2022.11.08

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【大分県民の熱愛グルメ】「ニラ豚」作ってみた!地元でバカ売れなタレがあれば即お店の味♡【ケンミンショー】

大分県の特産品といえば、しいたけやカボス。グルメなら唐揚げやとり天が有名ですよね。実は県外の人にはあまり知られていないのですが、大分県には「ニラ豚」なるご当地グルメがあるんです。先日のテレビ番組『秘密のケンミンSHOW極』ではこの「ニラ豚」を特集。地元ではみんな知っている「ニラ豚専用の市販ダレ」を紹介していたので、さっそく手に入れてこの大分名物を作ってみました!

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「ニラ豚」ってどんな料理?

大分県の隠れた名物「ニラ豚」は、ニラとキャベツ、豚バラ肉を甘辛いタレで炒めた中華料理です。
『秘密のケンミンSHOW極』によると、大分市内にある中華料理店「王府(わんふ)」発祥の料理だそう。お店の近くで働く方々のランチタイムに、パパッと提供できる中華料理を…と考案されたのが、今から50年ほど前。それ以来、地域では大人気のメニューなんです!
大分県はニラの生産地でもあり、年間3,000トンほど出荷しています。そしてその8割は、大分市内で作られているのだとか。さらに、大分県では広く養豚も行われているんです。ニラ豚は、まさに地産地消の一品なんですね。

実はわたしは大分県出身。しかし、大分市から遠く離れた地域の生まれで、すでに5年以上も帰省していないため、ニラ豚については全くの初心者です。
そこで、大分県内で暮らしている家族や友人に、ニラ豚の知名度調査を行ったところ…、なんと、大分市内に在住&在勤の人の間では、知名度100%でした! とくに、大分市周辺地域出身の友人は子どもの頃から家族で「王府」に足を運び、今でも定期的にニラ豚を楽しんでいるのだそう。「お客さんのほとんどがニラ豚を頼んでいるイメージ」「とにかくすぐ提供される」「うっすらオイスター味?でおいしい」とのことでした(あくまでも個人の意見です)。

今回は地元の方々に協力してもらい、地元企業「フンドーキン」の「にら豚のたれ」を入手することができました! 大分県周辺以外の地域では入手が困難な場合があるかもしれませんので、まずは甘辛タレの再現レシピからご紹介します。



ちなみに上の画像は、番組で紹介されていた「フンドーキン にら豚のたれ」。
お店によって異なりますが、税込み200円台で売られていることがほとんどだそう。

甘辛タレを再現!「ニラ豚」の材料はこちら♪



【材料】(2人分)
ニラ…100g
キャベツ…100g
豚バラ肉(薄切り)…100g
サラダ油…小さじ2

(A)
・砂糖…大さじ1
・濃口しょうゆ…大さじ2
・おろしにんにく…小さじ1/2
・一味唐辛子…適宜

まずは手に入れた市販のタレは使わず、自宅にある調味料で甘辛タレを再現してみます。
こちらは、大分県にある別府大学食物栄養学科の学生さんが監修したレシピだそう。
お料理に慣れていない学生さんでも家庭で簡単に再現できるよう、工夫されているんですって。
今回は自分でおろしたにんにくではなく、チューブタイプを用意しました。



【作り方】
1.キャベツは短冊切り(幅1㎝×長さ4㎝)、ニラは4㎝長さ、豚肉は2㎝長さに切ります。



2.(A)を混ぜておきます。



3.フライパンにサラダ油を引いてなじませ、豚肉を炒めます。強火がポイントです!


油の量が多めで、中華料理っぽさが出ます!

4.豚バラ肉の色が変わったら、キャベツとニラを加えて軽く炒めます。

↓キャベツを入れて…



↓ニラも入れて…。
思いのほか野菜が多くて、フライパンからあふれそうです。



5.(A)を加え、全体を混ぜ合わせたら完成です!



できました!
切って、炒めて、タレを加えるだけなので、とっても簡単でした。
引き続き、市販のタレを使用した「ニラ豚」を作ります。

市販のタレで簡単!ニラ豚の材料はこちら♪

【材料】(2人分)
ニラ…100g
キャベツ…200g
豚バラ肉(薄切り)…100g
サラダ油…大さじ2
「フンドーキン にら豚のたれ」…大さじ4~5

こちらは「フンドーキン にら豚のたれ」のパッケージに記載されているレシピです。
調味料はこれ一つなので、とってもお手軽ですよね。
先ほどのレシピよりキャベツと油の量が多くなっていますが、お好みで増減しても問題ないと思います。

【作り方】
1.キャベツは短冊切り、ニラは3cm長さ、豚肉は2cm長さに切ります。
2.フライパンにサラダ油を熱し、お肉を炒めます。こちらも強火がポイントです!

↓量が少なく見えますが、フライパンを大きなものに変更したためです。



3.豚肉の色が変わったら、キャベツを入れて炒めます。
キャベツがしんなりしたらニラを加え、さらに30秒ほど炒め、タレを回しかけて完成です!


キャベツたっぷりです!


ニラを加えたらサッと炒めます!

出来上がりました! お好みで、一味唐辛子を加えてみてくださいね。



大分名物「ニラ豚」のお味は?

完成した、2種類のニラ豚がこちらです。左のホーロー容器に入ったものが市販のタレを使って作ったもの。右の透明の容器に入っているのが、タレから作ったニラ豚です。




それを、お皿に一緒に盛り付けてみました!



上の画像でお皿に盛ったニラ豚は、左半分が市販のタレで作ったもの。右半分がタレから作ったニラ豚です。
色が濃いほうが、市販のタレで作ったニラ豚なのですが、見分けがつかないですよね….。

まずは、別府大学の学生さん監修の手作り甘辛タレの再現レシピから(上の画像の右半分)。
「王府」のご主人のお話どおり、和風の中華料理です。おしょうゆとお砂糖でやさしい味わいなのに、不思議とご飯が進みます。太めのキャベツの歯ごたえが楽しい一品でした。
続いて「フンドーキン にら豚のたれ」を使用したニラ豚(上の画像の左半分)も食べてみます。こちらは味の輪郭がはっきりしていて、友人が言っていたように、うっすらオイスターソースの風味を感じます。実際はオイスターソースは含まれていなくて、コチュジャンが使われているようなのですが…。

ふと思い出したのですが、大分県をはじめ、九州のおしょうゆって甘いんですよね。東京出身の友人に振る舞ったところ、目を丸くされた記憶があります。今回は東京で売られている一般的なおしょうゆを使って甘辛タレを再現したのですが、より本場の味に近づけるなら、ご当地のおしょうゆを使うといいかもしれません。

「ニラ豚」アレンジレシピ!冷凍うどんで簡単ランチに

『秘密のケンミンSHOW極』では、ニラ豚のアレンジレシピとして「ニラちゃんぽん」が紹介されていました。こちらは、ちゃんぽんの具の代わりに、ニラ豚を入れて煮込むというもの。ふむふむ、ニラ豚はご飯だけでなく、麺とも合うんですね…。

ということで、また日を改めてニラ豚を調理! 冷凍庫で眠っていた冷凍うどんにニラ豚をかけて、「ニラちゃんぽん」ならぬ「ニラうどん」を作ってみました。
スープは、600mlのお湯に、おしょうゆと顆粒鶏がらスープの素を大さじ1ずつ溶かしています。お好みの分量で作ってみてくださいね。ただし、市販のタレで作る場合は味がしっかりしているので、スープは薄めをおすすめします。

↓この日のニラ豚は市販の千切りキャベツを使用したのですが、やっぱり短冊切りのほうがおいしかったです…。



またまた後日、冷蔵庫に余っていた鶏肉とニラ、卵を市販のタレ(すべて目分量)で炒めても、おいしくいただけました。
「フンドーキン にら豚のたれ」が1本あると、なにかと便利です。

大分の友人から追加情報が!

知名度調査の際に「フンドーキンの市販のタレは、なかなか東京では手に入らない…」とぼやいたところ、「S&B食品の町中華シリーズに、王府監修のにら豚のタレがあるよ!」との情報が。
公式ホームページで調べたところ、確かにありました。合わせ調味料「町中華シリーズ」の新商品だそうです。一見顆粒のように見えますが、液状の調味料が小分けになっているとのこと。九州から遠い地域にお住まいの方は、ぜひ試してみてくださいね。


再現レシピにフンドーキンのタレ、そしてS&B食品のタレ。それぞれ食べ比べをして、自分好みの味を探すのも楽しそうですよね。
そしてそして、大分県を訪れた際は、ぜひ本場「王府」にも足を運んでみてください!
友人いわく「しんけん美味しいけんな!」(大分弁・とってもおいしいからね)とのことです。

↓大分市のにら豚PRキャラクター「にらブー」。エプロンの「NIRA BOO!」がキュートです。



↓大分県の郷土料理・団子汁を添えて♪



<参考文献>
WEB
・「独立行政法人 農畜産業振興機構」(https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/santi/2104_santi1.html)
・「大分県の特産品(養豚)」(https://www.pref.oita.jp/soshiki/10400/tokusanhin-youton.html)
・町中華 にら豚の素|町中華|S&B エスビー食品株式会社 
(https://www.sbfoods.co.jp/machichuka/)

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