料理大好き、手抜き料理が得意なkimiko♪です。関西には古くから「始末する」という言葉があって、節約、倹約するという意味だとか。始末の料理というのは、食材を無駄なく使いきる、という意味合いを持ちます。食品廃棄の問題や消費生活を見直すきっかけにもなる、SDGsにも通じる考え方・倫理観なんですね。今回はみんなが捨てがちな長ねぎの青いところを使った始末料理を作ります。ご飯のお供にピッタリな「ピリ辛炒め」「卵焼き」。長ねぎの白いところでは肉巻きも作って1本使い切りましたよ!【画像を見る】長ねぎをまるっと1本使い切り!青いところ、白いところ別レシピ長ねぎの青いところを使ってご飯のお供にぴったりの「ピリ辛炒め」を作ります!長ねぎは、熱を加えるとトロッとして甘く、焼いても煮てもおいしい野菜ですね。昔から風邪にいいと言われる長ねぎは、免疫力を高めたり血行を良くしたりといいこと尽くめ。健康的な肌を作るのにもうれしい作用がたくさんあるそうですよ。
特に長ねぎの青いところは栄養満点なんです。βカロチン、カルシウム、フルクタンなどを含み肌にも骨にも免疫力を高める効果があると言われています。
さあ!長ねぎのいいところが分かったところで、「長ねぎの青いところピリ辛炒め」を作って行きましょう。
【材料】
長ねぎの青いところ… 1本分
鷹の爪(輪切り)…適量
ゴマ油…大さじ1
塩…適量
【作り方】
1.長ねぎの青いところを斜め千切りにしていきます。
先っぽの茶色になっているところは使えませんので、切り落としてしまいましょう。
斜めの千切りにします。少し粘りが出ますよ。2.フライパンにゴマ油を引き、鷹の爪と長ねぎの青いところを炒めます。鷹の爪の香りが出るまで加熱します。
すぐにしんなりしてきます。3.長ねぎの青いところがしんなりしてきたら、火を止め塩を振り入れる。少しずつ入れて、味を整えてください。
4.器に盛って完成!「長ねぎの青いところピリ辛炒め」です。
簡単にできあがりましたよ ♪
ご飯にピッタリなピリ辛炒めです。なぜか分からないのですが、ラーメンの味がします。
ということは、麺にもご飯にもあっておいしいのです。
アレンジして、卵焼きを作ります。
【材料】
「長ねぎの青いところピリ辛炒め」(上記で作ったもの)…適量
卵…3個
塩…適量
卵液に長ねぎの青いところピリ辛炒めを加えて、卵焼きを作っていきます。
【作り方】
1.ボウルに卵と「長ねぎの青いところピリ辛炒め」を加えます。
2.塩を少量加え、よくかき混ぜます。
3.卵焼き器で卵焼きを作っていきます。
強火がいいという人もいますが、すぐ焦がしてしまうのでわたしは弱火で焼いています。
4.巻き巻きします。
5.できあがり ♪
品良くできあがりました。
切り口もきれいで見た目もおいしそうです。
食べてみると…青ねぎの香りと、ゴマ油の香りがしておいしいですよ。
なぜか卵焼きにするとピリ辛さが無くなっていたので、辛いのがお好きな方は「長ねぎの青いところピリ辛炒め」に一味を足すと良さそうです。ご飯にぴったりな1品となりました。
ちょっとした、朝ごはんができましたね。
「長ねぎの青いところピリ辛炒め」は、冷蔵庫で1週間ほどは日持ちしますので、たくさん作って保存するのもいいですね。
捨ててしまいがちな長ねぎの青い部分の始末料理を作ってみました!
とっても簡単なのでみなさんもぜひ作ってみてください。
余談ですが…長ねぎの白い部分は残っているのでもちろん料理しましたよ!
こちらは肉巻きにしてみようと思います。
【材料】
長ねぎ(白いところ)…1本分
豚バラ肉(薄切り)…200g
片栗粉…適量
サラダ油… 大さじ1
塩…適量
ポン酢じょうゆ…適量
1.長ねぎの白いところを4等分に切ります。
2.豚バラ肉で巻き巻き~ ♪
3.途中で切れたら、重ねてつないでください。
さらに巻き巻き~。
4.巻き巻き終わりです。
今回は長ねぎが太く立派だったのでボリューム感満点で作っています。
5.
4に片栗粉をまぶします。
焼いたときに肉が剥がれにくくなるのと、カリッとなります。
6.フライパンに油を引き、強火で肉巻き長ねぎを焼きます。
7.上下左右と返しながら、表面全部焼き色をつけていきます。
8.2~3分くらいで全体的に焦げ目がついたら、弱火にしてふたをして約5~10分焼く。
途中、3~5回くらいふたをとり、上下左右に肉をひっくり返す。
9.いい焼き色がつきました。
長ねぎの風味を感じたいので塩味とポン酢じょうゆ味の2パターンのあっさり味にしていただくことにします。
あっさりだと物足りない方は…しょうゆ、砂糖、みりんを合わせたものを加えるとこってりおいしく仕上がりますよ。
塩味の方は…そのまま塩をふって切り分けます。
断面がおいしそうですね。
塩味だとあっさりしていて、豚バラ肉の甘さと、ねぎの甘さが強く感じられました。
おつまみにするなら、ブラックペッパーをふりかけてもおいしそうですね。
ポン酢味の方も…切ってそのままポン酢じょうゆをかけます。
ポン酢味はさっぱりしていて、いくらでも食べられそうです。
豚バラ肉の脂がポン酢で消されるのか、まるで豚しゃぶを食べているようです。
でも、焼いているので豚しゃぶより味は濃厚で、あっさりと濃厚さが共存しているような感じ。かなりおいしくなっていますよ。
冒頭で作った「ピリ辛炒め」「卵焼き」に肉巻きを加えて献立ができあがりました!
ボリューム満点ですね!
ねぎ1本あれば、ご飯のお供がたくさんできますね!
長ねぎの青いところは捨てずに「ピリ辛炒め」にして常備すると料理のバリエーションが広がりますよ。
みなさんもぜひ作ってみてください。