2022.05.28

食べる

【調理の裏ワザ】アスパラガスを至高の味にする調理法とは!?フレンチ流「エチュベ」で旨味全開!【農家直伝】

こんにちは♪ 北海道の農家で、管理栄養士でもある井澤綾華(あやか)です。突然ですが、アスパラガスの好きな食べ方ってありますか。塩茹でや天ぷら? 炊き込みご飯もいいですよね~。最近わたしがハマっているのが「エチュベ」です♡ 聞きなれない名前ですが、フランス語で「蒸し煮」のこと。超簡単なのに、素材の味を引き出す魔法の調理法、これは試す価値アリですよ~。

【農家直伝!】「アスパラガスのマヨネーズグラタン」ベーコン+マヨ+にんにくで淡泊なアスパラがコク増し増し!


ご近所のアスパラガスのハウスにお邪魔したら、いたるところで若茎がぐんぐん伸びていました!

フランス料理の基本の調理法「エチュベ」は、油と少量の水で蒸し煮にすることで、素材の風味を逃がさず色よく加熱することができます。
こんがりとした見た目と香ばしさが食欲をそそりますよ。

シンプルなフランス料理!「アスパラガスのエチュベ」

材料(2人分)
アスパラガス…4本
バター…小さじ1
塩…2つまみほど
水…50ml

バターの代わりにオリーブオイルを使ってもOK。オリーブオイルだとあっさりして、野菜の香りがより引き立ちます。
あと、フッ素加工しているフライパンを使ったほうが綺麗に焼き色がつきますよ。

作り方
1. 根元から10~15㎝程の長さの皮をピーラーで剥き、根元を3㎜ほど切り落としておきます。
新鮮なアスパラガスなら、この手順無しでも丸ごと食べられます。



2. 1のアスパラガスを半分~1/3の長さに切ります。

3. フライパンにアスパラガスを入れて、バターと水、塩を加え、フタをして中火で4~5分加熱します。
軟らかいアスパラガスが好きな人は7分ほど蒸しても。



4. フタを取り、水分を飛ばして、程よく焼き色がついたら完成です。



エチュベにチョイ足し!

アスパラガスのエチュベはそのまま食べても絶品ですが、他の食材をちょこっと足すだけでまた違った一品に。

今回はマヨネーズで和えた卵サラダを乗せてベーコンを付け合わせました~。超豪華なホットサラダになりました!

みずみずしいアスパラガスの風味とバターの甘い香り、濃厚な卵サラダは最高のマリアージュ! 幸せ~



そのほかに組み合わせる食材としておすすめなのは、ポーチドエッグ、生ハム、パルメザンチーズです。全部のせちゃってもOK。すごーくゴージャスになりますよ!
オシャレなブランチやワインのおつまみとしていかがでしょうか。

また、調味料を足すだけでも違う味に変身します。仕上げにカレー粉を振りかけたり、ガーリックソルトやハーブソルトを添えたり…マヨネーズを付けて食べてもGOOD!

新鮮で立派なアスパラが手に入ったときには、ぜひ一度エチュベをお試しください!


井澤農園

井澤農園

井澤綾華(いざわ あやか)さん

北海道生まれ。札幌西高校卒業後、食のプロフェッショナルを志し、天使大学にて栄養学を学ぶ。在学中は、全国の農家との交流や札幌市内の食品ECでの勤務を通じて農業と食への知見を深め、並行して料理研究家としても活動。卒業後は管理栄養士の資格を取得し、フリーランスとしてレシピ提供や講演・執筆活動を行っている。北海道栗山町「井澤農園」4代目・孝宏の妻であり、三児の母でもある。
モットーは「食卓を支える生産者をより身近に感じることで、生活者の食をより豊かにしたい」。
井澤農園HP:https://izawa-farm.com/

写真/井澤 綾華

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