2022.01.04

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【おせちに飽きたらカレーでしょ!農家直伝②】「トロトロ食感!大根カレー」カレーにベストな具材見つけた!?

豪華な食事が続いた時こそ、いつもの食事が恋しいもの。年末年始のごちそう続きでむしょうにカレーを食べたくなっている皆さんへ贈る、農家のカレーレシピです。第1弾の「里芋カレー」に続き、第2弾では「大根カレー」を紹介します!一口食べたら「大根ってカレーに合うんじゃん!」と叫びたくなるはず♪ 意外な大根の魅力を再発見できますよ。


【画像を見る】試してみません?農家直伝「トロトロ食感!大根カレー」



教えてくれたのは、東京都国分寺市で大根を栽培する小坂千鶴(ちづ)さん。味噌汁や煮物など定番メニューのほか、小坂家でよく登場するのが「大根カレー」です。

「じゃがいもの代わりに大根を入れるのが小坂家流。冷凍ストックした大根を、凍ったまま使います」と千鶴さん。

さっそく大根カレーの作り方を教えてもらいましょう!

農家直伝「トロトロ食感!大根カレー」



材料(約5~6皿分)
大根…8cm長さ(約200g)
豚ひき肉…100g
玉ねぎ…1個(約200g)
にんじん…小1本(約100g)
サラダ油…大さじ1
好みのカレールウ

1.大根は1㎝幅のいちょう切り、にんじんは5㎜幅の半月切り、玉ねぎは1㎝幅の半月切りにする。



2.フライパンにサラダ油を中火で熱し、ひき肉を炒め、色が変わってきたら、1の野菜を加えて炒める。



3.具材がしんなりしてきたら分量の水を入れ、弱火で約20分煮込む。



沸騰したらあくを取ります。

4.火を止めて、カレールウを加えてよく溶かす。



5.弱火でさらに約10分煮込めばできあがり!



「カレーの旨味をたっぷり吸った大根の食感が絶妙。柔らかいから子どもにも食べやすいんです」と千鶴さん。



煮込んでトロトロになった大根はとても優しい味。ぜひ試してみてくださいね!

大根は切り方次第でぐんと使いやすく!

スライサーやピーラーを使えば、大根の細切りも楽ちん。

「わが家では細切り大根を使って、大根サラダをよく作ります」と千鶴さん。



小坂家の大根サラダはかつお節と市販の和風ドレッシングのみ。「さっと和えるだけで完成です。海藻を和えてもいいですね」(千鶴さん)

鍋料理に大根を入れるときは、ピーラーで薄切りにします。



「これだとすぐに火が通って便利ですよ。いろいろな食べ方で大根を味わってもらえると嬉しいです」(千鶴さん)

箱根駅伝にも届ける伝統の大根!

小坂家は4世代家族、合計8人いるので、おでんには大根1本を丸ごと入れるそう。

「小坂家のおでんは、大根が主役なんです」と夫の知儀(ともよし)さん。



聞けば、小坂家にとって大根は特別な存在なんだとか。



知儀さんのお父さんの良夫(よしお)さんと、知儀さんは、親子2代で東京農業大学出身。東京農業大学といえば、応援団が大根を持って踊る、通称「大根踊り」が有名です。



良夫さんは応援団のOB、知儀さんは駅伝部のOBだったこともあり、東京農業大学の駅伝部が箱根駅伝に出場する年には、応援団へ葉付き大根を届けているんです!



「結婚前は煮物の大根は苦手だったんです。でも、この畑でとれた大根を食べたら、一気に大根好きになりました!」と笑顔の千鶴さん。

両親とともに農業に励む小坂さん夫妻。伝統はしっかりと引き継がれています。

小坂農園

東京都国分寺市に江戸時代から続く農家。小坂知儀さん・千鶴さん夫妻と両親で家族経営をしている。栽培面積は合計2ヘクタール。7歳、5歳、2歳の子どもたちの子育て中で、地元の児童館や保育園の子どもたちのために収穫体験も行う。減農薬栽培で年間約100種類育てる野菜は、自宅敷地内の直売所のほか、国分寺ファーマーズマーケット、スーパー、レストラン、小学校・中学校の給食の他、毎週土曜日にアークヒルズのアーク・カラヤン広場で開催される「ヒルズマルシェ」でも販売。

写真/菊地菫 取材協力/JA東京むさし

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