枝豆の旬って夏だけと思いがちですが、じつは晩夏から10月上旬ごろまでは茶豆や黒豆などの地場品種が旬を迎えます。香りとコク、甘味が濃厚の枝豆を、よりおいしくいただくためのレシピを考えてみました。ポイントは「焼き」。ぜひご自宅で召し上がってください。
香ばしさがたまらない焼き枝豆枝豆=ゆでるそんなイメージを持っている方も多いかもしれません。
昔、枝豆は湯を沸かしてから収穫にいく。とも言われていた程なのでゆでるイメージが強いのも仕方ありません。
しかし、熱い夏…
たっぷりの湯を沸かすのもやる気が必要です。
そこで…
もっと手軽に調理できないかなと考え、フライパンや魚焼きグリル、電子レンジなどの調理器具を使っていろいろ試してみたんです。
以下の2つの方法がおすすめです!
・枝豆にお塩大さじ1を振ってよくもみこみ、5~10分置き、そのままフライパンに入れフタをして蒸し焼きにする方法
・魚焼きグリルにアルミホイルをしき、塩もみをした枝豆を並べ焼く方法
なんと焼くことで香ばしさがプラスされ、香りやコク、甘味をたっぷり楽しむことができるのです。ぜひまだ未経験の方は「焼き枝豆」チャレンジしてみて下さい。
目安時間は焼き色がつくまで。
もう1つ!焼くは焼くでもちょこっとアレンジ!「枝豆ペペロンチーノ」フライパンにオリーブオイルとニンニクの薄切り、赤唐辛子の輪切りを弱火で熱し、香りがでてきたら枝豆を加え炒めます。
鞘にガーリックの風味がつき、唇に触れたときに味わいを楽しめます。
鞘も食べるんですか?と質問がよくありますが、鞘は風味を楽しむ程度で豆を出したら鞘は残してください。
中華風にゴマ油や紹興酒、豆板醤、オイスターソースなどで炒めるのもおすすめです。
おまけにもう1品つくっちゃいました!
おつまみやおやつにぴったりのカリカリチーズこちらはわたしがよく作るレシピなのですが、チーズに枝豆を加えたのでご紹介します。
作り方はこちらも簡単!
フライパンにピザ用チーズをいれ、厚みがあるところは広げ大きな丸い円を作ります。中火で熱し、チーズがくつくつしてきたら鞘から出した枝豆をのせ、チーズがカリカリになってきたら上下返し枝豆にも少し焼き色をつけ完成です。
しらす干しを加えるとさらにコクがでますし、子ども向けにはコーンを枝豆と一緒にのせるのもおすすめです。
さらに…枝豆で冷製スープ!暑い夏にもぴったり時間があるときは鞘から出して作ってこんな食べ方もいいですよ。
色がとってもきれいで食卓も元気になります。
こちらは薄切りにした玉ねぎをバターでゆっくりじっくり炒めます。
たまねぎがしんなりしたら、水と鞘から出した枝豆を加え5分程度煮込み、火を止め粗熱が取れたらミキサーで攪拌します。
牛乳や豆乳も加えさらに攪拌したら塩、こしょうで味を整え冷蔵庫で冷やして完成。
新潟県や山形県などから地場品種の枝豆が野菜売り場に並びます。ぜひ、枝豆の食べ比べをしてみてください。結構面白いと思います!
枝豆は、アルコールの分解を促進する栄養素なうえ、鉄分や葉酸も含みますので貧血予防にも。なので、女性の方にもおすすめの食材です。
枝豆は未成熟な大豆です。
大豆にはタンパク質だけでなく、ビタミンやミネラルも豊富に含んでいます。まだ今年の夏、ゆでたての枝豆を食べていない方はまだ間に合います!ゆで枝豆を食べてみましょう!
ゆで時間は3~5分です。これは守ってください。ゆですぎ注意ですよ!
そして山形のだだちゃ豆や新潟の黒埼茶豆、兵庫県篠山市の丹波黒豆もこれから旬を迎えますので、これらはひと味違いますよ〜。
ぜひ焼き枝豆を召し上がって頂きたいです。