手間をかけてウマいのは当たり前、手間をかけずにどれだけウマいものが作れるのか…これが、料理研究家リュウジさんの「虚無シリーズ」のテーマ。本日は、そんな虚無シリーズのご飯レシピ「虚無ごはん6」に挑戦します。こちら、卵豆腐をど～んとオンザライスした、別名「雑うまごはん」ですって（笑）。料理研究家が出す飯じゃないんだけど…とリュウジさんは恐縮気味ですが、1.1万いいね！がつく人気レシピなんですよ。【爆速3分レシピ】包丁も不要な「無限虚無そうめん」に挑戦♪火を使わない即席めんつゆでラクうま～♡1.1万件のいいね！がついているX(旧Twitter）で人気のレシピ♪「虚無ごはん6」を紹介している、料理研究家リュウジさんのポストはこちら。
ポストには「おぉーー!!作ってみます」「絶対おいしいやつ！大学生の頃に知りたかったわw」「明日の朝ごはんにしますゆえ」「シンプルが一番おいしいのかもしれませんね」「ほおーー!!身近にある食べ物のちょっとした組み合わせで新しい食の世界が広がるの、嬉しいです。これだからお料理は素晴らしい」などなど、たくさんのコメントが届いていました。
実際に作った人からも「ツーンしながら食べました〜♪おいしかったです！」「このレシピ教えてもらってからメチャメチャ食べてます！洗い物もなくて楽なのにおいしい」と、好評のようです。
作るのが楽しみ！
包丁使わない！世界一雑でウマい飯「虚無ごはん6」材料と作り方
【材料】1人分卵豆腐（タレ付き）…1個
かつお節...適量
わさび（チューブ）…適量
うま味調味料…2振り
しょうゆ…適量
ご飯…適量
◆味変
オリーブオイル…適量
リュウジさんは65gの卵豆腐を使っていましたが、わたしが使用したのは、100gとちょっと大きめサイズでした。
【作り方】1．温かいご飯にかつお節をかけ、さらにうま味調味料を加えます。
リュウジさんお得意のかつお節のイノシン酸と、うま味調味料のグルタミン酸で旨味の相乗効果というやつです。
2．1に卵豆腐をのせ、付属のタレをかけます。
チューブのわさびをしぼり、しょうゆをたらして出来上がり。
調理時間は1分。包丁もまな板も鍋もフライパンも必要なし！調理というほどの工程もありませんでした。これは、簡単♪
卵豆腐が、ご飯の上にドン！と鎮座していますね（笑）。存在感抜群！
卵豆腐を崩して、わさびと一緒に食べるのがリュウジさんのおすすめとのことなので、やってみよう。
では、いただきます。
あら、おいしい。卵豆腐の付属のタレがかかっているので、だしが効いていて美味♡かつお節としょうゆ、卵豆腐が混ざるとさっぱりした卵かけご飯という感じです。変化球な卵かけご飯♪
このレシピの最大のポイントはわさび。わさびの“ツン”がアクセントになり、かつお節と卵豆腐の旨味を引き締めてくれます。食べたとき、温かいご飯とひんやりした冷たい卵豆腐の温度の違いがおもしろい。食欲のない暑い日の朝ごはんにもよさそう。
今回使った卵豆腐は、3個入りで1個あたり約30円とめちゃ安でした。物価高騰の中、超絶“助かる”レシピですよね。
リュウジさんのおすすめの味変はオリーブオイルとのこと。やってみると…おもしろい味わいだけど微妙（苦笑）。オリーブオイルの味が卵豆腐の味に勝ってしまうので、わたしはかけない方が好みかな。
お安い材料でとっても簡単に出来る、最高にウマくてズボラなリュウジさんの「虚無ごはん6」。みなさんもぜひお試しあれ♪
さて、最後に…。
レシピ動画の中でリュウジさんが話していたことを少し紹介しますね。
このレシピを紹介するにあたり、「料理研究家が出す飯じゃないんだけど…」と前置きしたリュウジさんには、思うところがあったようで…。
「こういう食べ方を貧乏飯とあざわらうような世の中にはなってほしくない」「真のグルメとは、高級店のメシもこういうズボラなメシも等しくおいしいと感じられる、その心の豊かさがグルメたるゆえんなんじゃないですか？」と言っていました。一見、料理研究家が紹介するには邪道かもしれないレシピですが、虚無シリーズを通じて「こういう食べ方もありなんだ」ということを伝えたいそうです。そして、自分好みのオリジナルのズボラ飯を作ってみて欲しいとも。自分で考えて作る楽しさ、味を探求する楽しさを知ってほしいそうですよ。
