2022.12.17

磨く・整える

【インタビュー】芸能生活57年!アクション歌謡の女王・山本リンダさんの活力の源は…野菜を生で丸かじり!?

1966年のデビュー以来、「こまっちゃうナ」「どうにもとまらない」「狙いうち」などのヒット曲を出し続け、半世紀を超えて活躍する山本リンダさん。現在、71歳ですが、信じられないくらいの美貌とスタイルを誇ります。いまも精力的に各地でライブやコンサートを続け、歌と踊りで観客を魅了するリンダさん。その若々しさの秘密に迫ります!

【画像を見る】しなやかなにポーズを決める山本リンダさん

――今年で芸能生活57年とのことですが、今も変わらず、全国各地ですばらしいパフォーマンスを披露されています。その活力の源はなんでしょうか?

「狙いうち」とか「どうにもとまらない」とか、わたしのヒット曲はとっても元気な曲が多いんですが、そのおかげで自分が健康なんだと感じます。だって、歌の世界を表現するために激しくダンスもするし、高いヒールも履くし、とにかくただ立ったまま歌えないんですよね。だから、病気になれないし、けがもできないし、ちゃんと体も動かせなきゃいけない。

ときには、本番中に「集中できない」とか「気が散ってしまう」という事態に直面することもあります。たとえば昔、ツアー真っ最中にけがをしてしまって、ヒールを履けないくらい足が腫れてしまったことがありました。

そのときは、体の大きなダンサーさんに支えてもらいながら公演したんですが、最初はお客さまが心配そうにわたしを観てたんです。もうそれが本当に申し訳なくて…。だって、お客さまは元気になりたくてわたしのコンサートに来てくださっているんですから。

わたし、そういうときは、絶対にお客さまに「かわいそう」と心配させちゃいけない、とにかくみんなに楽しんでもらいたい。そういう思いでパフォーマンスするようにしています。そのときも、けがを感じさせないよう演じ切っていたら、お客さまもだんだん笑顔に変わってきて、最後にはみんな楽しそうにノリノリになってもらえました。みなさんを元気にするのがわたしの使命、そうした気持ちで臨んでいます。



果物を食べると体が「スー」っとするんです

――すごい使命感ですね…リンダさんの歌やダンスがなぜ魅力的なのか、秘密がわかった気がします。健康維持や体づくりのために取り組んでいることはありますか?

わたしね、好き嫌いなく何でも食べるんですが、野菜や果物もしっかり摂ることが大事だと思っているんです。とくに果物が大好き。みかんやリンゴ、ぶどうなど季節のフルーツをいつも持ち歩いているんですよ。それで、移動中や楽屋でも食べます。果物を食べると、体が「スー」っとするんです。

野菜もちゃんと食べるようにしてます。ツアーで各地を回っていて、忙しくてお弁当ばっかりのときは、青果店でトマトやピーマンやきゅうりを買って、バスの中で生のままかじることもあります。野菜かじっているのを初めて見たスタッフにはすごく驚かれますけどね(笑)。

――それは驚くと思います(笑)。ツアーがないときでも「食」には気を遣っているんですか?

もちろん。わたし、「体にいい」って聞いたら何でも試すようにしているんです。たとえば、100%の野菜や果物のジュースを飲むのはもちろんの事、もう数年前からそれらを寒天で固めて食べるようにしています。寒天が好きなんですよね。黒酢やヨーグルトも大好き。カスピ海ヨーグルトも作り続けています。

あと、時間がないときによく作るのが、即席の「おつゆ」。かつお節ににぼしの粉、すりゴマを器に入れて、お湯を注いで飲むんです。カルシウム、大事ですからね。ときには、おつゆにオリーブオイルを入れたり、お酢を入れたり、おみそを入れてみたり…、いろんな風にアレンジをして楽しんでいます。



茶葉をすくって食べたらすご~くおいしかったの

お茶も大好きですよ。最近は杜仲茶を飲んでいますね。杜仲茶ってね、香ばしくておいしいの。牛乳や豆乳で割ったり生クリームを入れたりしても合うんですよ。

あと日本茶も大好きなんですけど、良いお茶を飲んだ後、出がらしの茶葉を捨てるのがもったいなくて、このあいだスプーンで茶葉をすくって食べてみたんです。そしたら、すご~くおいしかったの。だから、今度は淹れる前の生の茶葉を食べてみたんですけど、これも本当においしくてびっくりしちゃいました。疲れているときに食べたら、体がすっと楽になってね。それ以来、お料理に茶葉をぱらぱらと入れることもあるんですよ。

――そうした食へのこだわりや、健康に対する意識は、ステージで最高のパフォーマンスをするためなんですね。

そう、動き回る曲が多いから、健康じゃないと本当にやってられないんですもの。もちろん大好きなバラードもあるんだけど、体がしっかりしていれば、落ち着いた雰囲気でじっくり歌い上げられます。

いくつになっても、お客さまの前では最高のコンディションでパフォーマンスをして、帰るときには若返って元気になってもらいたい。そうした一心でステージに臨んでいるんです。


※山本リンダさんには、月刊誌『家の光』2023年2月号特集「60歳からの体づくり」で、元気の秘密やリンダ流エクササイズについてもお聞きしています。こちらもぜひご覧ください。
http://www.ienohikari.net/press/hikari/yokoku/

写真/津田雅人

Pick up

Related

Ranking