2022.05.21

食べる

【農家発!】じゃがいもは太る…は誤解!油を使わなければ超絶ヘルシー食材だった!?サラダレシピも公開

こんにちは♪ 北海道の農家で、管理栄養士でもある井澤綾華(あやか)です。突然ですが「じゃがいもは太る」ってイメージありませんか? 実はそれ、大きな誤解。じゃがいもを油で揚げたり、焼いたりして調理するからカロリーアップするだけで、単体では超ヘルシーな野菜なんです。ということで、じゃがいもの栄養価や健康パワーをお話ししつつ、農家イチオシの"さっと茹で"サラダも紹介しますね~。

【じゃがいも農家直伝】「ハッシュドポテト」は店で買わず、フライパンで手作りしちゃお!【下茹で&揚げ不要】


わが井澤農園では多くの種類のじゃがいもを作っています。それぞれ個性がまったく異なります!

食パンと比べてカロリー・糖質は1/3!

まず、じゃがいものカロリーと糖質を見てみましょう。
中くらいのサイズ1個(100g)で76kcal、糖質量は16.3gです。

これ実は、同量の4枚切り食パン1枚(約100g)と比べて、カロリー・糖質ともに3分の1くらいなんです。

なぜ、「じゃがいもは高カロリー」というイメージがあるのかというと、フライドポテトやハッシュドポテトのように、たっぷりの油で揚げたり焼いたりする料理が多いから。

そこで!
農家兼管理栄養士おすすめのじゃがいもレシピを紹介します。低カロリーなうえ、食感がよくて、食べごたえもありますよ♪

1人分109kcal!
「千切りじゃがいものシャキシャキサラダ」


材料(2人分)
じゃがいも(中)…2個(約200g)
にんじん…1/5本(約30g)
フレンチドレッシング(市販)…大さじ1と1/2

作り方
1. じゃがいもとにんじんの皮を剥き、スライサーで千切りにする。



2. 小鍋に500mlほどのお湯をわかし、1を1分茹でたら、



3. すぐにザルにあげて流水で洗います。



4.
2を手で軽く絞って水気を切り、お好みのドレッシングと和えれば完成です。
ゴマ油と塩を和えて、ナムルにして食べるのもおすすめですよ♪



むくみ解消と脂肪燃焼にも!

じゃがいもは低カロリーだけじゃなく、美容面でもうれしい栄養素がいっぱいなんです。

その一つが「カリウム」です。
じゃがいもは、100g中に410㎎のカリウムを含んでいます。

カリウムは身体の水分量を調節して、血圧の正常化を助けたり、
とりすぎた塩分を尿として排出したりする役割があります。

むくみ解消の働きがあるので、悩んでいる方におすすめです。
(※腎臓の機能が低下している方は過剰摂取にご注意を)

そして、もう一つ紹介したいのが「ビタミンB6」。
じゃがいもには、100g中に0.18㎎のビタミンB6が含まれています。

ビタミンB6は、たんぱく質や脂質を速やかにエネルギーに変えるために使われる成分。
余分な脂肪を燃焼させるためには不可欠な栄養素なんです!

カリウムもビタミンB6も水に溶けやすい性質がありますが、
今日紹介したサラダなら損失も少なく効率よく摂取できます。

低カロリーで栄養素も豊富という、"じつはデキるタイプ"の野菜だったじゃがいも、
たっぷり召し上がってくださいね~。


北海道の新じゃがは夏にお届けします。お楽しみに!


井澤農園

井澤農園

井澤綾華(いざわ あやか)さん

北海道生まれ。札幌西高校卒業後、食のプロフェッショナルを志し、天使大学にて栄養学を学ぶ。在学中は、全国の農家との交流や札幌市内の食品ECでの勤務を通じて農業と食への知見を深め、並行して料理研究家としても活動。卒業後は管理栄養士の資格を取得し、フリーランスとしてレシピ提供や講演・執筆活動を行っている。北海道栗山町「井澤農園」4代目・孝宏の妻であり、三児の母でもある。
モットーは「食卓を支える生産者をより身近に感じることで、生活者の食をより豊かにしたい」。
井澤農園HP:https://izawa-farm.com/

写真/井澤 綾華

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