2023.03.11

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【備えない防災】ってどゆこと⁉普段使いのバッグを「持ち出し袋」にするアイデア!全部ダイソーで揃っちゃう♪

「備えない防災」、または「フェーズフリー」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。日常と非常時の時間(フェーズ)を切り離さず、毎日使えるものを災害時に使えるようにすることです。「備える」のではなく、日常使いしておく、日常の地続きのところに準備しとく、という逆転の発想です。すぐに準備できるものばかりなので、今日から「備えない防災」やってみませんか?

【防災クイズ】災害に備えて大人1人が備蓄しておくべき“水の量”は…「約10L」「約20L」「約40L」のどれ?

いざという時の備えって、実際、どうすればいいの?

日頃から防災意識を持っていたり、いざという時のために一応備えていたり、という人は結構多いと思います。
非常用持ち出し袋を用意したり、非常食や水を備蓄して置いたり、その方法は様々でしょう。

わたしの日頃の備えといえば、大きめのリュックにお菓子や下着、靴下、ライトや電池などを詰めて廊下に置いておく、というもの。
近くにはペットボトルの水や非常食も置いています。

ただし、これらを持ち出して避難する事態は経験がなく、具体的なイメージは湧きません。
もしかしたら、慌ててどこにあるかわからなくなったり、うっかり置きっぱなしにして避難したりということもあるかもしれません。

実は「防災グッズは買ったけど、どこにあるかはわからない」とか、「災害のニュースを見るたびに備えなきゃとは思うけど、実際にグッズを買いに行くには至っていない」という声は意外と多いそうです。

「備える」という意識より、「日頃から持って(使って)おく」という意識

備えない防災、その仕組みはシンプルで、「普段使いのカバンの中に、いざという時使えるものを入れておく」というもの。

備える内容については、大まかに五種類。
①ゴミ袋
②携帯用ミニトイレ
③笛やライト
④風呂敷
⑤不安を落ち着かせるおやつ

これくらいのものなら、確かにちょっとカバンに入れておくこともできそうです。



これら、全てダイソーにて揃えられました。

①ゴミ袋



こちら、わたしには意外にも大ヒット!
これ、ペットのお散歩時に持ち歩くマナー袋なんです。
このコンパクトさで縦29cm、横21.5cmのポリ袋が20枚も入ってます!
詰め替えロールも2本ついているので、合計60枚。
取りえあえず1本をケースに入れて持ち歩き用に。



手を入れても余裕のサイズなので、衛生面が気になる時などの手袋がわりにも使えます。
もちろん、普段から細々とゴミが出た時にまとめるのにも使えますね。

②携帯用ミニトイレ



結構嵩張りそうかなとは思うのですが、コンパクトに折りたたむこともできます。

遠出する時やレジャーシーズンなんかの車移動では渋滞がとても気になりますし、わたしは実際にかなり苦しい思いをしたことも…
カバンに一つ入れておくと安心です。

③笛やライト



軍手とロープと笛がセットになっているものを発見しました。
これは一つ用意しておくと便利でしょう。
ただ、カバンが小さめだとどうしてもかさ張りますね。

そんなあなたは、こちらなんていかがでしょう?



防犯ブザーとライトが一体化しています。
笛は居場所を伝えるのに使うものですから、音が出る防犯ブザーは類似品として使えると思います。



ライトも結構明るいです。
こういう一つで二つの役割を担ってくれるもの、重宝しますね。

④風呂敷



大判のスカーフにしてみました。
何かを包んだり、エコバッグとしても活用できるとのこと。
手拭いやバンダナ、ハンカチなどでも代用できそうです。

⑤不安を落ち着かせるお菓子



これに関してはお好きなものを常備しておく、というのが一番だと思います。
私は大好物のブルーベリーガムを。
チョコレートや飴などもポーチに入れておくと、小腹が空いた時にも食べられて良さそうです。

また、風邪薬や日常使いの薬なども、小分けにしてポーチに入れておくと良いかもしれませんね。

これらのものとは別に、こんなものも用意しました。



使い捨ての下着です。
これも結構コンパクトにまとめられそうだし、衛生面を考えると備えておいても良さそうだと思いました。



保温ポンチョです。
防水なのでレインコートがわりにもなりそうです。
とにかく寒いのは辛いので、こういう温める系のものは備えておこうと思いました。

実際にカバンに入れてみた



ざっと、カバンに入れて持ち歩けそうなものを並べてみました。
一つ一つは小さいですが、結構量があります?



ゴワゴワにならないかなと不安でしたが、案外スマートに全部入りました。
下着や携帯用トイレはチャック付きのポケットに忍ばせて、ゴミ袋やお菓子、防犯ブザーはすぐ取り出せるように入れておきます。

これで、いざという時のための備えを日常的に持ち歩くことになりますので、たとえば出先で必要になったとしても安心ですね。

逃げる想定をした場所に保管

他にも、持ち歩くにはちょっと…というもので、でもいつでも持ち出せる場所に集めておくとするならば、車に積んでおくというのも有効だそうです。
今回カバンに入りきらなかったものをケースに詰めてみました。



確かに、車に常備しておけば、すぐに飛び乗って逃げるということも可能ですね。



日常使いのカバンに入りきらなかったもの、軍手・笛・ロープセット、水、マスクなどを積んでみました。
また、普段は履かないスニーカーなども入れておくといいそうです。
どんな場所でも安全に逃げるために、靴はかなり重要。
靴箱の奥に仕舞い込まず、車に乗せておくと収納にもなっていいかもしれません。
ちらりと見切れていますが、家の中に置き場がなくなってしまったビニール傘も積んでいます。

わが家の車は常にスマートフォンなどを充電できるようにケーブルを常備しています。
これも何気に「備えない防災」。いざという時の電力確保も大切です。

防災を特別なことにせず、日常と地続きにするということ

ちょっとしたものを日頃から持ち歩いておくとか、「こういうものはいざという時に使えるな」といった意識を持っておくだけで、「フェーズフリー」な備えが可能になります。
今回は100均で用意しましたが、ビニール袋やお菓子などは、家にあるものですぐに用意できます。
これを機に、日頃の持ち物を見直してみてはいかがでしょうか。

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