2023.04.26

磨く・整える

【鈴木亮平さんインタビュー】俳優が語る「痩せる秘訣」とは…え、本当につらいなら痩せなくてもいい!?

4月28日(金)全国公開の劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』で主役を務められる、俳優の鈴木亮平さんにインタビューしてきました!鈴木亮平さんといえば、まったく方向性の違う役柄でも違和感なく演じることで有名。今回は肉体派の救急医の役なのでがっしりした体つきですが、過去にはゲッソリとやつれた姿の役柄を演じたことも…。気になるその「痩せる秘訣」を伺いつつ、とても気さくな人柄に迫りました!

【画像を見る】爽やかな笑顔を見せる鈴木亮平さん

――2021年7月にドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」が放送され、その後、スペシャルドラマを経て、劇場版が4月28日(金)より公開されますが、役作りはいかがでしたか?

ドラマのときにキャラクターは出来上がっていたので、役作りはそれほど苦労はなかったのですが、フィジカル面では劇場版でジェシーくん(SixTONES)が参加されるということで、ジェシーくんと並ぶことを意識してトレーニングを頑張りました(笑)。
特に今回の舞台が、横浜ランドマークタワーの火災という設定で、人を抱いて延々と階段を降りるというシーンが多かったんです。なので、下半身を集中的に鍛えたり、階段のシーンの前に走り込みをしました。

――人を抱いて階段を上り下りするって、聞くだけでキツいですね…。そのほかにも、つらかったことはありますか?

すぐに思い浮かぶのは…あまりの暑さにセリフが出てこないということがありました。みなさんも覚えていらっしゃると思いますが、去年の夏は猛暑だったじゃないですか。埃っぽいところで煤まみれになりながら炎に囲まれての撮影もあって、千晶役の仲里依紗さんと汗だくで撮影したのはつらかったですね。
相当に追い込まれているシーンだったので、二人とも楽しい雰囲気ではなかったのですが、仲さんの迫真の演技に支えられたなと思います。そういう意味でも激アツな夏でした。

あぁ、誰かにそっと抱きしめてもらいたい

――TOKYO MERのメンバーは見えない絆で結ばれているのが伝わってきますが、キャストのみなさんとの思い出はありますか?

劇場版ではみんなで出かけたりしました。最初のドラマの撮影のときは、緊急事態宣言が出ていたこともあって、みんなでご飯を食べに行くことができなかったんです。
なので、映画の撮影になって初めて、TOKYO MERのメンバーとプライベートなひとときを過ごすことができました。みんなでプリクラを撮ったりして、楽しかったですね(笑)。



――想像しただけで微笑ましいです。キャストのみなさん、いいチームですね。

そうなんです。スペシャルドラマの撮影もハードで、撮影初日からオペのシーンを撮らないといけなかったり、僕自身、セリフが多くてめげてたときがあったんです。
そのときに「あぁ、誰かにそっと抱きしめてもらいたい」ってボソッと言ってしまったんですね。そうしたら、僕の出番が終わって帰ろうとしたときに、「チーフ!」って呼び留められて、メンバー全員がそっとハグをしてくれました。そういう優しさがたまらないです……。日本中を探してもどこにもいない最高のチームだと思います。

つらいと思うことは続けるのが難しい

――役柄によって痩せる必要があることも多いと思いますが、読者にオススメのダイエット方法があれば教えていただけませんか?

痩せるためには食事制限をしたり、何かを我慢しないといけないじゃないですか。もしそれが本当にストレスになるんだったら、精神的によくないなと思っています。

僕は夜ごはんを食べないとか、夕方の5時、6時には食事を終わらせるということをしていますけど、それは自分の体に合っていてストレスを感じないんですよね。
でも、寝るときにお腹が減って、それがストレスに感じる人は難しいと思います。すみません、これで痩せる!って簡単に言えればいいんですけど。

――いえ、鈴木さんのように、目標があればまた違いますから。

なかなか難しいですよね。でも夜ごはんを減らすのがいちばんいいんじゃないですかね。それがつらいと思ったら、続かないのでやらない方がいいと思います。一瞬痩せても元に戻るかもしれないし、ひょっとしたらリバウンドしてしまうかもしれない。
つまり、一生続けられないのなら、やめたほうがいいと思います。無責任かもしれないんですが、僕は、無理してしまうんだったら痩せなくてもいいんじゃないかなって思うタイプです。



――とても励みになるお言葉ありがとうございました(笑)。では、最後の質問になります。鈴木さんが、今作の映画を通してみなさんに伝えたいことは何でしょうか。

生きていることの素晴らしさや命の大切さ、自分はひとりで生きているわけではなく、仲間や家族がいるから強くいられるということを感じていただけたらうれしいです。

また、ドラマのときから医療従事者をはじめ、消防レスキューや誰かを助けるために日々がんばっている方々への賛歌としての作品ということでスタートしました。
今も、彼らはまったく変わらない崇高な精神で日夜問わず働いてくださっています。彼らこそが本物のヒーローだと思います。


※鈴木亮平さんインタビューは、月刊誌『家の光』2023年6月号にも掲載されています。
http://www.ienohikari.net/press/hikari/

取材・文/花村扶美 写真/舞山秀一 ヘア&メイク/Kaco(ADDICT_CASE) スタイリング/徳永貴士(SOT)

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