2023.06.14

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【調理の裏ワザ】京都の名店直伝!「極甘♡キャベツステーキ」に挑戦♪ホットプレートで極限の甘さを引き出す

4月12日放送の『あさイチ』の特集は名店に教わる絶品キャベツ料理でした。番組では創業40年という、京都の創作お好み焼き店が考案した、「キャベツステーキ」を紹介していました。1/6玉がひとり分!高温の鉄板で蒸し焼きにし、ポルチーニ茸のクリームソースをかけていただくというおしゃれな一品。それを家庭でも作りやすいよう、ホットプレートを使った再現レシピが紹介されていましたよ。名店のキャベツステーキを作ってみます!

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「極甘♡キャベツステーキ」は京都の創作お好み焼き屋の人気メニューがお手本


『あさイチ』で紹介されていたのは、名店の絶品キャベツ料理。京都で創業40年の創作お好み焼き屋「京ちゃばな」の人気メニュー、「焼きキャベツのクリーミーポルチーニソース」でした。

高温の鉄板で水をかけながら4分ほど蒸し焼きにした一品で、イタリアンでおなじみの高級きのこ・ポルチーニ茸の特製ソースをたっぷりかけて仕上げます。

番組では家庭で作りやすいように、ホットプレートで名店の一品を再現したレシピが紹介されていました。ポルチーニ茸は干ししいたけで代用出来るとのこと。キャベツがどこまで甘くなるのか、興味津々♪再現レシピに挑戦してみます!

蒸し焼き時間約12分!ホットプレートで「極甘♡キャベツステーキ」に挑戦!

ソースに使う干ししいたけ15gはかぶるくらいの水にひと晩浸け、事前に準備しておきました。



【材料】(1人分)
キャベツ…1/6個
オリーブオイル…適宜
塩…少々
黒こしょう…少々
水…適宜
(ソース)
干ししいたけ…15g ※今回は4個使用
干ししいたけの戻し汁…大さじ1 
しょうゆ…小さじ1/2
生クリーム…20g
オレガノ(ドライ)…少々

1.耐熱容器に軸を取って粗みじん切りにした干ししいたけと戻し汁を入れ、ラップをふんわりとかけて電子レンジ(500W)で40秒加熱します。



電子レンジで40秒の加熱はあっという間。ほんのりと温かくなったという程度です。

2.1にしょうゆ、生クリーム、オレガノを加えてソースにします。



お店ではポルチーニ茸を使うそうですが、入手しやすい干ししいたけで代用。干ししいたけは旨味がたっぷりとあるので、おいしいソースになりそうですね。

3.キャベツを6等分のくし切りにして芯の硬い部分を取り除き、葉がばらけないように洗って水気を切ります。



芯をすべて取り除くと葉がばらけるので、少しだけ芯を残して切りました。

4.200℃に熱したホットプレートにオリーブオイルを引き、両面に塩と黒こしょうを振ったキャベツを置き、キャベツを覆うようにアルミホイルをかぶせます。



最初から高温に設定するとキャベツが焦げやすいため、ホットプレートの中火に相当する200℃から焼き始めます。



アルミホイルはキャベツとの間に1~2cmの隙間が空くように、ドーム型にするのがポイント。隙間があることでしっかりと熱が回るのだそう。

焼き始めてからアルミホイルをかぶせましたが、うまくドーム状にするのが難しかったため、あらかじめドーム状のフタを作っておくのがおすすめです。

5.ホットプレートの温度を250℃に上げ、アルミホイルの隙間から水を少し流し入れて、2分ほど蒸し焼きにします。



水をかけて蒸し焼きにするとキャベツの甘さを引き出せるとのこと。水をかける時はやけどにご注意くださいね。

6.キャベツを裏返して水を回しかけ、もう一度アルミホイルをかぶせて、2分ほど蒸し焼きにします。



キャベツをひっくり返すと、うっすらと焼き色が付いていました。



2回目の水かけで、キャベツの内側の芯にも熱が行きわたるそうです。

7.もう一度ひっくり返してキャベツ全体に水を回しかけ、アルミホイルをかぶせて3分ほど蒸し焼きにします。この工程を2回行います。



3回目と4回目の水かけはキャベツ全体に回しかけます。



フタをしてじっくりと蒸し焼きにすることで、キャベツがやわらかく甘くなるそうですよ。キッチンには蒸気と共にキャベツの甘い香りが漂っています。

8.蒸し焼き時間が10分になったところで、キャベツの葉の間に少し隙間を作り、蒸気を少し逃します。



葉をずらすことで蒸気の通り道を作ります。この作業を省いてしまうと、キャベツに硬い部分が残ってしまうことがあるそうです。

9.キャベツ全体に水をかけてフタをして2分ほど蒸し焼きにし、蒸し焼き時間が12分ほどになったらフタを取り、ホットプレートに残った水分をふき取り、オリーブオイルを薄く引いてキャベツの両面に焼き色を付けます。



5回目の水かけをして2分ほどフタをして焼けば、蒸し焼きの工程は終了です。



最後の蒸し焼きを終えてフタを取りました。この後はオリーブオイルを引いて両面に焼き色を付けます。キャベツがかなりやわらかくなっているので、ひっくり返す時に崩れそう。フライ返しを使って上手にひっくり返してくださいね。

焼き色が付いたらお皿に盛り、干ししいたけソースをレンジで温め直して、たっぷりとかけたら完成です。

コンソメで煮込んだロールキャベツのよう!内側ほど甘さが際立つおいしさ♡



ホットプレートで約12分蒸し焼きにした「極甘♡キャベツステーキ」です。干ししいたけを少し大きく切りすぎた感がありますが、キャベツはものすごくやわらかく、焼き色もしっかりと付きましたよ。



キャベツの葉はてろ~んとやわらかく、透け感があるほど。葉を繋いでいる芯の部分もやわらかいので、お箸で簡単に葉を取ることが出来ますよ。

口に入れると、まるでロールキャベツのよう!味付けは最初に塩とこしょうを振っただけですが、コンソメで煮たかのようなおいしさに!とってもやわらかくて甘~い。キャベツの内側ほど甘さが強く、蒸し焼きでここまで甘く出来るのか!と衝撃を受けました。

干ししいたけのソースも旨味がたっぷり。和食に使うとばかり思っていた干ししいたけが、見事に洋風の味わいになっていて、こちらもおいしくて驚き。

ただ生クリーム20gと干ししいたけの戻し汁大さじ1杯の水分ではソースの量がかなり少なく、クリーム味の干ししいたけを添えたという感じでした。生クリームと干ししいたけの戻し汁をもっと増やして作ってもよさそうでしたよ。

フタをせずに水をかけて焼いたキャベツと比較してみた!



「極甘♡キャベツステーキ」を作るためにキャベツを1玉買ったので、フタをせずに焼いたキャベツとどれくらいの違いがあるのかも試してみました。

上の画像をご覧ください。
左は水をかけながら焼いた1/6玉のキャベツ、右はレシピ通りにアルミホイルのフタをして焼いた1/6玉のキャベツです。左は水をかけても蒸気が逃げてしまうので、蒸し焼きの効果が出にくいのはわかっていますが、ホットプレートにスペースがあるのでついでの検証です(笑)。



こちらがアルミホイルのフタをせずに焼いた「キャベツステーキ」です。芯の部分を取り過ぎたためなのか外側の葉がはがれてしまったのと、キャベツがばらけた形に仕上がりました。

食べてみるとやわらかく、甘さがあるのも伝わってきます。ただ、水っぽくてキャベツの味が薄い!でも、「極甘♡キャベツステーキ」を食べていなければ、こちらのキャベツでも満足していたかもしれません。



アルミホイルのフタをかぶせて蒸し焼きにする「極甘♡キャベツステーキ」は、キャベツの甘さを極限まで引き出せたと実感したレシピでした。

ホットプレートで蒸し焼きにするだけなのですが、水を差してフタをかぶせる工程を4回繰り返す必要があり、単純なのですが少し手間がかかります。それでも今まで食べたことがないほどキャベツのおいしさに出会えるので、作ってみる価値あり!

キャベツ1/6玉でも、ペロッと軽く食べられますよ。筆者はフタなしバージョンのキャベツも合わせて2/6玉、つまり1/3玉のキャベツをペロッと平らげました。感動のキャベツ料理になると思います。ぜひお試しくださいね。

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