2022.03.30

食べる

【じゃがいも農家直伝】「ハッシュドポテト」は店で買わず、フライパンで手作りしちゃお!【下茹で&揚げ不要】

子どもがコンビニで買いたがるホットスナックの「ハッシュドポテト」。おやつはなるべく手作りで…とは思ってるけど、じゃがいもを切って、茹でて、マッシュして、成型して、揚げて…と考えただけでママ挫折しそうです…。そんなとき、北海道のじゃがいも農家に教わった「揚げない!ハッシュドポテト」なら切って混ぜるだけ、しかもワンパンでOK! さっそく再現しましたよ~。

【北海道のじゃがいも農家直伝】具材はじゃがオンリー「新じゃがのシンプルコロッケ」これ、ソース不要です

サクッモチッ食感がたまらない「揚げない!ハッシュドポテト」



材料(作りやすい分量)
じゃがいも...3個(600g)
塩...小さじ1/2
片栗粉...大さじ2
黒こしょう...少々
オリーブオイル...大さじ2

作り方
1.じゃがいもは、皮をむいて1cmの角切りにする。



2.ボウルに1と塩、黒こしょう、片栗粉を入れて混ぜる。



3.フライパンにオリーブオイルを熱し、2を入れて形を整える。蓋をして弱火で7分焼く。





4.3を裏返して再び蓋をし、弱火で6~7分焼く。



5.好みでケチャップなどを添えて完成。



サクッとした食感に、モチモチッとした食感が続きます。作りたてはもちろん、冷めてもおいしいので、子どものおやつや、おつまみにももってこい。

ちなみに、数多くあるじゃがいもの品種の中でも、只野さんがおすすめするハッシュドポテト向けの品種は『とうや(黄爵)』。北海道の洞爺湖にちなんで名づけられた品種で、しっとりとした粘り強い食感が特徴です。



「とうやは煮崩れしなくて扱いやすいので、ハッシュドポテトにぴったりです」(只野さん)

とうやは北海道ではおなじみですが、まだまだ珍しい品種のじゃがいも。見つけたらぜひ買ってみてくださいね。

「越冬じゃがいも」は驚きの甘さ!

「北海道では定番の、『越冬じゃがいも』を使うのもおすすめですよ」と話す只野さん。

越冬じゃがいもとは、夏に収穫したじゃがいもを冬の間、雪の下などに置いて越冬させたもの。寒い雪の中で保管することで、デンプンが分解されて糖が増え、より甘さが増すのだそうです!



「越冬じゃがいもは“甘~いいも”って感じで、普通のじゃがいもと味が全然違うんです!」(只野さん)

只野さんの農園、YUMEYASAIでは、Instagramや通販サイトで3月から越冬じゃがいもを販売をしています。おいしく食べるポイントは、皮をしっかりと剥くこと。

「越冬じゃがいもは皮がしわしわで、かなり分厚いんです。厚めに皮を剥いて調理することをおすすめします」(只野さん)



冬の間じっくりと甘さを蓄えた越冬じゃがいも。レシピといっしょにぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか?


YUMEYASAI

只野夢子さん

1995年生まれ。酪農学園大学附属とわの森三愛高校を卒業後、飲食業などさまざまな仕事を経験し、2017年に親元就農。両親と共に、小麦(約10ヘクタール)のほか、ジャガイモやニンジン、ゴボウなどの根菜類を中心に約30品目の野菜(約3ヘクタール)を生産。就農と同時に野菜ブランド「YUMEYASAI」を立ち上げ販路拡大に注力。InstagramなどのSNSを用いた販売に力を入れている。2児の母。
Instagram https://www.instagram.com/yumeyasai/

写真提供/只野夢子 レシピ写真/石塚修平 とうや写真/PhotoAC 取材協力/JAいしかり

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