2022.09.01

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【防災対策サイト】わが家に必要な「備蓄品目」と「備蓄量」がわかる!『東京備蓄ナビ』で試算してみた!

日本各地で起こる地震、ゲリラ豪雨、観測記録を塗り替える猛暑、予想外の停電…以前にも増して異常気象や災害が増えているのが気になります。万が一の備えはしていますが、本当に十分なのかは…不明です(汗)。ニュース番組『news every.』では、各家庭に適した備蓄の品目や量の「目安」がわかるサイト「東京備蓄ナビ」を紹介していました。3つの質問に答えるだけと簡単に試算できるので、4人家族のわが家の適正備蓄を調べてみます!

【緊急時に安心♡】プロ直伝!100均グッズや日用品で「防災アイテム」作ってみた!試してみた!

「東京備蓄ナビ」は各家庭に適した備蓄の目安が分かるサイト


画像出典:東京備蓄ナビ



「東京備蓄ナビ」は東京都が2021年3月に開設したホームページ。いつ起こるかわからない災害に備えて、家庭での日常備蓄を呼びかける目的で作られました。家族構成など簡単な質問に答えると、各家庭に適した備蓄品目や数量がわかるようになっています。

小学生を含む4人家族のわが家、現在の備蓄状況



わが家は大人2人、小学生2人の4人家族です。市から配られる防災ハンドブックなどを参考に、各自の防災リュックを用意しています。
リュック内の洋服は春秋、夏、冬と季節に合った服に入れ替えますが、その他は入れっぱなし。中身が本当に適切なのか、ちょっと不安です。



すぐに非難!という万が一に備え、各自のリュックには水500mlと非常食、小さい懐中電灯を入れています。



備蓄の水は切らさないように気を付けています。2L入りの水の他に500mlタイプも常備。小さいペットボトルだと持ち運びに便利で、飲んだ後も役立つと聞いたことがあります。

「東京備蓄ナビ」を実際に試してみた!


ではさっそく、わが家に最適解な「リュックの中身と備蓄量」を教えてもらいます!

「東京備蓄ナビ」には次の3つの質問が掲載されています。たった3問に答えるだけで備蓄の目安が分かるそうです。簡単すぎます!

Q1.あなたと一緒に住んでいる人のそれぞれの性別・年代を教えてね
Q2.お住いの種類についてお答えください
Q3.犬や猫など、飼っている動物がいる?

わが家は大人2人と小学生が2人。住まいは戸建て、ペットはいません。さて結果は…。



あっという間に結果が表示され、印刷もできました。
インターネット上では、品目をクリックすると用意するメリットが知れる上、大手通販サイト3社にアクセスして、すぐ購入できるようにもなっていました。

わが家の場合、子どもは小学生なので特に子ども向けアイテムはありませんでした。
乳幼児がいる設定で質問に答えるとスティックタイプの粉ミルク、液体ミルク、アレルギー対応離乳食、おむつ、お尻ふき、使い捨て哺乳瓶が追加されました。

高齢者がいる設定にするとおかゆ、入れ歯用洗浄剤、補聴器用電池、処方箋薬(医師や薬剤師に相談)が。そしてペットがいる設定にすると、ペットフード、首輪・リード、ペット用トイレ用品、ペット用食器、水がそれぞれ追加されました。
家族構成などに応じてすぐにリストが表示され、とても参考になります。


表示された「備蓄品リスト」とわが家の備蓄量を比較!

水やレトルトご飯などの食品、トイレットぺーパーやマスク、アルコールなどの消耗品、常備薬や救急箱などの衛生用品、懐中電灯や乾電池、スマートフォンの充電器などの電源アイテム、基礎化粧品や生理用品など、わが家の場合は22品目がリストアップされました。

ちなみにこの「量」については、番組では1週間程度と話していました。

現在の備蓄量と照らし合わせてみます。



非常用に水やお湯を注ぐとすぐに食べられる「アルファ化米」を用意していますが、在庫は7個でした。
備蓄品リストによると33食も必要とのこと。16食も足りません!



レトルト食品は11食が目安。わが家はあまりレトルト食品を買わないので、全然足りていません。



即席麺は3パック必要だそうです。賞味期限を確認すると少し過ぎていました!すぐに食べないと!そして買い足さないと!



現状では缶詰の備蓄量は足りていましたが、これらを日常的に使っているのできちんと把握していないとまずいですよね。非常時に「不足している!」なんてことのないように…。



米は5kgが備蓄量の目安。買い置きは常にしていますが、備蓄米の選び方に落とし穴が!
災害時には断水が予想されるので、備蓄米は「無洗米」が鉄則のようです。これは普通米です。備蓄には無洗米という意識が必要だと痛感しました。



そして非常時には、トイレ問題も起こり得ます。
上記の簡易トイレ2個は念のため車に積んであるものです。備蓄リストによると簡易トイレは60回分も必要とのこと!携帯用トイレに限らず、トイレの代替品は考えておかないといけませんね。

他にも家にない物が9品目もありました!
このうちの消耗品はすぐに購入できるので、至急準備したいと思います。

それにしても、量が結構多いですよね。
番組では「大人2人・子ども2人マンション住まい」で算出されていたのですが、その場合、例えばお水だけでも76Lが必要になるそう!出演者も驚きながら、備蓄できる場所を確保できるのかを気にしていました。
ただ、これは「あくまでも最大限の必要量」とのこと。「すべて揃えなければならないというより、各自が準備の参考に」という認識でいると良いようです。


ついでに、防災ハザードマップもチェック!



筆者が住んでいる市町村では「総合防災ハザードマップ」という冊子と地図が配布されています。地震や風水害時の行動について書かれていて、地図には土砂崩れの危険がある場所が表示されています。

配布時にサラッとは目を通しましたが、熟読はしていないのでもう一度家族で確認したいと思います。

備蓄量の目安を知れば、より適切な備えになるはず

今回「東京備蓄ナビ」を使ってみて、備蓄しているつもりでも全然足りていないことがわかりました。インターネットで簡単に、全国どこからでも使えるサイトなので、とても便利だと思います。
今、用意している備蓄が適切なのかを知る目安にでき、防災意識も高まります。災害はいつ起こるかわかりません。
ぜひみなさんも一度「東京備蓄ナビ」を試して、備えを万全にしてくださいね。

<出典>
東京備蓄ナビ https://www.bichiku.metro.tokyo.lg.jp/

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