今はおいしい冷食が揃っていますが、それでも手作り派が結構いるのが餃子の世界。コロナでおうち時間が増えたこともあり、時短料理派も休日には「ちょっとだけ手間をかけて」料理をすることが普通になりました。そこで今回は、予約の取れない人気店のすごい餃子を作ってみます。お店ではコース料理に1個だけ出てくるスペシャリテ。NHKの『あさイチ』で紹介されていたんですよ。鎌倉の予約困難な中華店が披露した「焼き餃子」レシピ材料(30個分)キャベツ…325g
豚ひき肉…400g
塩…8g
こしょう…少々
おろししょうが…10g
おろしにんにく…5g
しょうゆ…10g
ゴマ油…10g
鶏ガラスープ(市販)…150g
ギョーザの皮(市販)…30枚
サラダ油…適量
鶏ガラスープは液体になります。150gのスープって結構量がありますが、肉が吸ってしっかりなじんでくれます。
NHKさんなので、番組内ではどこのお店かわからなかったのですが、鎌倉の予約困難な中華料理店ということと、店主のお名前で「イチリン ハナレ」と判明。あの食べログでも優に4.0ポイント超え、2018年から2021年まで食べログアワードの「Silver」を受賞し続けているスゴイお店です。
なんでも、この餃子はコース料理の一品として出されていて、しかも1人一皿に1個が供されます。
わかります? たった1個でコースの一皿を任せられる餃子なんです。いったいどんなお味なんですかね~? いつもは時短・簡単で料理作りを済ませたいわたしですが、ちょっとの手間だけで難しいことはなさそう…なのでチャレンジしてみました!
ジューシーになる秘訣は鶏ガラスープ1.キャベツは2ミリ角に切る。
2.ボウルに豚ひき肉、塩、こしょうを入れ、ボウルと手ですり合わせるように、ペースト状になるまで1分ほど練る。
3.しょうが、にんにく、しょうゆ、ゴマ油を加え、なじむまで混ぜる。
4.鶏ガラスープを3回に分けて加え、なじむまで混ぜる。ひき肉に鶏ガラスープを吸わせていく。
5.キャベツを加え、30秒ほど軽く混ぜる。キャベツから水が出てしまうので「軽く」でOK。
6.ラップをかけて冷蔵庫で1時間休ませる。
7.餃子の皮をまな板に並べ、ぬらしたキッチンペーパーで15秒ほど水分を補う。
8.餃子の皮にあんを30gほどのせ、包みやすいようにタネの表面を平らにする。
とじしろは1センチほど残し、2つ折りにしやすいようにタネの真ん中に折り線を入れる。
9.端からひだ(9つ)を寄せて、半月形に包む。
10.フライパンに湯を沸かし、くっつかないように間隔をあけて餃子を入れる。湯の量は餃子の高さの半分が目安。
11.ふたをして中火で3分ほどゆでる。
12. 湯を捨て、サラダ油を側面から回し入れ、フライパンを揺らして油をなじませたら1分20秒ほど強火で焼く。
13.底面を見て、こんがりと焼き色がついたらできあがり。
工程は多く感じますが、順番にやっていくと難しいことなく、ちゃんと作れました。
ポイントは4つ。
1.鶏ガラスープを3回に分けて混ぜる際、ペースト状になるまでしっかり練ってスープを吸わせる。
2.餃子の皮に水分を補うことで破れにくくなり、包むときには水要らずなので、ひと手間でラクになります。
3.スプーンよりバターナイフの方が扱いやすいのでおすすめ。
4.焼く前にゆでることで、水餃子のような食感の皮になります。
ふだんあんを包むときはスプーンを使っていたのですが、今回バターナイフを使ってみたらちょうどいい分量を皮にのせられて時短になりました。こっちのほうがおすすめです。
包むときは指先で皮を潰し、しっかり押さえて閉じるとあんや汁が流れ出ることがなくなります。
食べてみると、先にゆでたことでもちもち食感になっていました。焼き目のところはパリパリで2つの食感が楽しい♪
滑らかにしたタネにしっかり溶かした鶏ガラスープと相まった肉汁が、ジュワワワ~。このスープの味が実に絶妙で、「お店で食べてるみたい〜」と感動!
一緒に食べた小学生の娘も「中華屋さんで食べる餃子の味がするね」と言っていました。
おうちで本格的餃子は「作れます!」NHK『あさイチ』で紹介していた、鎌倉にある中華料理店「イチリン ハナレ」の店主が伝授する「ジューシー焼き餃子」を作ってみました。
餃子に鶏ガラスープを入れるのは初めてでした。
あっさりとしていて、何個でも食べられそうです。
餃子にしっかりと味がついているので何もつけずに食べるのがおすすめ。
おうちでお店の味が簡単に楽しめるのはうれしいですね。
ぜひ作ってみてください。