茹で時間30秒！リュウジさんの「虚無ぞうめん」に挑戦♪圧倒的な麺のコシとかつお風味の優しいお味♡

「油ぞうめんを紹介してくれてありがとうございます。ふるさとの味です」「子どもの頃、友人の祖母が作る油ぞうめんは油とアジシオだけでしたが、めちゃめちゃおいしかったです」「うちの油ぞうめんはニラ、豚バラ、もやし入りでした！久々に食べたくなった」など、油ぞうめんを食べて育った方からのコメントが届いていますよ。

みなさんのコメントにあるように「油ぞうめん」の具は家庭によってさまざまなようですね。奄美大島の郷土料理とのことなので、ちょっと調べてみよう♪

奄美大島の「油ぞうめん」はだし汁を入れて炒めるのが特徴


画像出典：農林水産省「うちの郷土料理」より

奄美大島の郷土料理のひとつが「油ぞうめん」。そうめんを炒めた料理なのですが、沖縄の「そうめんチャンプルー」との違いは？と思いますよね。

奄美大島の「油ぞうめん」は、炒める時にだし汁を入れるのが特徴。炒め油とだしを乳化させてそうめんに絡めるので、のど越し良く仕上がるのだそうです。

「油ぞうめん」はお祝いの席や田植え、稲刈りなど大勢が集まる時に食べられることが多いそう。ですが、気軽に作れる料理のため、家庭はもちろん地元の飲食店でも日常的に食べられるようですよ。

具は豚肉、ニラ、いりこが定番のようですが、家庭によって具はまちまち。リュウジさんは具を入れずに、炒めたそうめんに味付けして、かつお節や刻みのりを振りかけていましたよ。

そうめんの茹で時間は30秒！「虚無ぞうめん」を作ってみた！

コシのある仕上がりにするため、手延べと表記されているそうめんをご用意くださいね。



【材料】（1人分）
手延べそうめん…100g
サラダ油…大さじ1　※炒め用
しょうゆ…大さじ1
砂糖…小さじ1と1/2
うま味調味料…4振り
酒…小さじ2
ゴマ油…小さじ1　※調味用
かつお節…1g
刻みのり…適量
白いりゴマ…適量
青ねぎ（小口切り）…適量
ラー油…お好みで

1．沸騰したお湯でそうめんを30秒茹でます。



「虚無ぞうめん」は茹でた後にそうめんを炒めるので、茹で時間30秒を守ってくださいね。30秒以上茹でるとコシが無くなっておいしくなくなるそうですよ。

2．茹でたそうめんを流水で洗って、水気をよく切ります。



流水で洗ってぬめりを取ります。茹で時間が短いのでそうめんが硬め。博多ラーメンの麺の硬さで例えると、バリ硬くらいのイメージです。

3．サラダ油を引いたフライパンを中火で熱し、そうめんを入れて油を絡ませながら炒めます。



流水で洗ったそうめんを放置しておくとくっつくので、すぐに炒めます。サラダ油がそうめん全体に馴染むように1分ほど炒めました。

4．しょうゆ、砂糖、うま味調味料、酒、ゴマ油、手で揉んで細かくしたかつお節を加えて炒めます。



しょうゆ、砂糖、うま味調味料、かつお節で味付けすると、かつお風味が際立つめんつゆのような味わいになるそうですよ。

調味料が馴染んだらもう完成！お皿に盛り付けて、刻みのり、白ゴマ、青ねぎをトッピングします。

かつおの風味が広がるやさしい味わい！そうめんなのにコシがしっかり♪



茹で時間30秒、炒め時間約2分。あっという間に完成した「虚無ぞうめん」です。リュウジさんの虚無シリーズの一品だけあり、味付けも簡単でした。



お箸でそうめんをつまんでみると、水分をほぼ入れていないのでスルッとは取れませんね。まぁ、炒めて混ぜているので、多少くっつくのは仕方がないでしょう。

食べてみると…かつおの風味とほんのりと甘いしょうゆ味が広がって、とてもやさしい味わいです♪そしてそうめんのコシが強い！炒めることを考慮して茹で時間を30秒にしていたため、そうめんが伸びずに仕上がっていますよ。食感がすごくいい！

ラー油を少しかけて食べてみましたが、辛みが増してお箸が進む進む！ラー油は少量でも辛いので、筆者はかつお風味の優しい味わいの方が好みでしたが、暑い日には良さそうです。

「虚無ぞうめん」は約3分で誰でも簡単に作れるそうめん料理



リュウジさん考案の「虚無ぞうめん」は、そうめんを30秒で茹でるのがおいしく作る最大のポイントでした。後はサラダ油が馴染むように炒めて、調味料を混ぜるだけなので、誰でも簡単に作れると思います。

奄美大島の「油ぞうめん」を食べたことが無いので比較は出来ませんが、きっとそうめんのコシの強さは「虚無ぞうめん」の方が上のような気がします。

たった3分で作れる「虚無ぞうめん」。簡単過ぎて定番のそうめん料理になりそうです。

ぜひ、作ってみてくださいね。