他、毎週土曜日にアークヒルズのアーク・カラヤン広場で開催される「ヒルズマルシェ」でも販売。
