2023.02.16

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【じゃないレシピ】青…じゃなくて白ねぎで!?破天荒「ねぎ焼き」作ってみた!トロ甘たまら~ん♡【農家直伝】

関西名物「ねぎ焼き」って知ってますか?お好み焼きの具に大量のねぎを投入する料理ですが、一般的に「細い青ねぎ」が使われます。でも、石川県の長ねぎ農家に聞いたねぎ焼きは、ひと味違いました。太~い白ねぎをほどよい厚さに切って、生地にざっくりのせて焼く破天荒な一品。いったいどんな味に仕上がるのか…さっそく作ってみましたよ♪

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石川県金沢市で白ねぎを栽培する農家の多田礼奈さん。今回紹介するレシピは、多田さんが「きよし農園」の代表になる前に勤めていたお好み焼き屋さんのメニューを参考に作ったそう。

「青ねぎじゃなくて、白ねぎを丸々1本使っているんですけど、ぺろっと食べられちゃいます。作り方はとってもシンプル、でもねぎのおいしさがギュギュッと詰まった最高の一品です!」(多田さん)

ねぎ好きにはたまらない"1本食べ尽くす"メニュー!期待が高まります♡

白ねぎってこんなに甘いの!?「ねぎ焼き」



今回は泥付き白ねぎを使います。外皮を剥いて、汚れがついていたら拭き取りましょう。



【材料】(1枚分)
・白ねぎ…1本
・紅しょうが…大さじ1
・サラダ油…適量
・ソース・マヨネーズ・青のり・かつおぶし…各適量

[A]
・小麦粉…100g
・水…200ml
・みりん…大さじ2
・塩…小さじ1/2

【作り方】
1. 白ねぎを小口切りにし、[A]の材料をすべて混ぜる。



白ねぎは太すぎず、細すぎない厚さに。だいたい2mm幅くらいに刻みました。



2. フライパンにキッチンペーパーでサラダ油を広げ、[A]を半量入れて薄く伸ばす。





残り半分の生地は、具材を挟み込むために上からかけるので、ここではフライパンには加えないようご注意。

3. 生地の端の方が少し焼けてきたら、生地の上に白ねぎ、紅しょうがの順にのせ、残りの生地を回しかける。アルミホイルを被せて、弱火~中火で6~7分程度蒸し焼きにする。



中心が山になるように白ねぎをどん!と全部のせます



白ねぎの上に紅しょうがを散らして、さらにその上から残りの生地を回しかけます。



火を通しつつ、適度に水分を飛ばすため、ふんわりとアルミホイルを被せて焼きます。

4.
ひっくり返して裏面も6~7分焼く。



ひっくり返したところ、焼き面はこんな感じに!中の白ねぎを覗いてみると、透き通った感じになっています。
ヘラを2枚使ってお好み焼きスタイルでえいっ!とひっくり返すと、ねぎが飛び散らないですよ。



白ねぎと後から回しかけた生地がしっかりくっつくように、ヘラでぎゅっ!と押しつけます。
ここから、さらに6~7分焼きます。

5.
お好みでソース、マヨネーズ、青のり、かつお節をかけて完成。



焼けたらお皿に移して、お好みのトッピングをしました。では、出来たてをさっそくいただきまーす♪



口に入れた瞬間広がる、ねぎの豊かな香り…そして甘っ!!

青ねぎがシャキシャキしている関西の「ねぎ焼き」とはひと味違って、トロトロになった白ねぎならではの甘さがあります♡
紅しょうががアクセントになって、これは箸が止まりませ~ん!



と、そこへ肉好きの夫が「これ、豚肉が入っていても絶対おいしい!」と突然のアレンジ提案。
よっしゃ、次の1枚で試してみよう!ということで、取り出したのは豚バラ薄切り肉100g。



食べやすい大きさに切り、塩、こしょうをして焼いておき、皿に移しておきます(焼いたときに出た脂も一緒に)。

一方で、ねぎ焼きの方は、先ほどと同じ手順でフライパンに生地を広げ、白ねぎ→紅しょうが→豚バラ(脂も一緒に)→白ねぎ→生地の順で重ねました。






焼いた豚バラを少し残しておき、最後に上にのせて「豚肉入ってますよ」アピール。

というわけで出来上がりました~。豚バラ入りバージョンは、マヨネーズとポン酢じょうゆを混ぜた「マヨポン」をかけていただきました。
豚バラの脂とポン酢じょうゆの組み合わせが「こってり×さっぱり」で相性ぴったり!お肉の脂を吸った白ねぎが、さらにトロ甘になってこれまたたまらない〜♡



豚バラを入れることで一気に食べ応えがアップしました。ガッツリ食べたいなら豚肉追加もおすすめですよ!

…というわけで、白ねぎ農家のねぎ焼き、いかがだったでしょうか。ねぎ好きにはもうたまらない一品ですが、普段の食卓にも気軽に取り入れられるレシピだと思います!ぜひ作って白ねぎのおいしさを堪能してくださいね♡


きよし農園

多田礼奈さん

石川県金沢市出身。23歳で亡き祖父の農園を引き継ぎ、「きよし農園」代表となる。金沢ゆず、ヘタ紫なす、白ねぎを主品目とし、環境に優しく美味しい野菜作りを目指し農作業に励む傍ら、2022年5月には野菜の直売や地元食材を使ったスイーツやお弁当を提供するお店「Siii」をオープン。そのほかにも「金沢ゆず香るん祭り」の企画・運営や、他分野とのコラボなどを通じ、地域農業の発展のため幅広く活動している。

きよし農園ホームページ:https://kiyoshinouen.jp/
きよし農園インスタグラム:https://www.instagram.com/kiyoshinouen.reina/
Siiiホームページ:https://siii-seasonalfood.com/
SiiiInstagram:https://www.instagram.com/siii_seasonalfood/

取材協力/JA金沢市

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