日常使いの“お弁当箱”が災害時にも大活躍!あ、正確にはお弁当箱ではなく、スープジャーを活用するんです。今回は災害時想定で、実験してみようと思います。使うのはサーモスの「真空断熱スープジャー」。題して、“生米にお湯を注げば、おかゆが作れるのか?”です。圧倒的なジャーの保温力は、調理器具としての使用まで叶えてくれるのか…さっそくチャレンジです!
【サーモスのスープジャー】熱いのも冷たいのもほったらかし調理!お弁当や在宅ワークランチに大活躍!サーモスの「真空断熱スープジャー」とは?
「真空断熱スープジャー」は、お弁当に最適な、持ち運びに便利なサイズ。“魔法びん構造”の高い保温&保冷力により、温かさ、冷たさを長時間キープします。温かいものは温かいまま、冷たいものは冷たいまま、食べることができます。みなさんもよくご存じですよね!
今回使用する0.4Lサイズのほかに、0.2L、0.3L、0.5Lがあり、色もブラック、ホワイト、ライトブルーなどバリエーション豊か。【サーモス】真空断熱スープジャー/JBR-401(0.4L)メーカー希望小売価格6,050円
幅×奥行き×高さ:9.5×9.5×12.5(約cm)重量:0.3(約kg)保温効力:60℃以上(6時間)保冷効力:11℃以下(6時間)材質:本体/ステンレス鋼(アクリル樹脂塗装)、外フタ/ポリプロピレン(発泡ポリプロピレン内蔵)、内フタ/ポリプロピレン、ベンパッキン・シールパッキン/シリコーンゴムカラー:ミント
※「保温効力」とは、室温20℃±2℃において製品に熱湯を内フタ下端まで満たし、湯温が95℃±1℃のときから内フタと外フタを取り付けて縦置きにした状態で6時間放置した場合におけるその湯の温度。※「保冷効力」とは、室温20℃±2℃において製品に4℃以下の水をせん内フタ下端まで満たし、水温が4℃±1℃のときから内フタと外フタを取り付けて縦置きにした状態で6時間放置した場合におけるその水の温度。
ふたは、「外フタ」「内フタ」とパーツが分かれるので、洗いやすくて◎。
左:外フタ 右:内フタサーモス「真空断熱スープジャー」の優れた保温・保冷力は、温かさや冷たさを長時間キープするだけではなく、サッと煮た具材をスープジャーに入れるだけで、保温しながら具材に熱を通す“保温調理”ができるのだそう。
この“保温調理”を活用すれば、お弁当作りが簡単&時短でき、また、調理器具や熱源が限られる災害時にも活躍してくれます。例えば、スープジャーにお米と具材、熱湯を入れるだけで、おかゆやリゾットが作れるんですって!
忙しい朝、材料と熱湯をササッとスープジャーに入れておけば、お昼にはちょうど食べ頃になっているとは、うれしすぎ♪
災害時だったら、避難所でもお湯さえあれば、温かいおかゆが食べられるというわけですね!
では実際に、スープジャーでおかゆを作ってみましょう。
災害時にも活躍!スープジャーにお米とお湯をINするだけで“おかゆ”に!今回は災害時を想定し、耐熱性の半透明ポリ袋を使って、“洗い物を出さない”おかゆづくりに挑戦。
【材料】1人分 真空断熱スープジャー(0.4L)使用無洗米…大さじ2(20g)
お湯…200ml
耐熱性の半透明ポリ袋(高密度ポリエチレン製)…1枚
耐熱性の半透明ポリ袋は、家にあったものを使ったので、250mm×390mm、厚さ0.015mm と、スープジャーに対して、かなり大きめサイズでした。
【作り方】1.スープジャーの中にポリ袋をかけ、お米を入れます。
2.1の中に沸とうしたお湯を入れ、ポリ袋の開け口をねじって中に押し込み、ふたをして1時間“ほったらかし”に。スープジャーが保温調理をして、おかゆに仕上げてくれます。
お米の芯を残さないために、必ず熱湯を注ぐこと!寒いときは、スープジャーの温度が下がらないよう、タオルなどで包むといいそうです。
…1時間経過。おかゆの出来具合をチェックしてみましょう。
おお~、湯気が立っています。
では味見。フーフーしないと食べられないほどではありませんが、熱々。芯も残らず、やわらかくて、お腹にやさしいおかゆに仕上がっています。
スープジャー内の温度を計ってみると、なんと約75℃もありました。
このまま、おかゆとして食べてもいいのですが、おかゆを食べる直前にフリーズドライのスープを入れると、雑炊のようになるそうなので、やってみることに!
今回、フリーズドライの卵スープ(分量外)を1個(6.8g)入れてみます。
75℃もあるので、2~3回スプーンで混ぜるだけですぐに溶けて、あっという間に卵雑炊になりました!
では、いただきます!
おいしーーーーい。温かく、だしの味もあって、ペロッと完食してしまいました。スープの具材もちゃんとやわらかくなっています。フリーズドライスープをトマト味や酸辣湯などにすれば、また違った雑炊が楽しめそう。粉末のコーンスープの素を入れたら、リゾット風になっておいしいかも…。
よし!今度コーンスープを入れて作ってみよう!そして、防災グッズとして、無洗米、耐熱性のポリ袋のほかに、フリーズドライスープも何種類か入れておこう!
なお、衛生上、スープジャーで調理したおかゆや雑炊は、6時間以内に一度に食べきってくださいとのこと。
スープジャーでひんやりスイーツ「豆乳黒みつプリン」を作ってみよう!サーモス「真空断熱スープジャー」は、優秀な保温力を活かした“保温調理”だけでなく、優秀な保冷力を活かした“保冷調理(こんな言葉があるかはわかりませんが…)”もできるそう。
作り方は、氷水で冷やしたスープジャーに材料を入れて、“ほったらかし”にするだけ。さっそく、作ってみましょう。
今回、0.3Lサイズの「真空断熱スープジャー」を使います。
【サーモス】真空断熱スープジャー/JBR-301(0.3L)メーカー希望小売価格5,500円
幅×奥行き×高さ:9.0×9.0×11.5(約cm)重量:0.3(約kg)保温効力:56℃以上(6時間)保冷効力:12℃以下(6時間)材質:本体/ステンレス鋼、蓋/ポリプロピレン カラー:ブラック
「豆乳黒みつプリン」の材料はこちら。
【材料】1人分 真空断熱スープジャー(0.3L)使用粉ゼラチン…2g
熱湯…大さじ1
豆乳…100ml ※今回「調整豆乳」を使用
黒みつ…大さじ1
みかん(缶詰)…50g
【作り方】1.スープジャーに氷水(分量外)を入れ、ふたをして3分ほど予冷します。
2.小さな器に熱湯を入れ、ゼラチンをふり入れてよく混ぜます。
3.別の容器に豆乳を入れ、
2を入れて混ぜます。
4.1の氷水を捨てたら、スープジャーに黒みつを入れ、
3を静かに注ぎます。さらにみかんを入れ、ふたをして固まるまで3時間以上保冷したら出来上がり。
熱湯で溶かしたゼラチンを混ぜた豆乳はぬるくなってしまいました。それをスープジャーに入れたら、せっかく氷水で冷やしたのに、温度が上がってしまうのでは?その程度の温度上昇ならスープジャーは気にしないのかしら?ちゃんと固まるのか、出来上がりが楽しみ♪
3時間保冷したものがこちら!ゆらすと“プルプル”します。ちゃんと固まってる~、よかった。
スープジャー内の温度を計ってみると、24℃。思いのほか高めですね。室温が32℃あるので、その影響もあるのかもしれません。
すくってみると…みかんと黒みつとともに、ぷるんとした豆乳プリンが登場♪
ではひと口♪
舌触りなめらか~♪ぷるん&とろんとしていて、口の中でスッと溶けてなくなります。豆乳の甘さがほどよく、たまに黒みつの濃厚な甘さがミックスされて、それもまたおいしい。とっても簡単に作れて、とってもおいしいなめらか豆乳プリンです。リピ決定♪
気になる“ひんやり”感ですが、スープジャー内の温度が24℃だったことからも想像できるように、食べたとき、“キンキン”の冷たさは感じませんでした。わたしの作り方に問題があったのかもしれませんが…。
熱湯で溶かしたゼラチンを混ぜてぬるくなった豆乳を入れたので、その時点でスープジャーの中の温度は多少上がったと考えられ、キンキンに冷えていないのも納得できます。とはいえ、キンキンに冷えていないだけで、ぬるいわけではなく、“ほんのり冷たい”ので、わたし的にはOK♪
日々のお弁当づくりを簡単&時短できるうえ、調理器具や熱源が限られる災害時にも大活躍。さらにはスイーツだって作れちゃう、小さいのにとっても優秀なサーモス「真空断熱スープジャー」、おすすめです!
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