こんにちは、スーパー青果部の青髪のテツです。いやあ暑いですね～。暑いと食材が傷むのも早いので「全部冷蔵庫へ放り込む」って人、多いんじゃないでしょうか。でも野菜によっては、保存方法を間違えるとせっかく得られるはずの栄養素がダメになってしまうケースも。たとえばトマトとかトマトとかトマトとか…。そう、トマトはまず常温に置くのがベストなんですよ～。というわけで、今回はトマトの保存術をご紹介します♪【熱中症対策】水分＆塩分補給は「塩入りトマト」が正解!?丸かじりで暑い日を乗り切り～【農家の裏ワザ】暑い日が続いていますが、みなさんしっかり水分補給できていますか？
猛暑のとき、クールダウンにオススメなのはトマト。水分が多いうえに栄養も豊富で、この時期積極的に食べてほしい夏野菜です。
でも、そのトマトの栄養、冷蔵庫にいきなり放り込んじゃうと減ってしまうかもしれませんよ…。
常温保存がベスト!?トマトを保存する際のポイント
トマトには、「リコピン」という栄養素がたっぷり含まれています。
抗酸化作用のあるリコピンは、生活習慣病や老化を予防する働きがあります。積極的に摂取したいですね。
ただ、トマトを保存するときに知っておいてほしいのは、長期間冷蔵庫に入れておくとこのリコピンが大幅に減ってしまうと言われていることです。
また、未熟なトマトを買った場合、冷蔵庫で保存すると追熟せずリコピンが増えにくいんですが、常温で保存すると追熟してリコピンが大幅に増えると言われています。
なので、リコピンのことを考えるなら、トマトは常温保存がベストなのです。
では、トマトの栄養を存分に味わうための、追熟がうまく進む常温保存法をご紹介します。
トマトの追熟を進める！常温保存法1．キッチンペーパーで包む。
2．ヘタ側を下にして、カゴなどに入れる。
お尻側と比べると、ヘタ側の方が肉厚で潰れにくいので、トマトはヘタ側を下にして保存すると果肉が潰れにくくなるんですよ♪
3．常温の冷暗所で保存する。
これだけでOKです。
ただ、真夏は常温だとあまり日持ちしないので、すぐに食べない場合やトマトが柔らかくなってきた場合は、冷蔵室（0〜5℃）やチルド室（0℃）ではなく、野菜室（3〜7℃）で保存するようにしましょう。
トマトの最適保存温度は10℃前後と言われているので、冷やしすぎると逆に傷みやすくなってしまうんです。
トマトの冷凍保存方法～1玉の場合～また、トマトは冷凍することもできます。「え、トマトを冷凍!?」と驚く人もいるかもしれませんが、栄養価を保ったまま長期保存することができるのでオススメですよ！
まず、1玉丸ごと保存する場合の手順は以下の通りです。
1．ヘタを取り除く。
2．トマトにラップを巻く。
3．冷凍保存用の袋に入れる。
4．冷凍庫に入れる。
トマトの冷凍保存方法～ざく切りの場合～次に、ざく切りにして冷凍する場合の手順です。1玉丸ごとより手間はかかりますが、調理時に使いやすいです。
1．トマトをざく切りにする。
2．ざく切りにしたトマトを保存袋に入れる。
3．冷凍庫に入れる。
以上の方法で冷凍すると、1ヶ月近く長持ちしますよ。
冷凍保存したトマトは炒めものやスープなどの火を通すレシピに用いると、非常に使い勝手が良いのでオススメです。
冷凍トマトで「中華炒め」作ってみた！今回、冷凍したトマトがどんな味わいなのか、検証調理してみました！
作ったのは、「トマトと卵の中華炒め」です。
冷凍したトマトは加熱すると旨味を含んだ水分が多く出るので、炒めものに使うときはトマトにこの旨味を絡めながら水分を飛ばすのがポイント。
もし、スープに冷凍トマトを使う場合は、この水分がいい味わいを出してくれそうです。
無事に出来上がりました！
ちなみにこのレシピは、2022年9月1日配信「【青髪のテツ】25万人フォロワーから募集『トマトレシピ、わたしが推す究極の2選です！』どっちも油を使う!?」で作り方を紹介した一品です。
https://nichinichi-magazine.com/articles/detail/2666
今回は冷凍トマトで作りましたが、トマトの甘味と酸味がコクのある卵にベストマッチ！生のトマトで作ったときと変わらないおいしさでしたよ♪
トマトをたくさん食べて～！お店によっては箱で販売していることも多く、大量に購入する機会のあるトマト。
今回の保存術を活用すれば、たくさんのトマトをまとめ買いしても最後までおいしく食べ切ることが出来ると思います。
みなさん、ぜひ栄養豊富なトマトをたくさん食べて暑い夏を乗り切りましょう！
