すっかり夏の定番アイテムとなった携帯扇風機ですが、最新進化版はついに「ミスト」付き。テレビでも紹介されるなどこの時季かなり注目を集めていますが、ミスト付きのなにがすごいって「5秒で肌の表面温度が5℃も下がった！」という実験結果。さらにこれが1000円チョイで買えるというコスパのよさに2度驚きです。百聞は一見にしかず。さっそく使ってみました！ミストが付くと、なぜ「5秒で5℃」も冷たくなるの？
「クイッククール」（ホワイト）1,078円／大作商事 サイズ：高さ12.5×横5.2、ファン7.4cm 連続作動時間：3.5時間、単3アルカリ乾電池1本（別売）必要従来の携帯扇風機に「ミスト」機能を付けて、「5秒で冷却マイナス5℃」を謳う「クイッククール」ですが、なぜ「ミスト」が付くと冷たくなるのでしょうか。その秘密は気化熱効果です。ファンがミストの細かい水分の蒸発（気化）と吸熱（蒸発するときに熱を奪う）を後押しして、肌表面の温度を急激に冷却してくれるという仕組みなのだとか。要は、夏に道路に水を撒く“打ち水”と同じことが肌の表面でも起きているということなのですね。
ファンでミストの蒸発＆吸収を促進し、肌表面の温度を急速に冷却ファンだけでは温度は下がっていない⁉じつは、従来のファンだけの携帯扇風機の使用では、肌の表面温度にはほとんど影響がないということを知っていますか？
ファン（風）だけだと肌の表面温度はほぼ変わらず、ミスト開始後にぐんと下がることがわかる
【腕】（左）クイッククール使用開始直後 （右）クイッククールを使用して5秒後開始直後と比べて肌表面温度がわずか5秒で大きく変化している
【顔】（左）ファンのみ （右）クイッククール使用時違いは明らか！ミストとの合わせワザではじめて肌表面の温度を冷却できるということなのです（上のサーモグラフィを見ると一目瞭然！）もはや夏の風物詩ともいえる携帯扇風機ですが、ユーザーにとってこれは衝撃の事実ではないでしょうか！
「クイッククール」を実際に使ってみた！「クイッククール」を実際に使ってみます。単３乾電池をひとつ入れて、ウォータータンクに水を入れたら準備完了。
第一印象は「小さい！」。カラビナ付きなのもうれしい
携帯扇風機としてはコンパクトで大げさじゃなくて◎
入水口栓を開けてウォータータンクに水を入れる。親指の上にあるのがミストレバー「クイッククール」はファンの部分がやわらかい素材でできたソフトファン。電源を入れると力強い風がくるので、まずはこれだけで涼しい！ お次はミストを試してみます。レバーを一回押すと、一回ミストが噴射されました。てっきりレバーを押せば、その後自動でミストが噴射しっぱなしなのかと思っていたのですが、その都度欲しいときにミストを出すという仕組みです。
で、これがびっくり！ ミストが噴射された部分にファンの風が当たると、面白いくらいにはっきりと冷たいのです。ミストがあるのとないのとでは全然違います。とても単純な原理なのに、こんなにも効果的だとは…ちょっと感動です！
「携帯扇風機にミストが付くと涼しくなる」と聞いてもどこかピンとこず、子どもの水遊び的な感覚なのかと思っていました。が、肌の表面温度を下げる仕組みはしっかりと科学的に裏付けされているんですね。圧倒的に涼しい（冷たいという表現の方が近い）んです！ これで約1000円って安すぎません？
しかも普通のファンよりもだいぶ小ぶりだし、カラビナも付いているしで、今年の夏は常にバッグにぶら下げて外出したいです。「マスクを着用しているのがつらい！」というときにも、さっと「クイッククール」を出してミストとファンをダブル使いすると、気付け薬のような爽快感が得られるのでおすすめですよ。
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