2021.09.26

食べる

【農家に教わる梨のデザートレシピ】熟しすぎた梨が手作りコンポートに!レンチンでおいしく変身!

夏から秋にかけてが旬のフルーツ、梨。ついつい食べ忘れたり、熟しすぎてしなしなになったりしまうこともあるのでは? そこでおすすめなのが、砂糖水やワインで煮込むヨーロッパの伝統料理コンポート。鍋を使わず、電子レンジで簡単に作れるレシピを、梨農家に教わりました!


写真/石塚修平

ジャムとは違う、“コンポート”ってどんな料理?


写真/石塚修平

コンポートとは、フランス語で「砂糖漬けの果物」という意味。果物を長期保存するために、丸ごと、もしくは大きめに切って、砂糖水やワイン、シロップに漬ける、ヨーロッパでは伝統的な調理方法だそう。


写真/石塚修平

「梨は熟しすぎると、本来のシャキシャキ感が失われます。また中には、そのまま食べるには甘みが足りないと感じるものも。そういったときはコンポートにしましょう。ジャムより手軽に作れて、梨自体の食感や風味も残り、おいしく食べられます」と話すのは、東京都国立市で「さとう園」を営む佐藤英明さん。



さっそく教えてもらった梨のコンポートの作り方を見ていきましょう!


写真/石塚修平

食感や風味も楽しめる! 梨のコンポートの作り方


写真/石塚修平

材料(2人分)
梨…1個(約250g)
グラニュー糖(上白糖でも可)…大さじ4
レモン汁…小さじ2
ミントの葉…適量

作り方
1.梨を12等分にカットする。


写真/石塚修平

2. 芯を取り除き、皮をむく。


写真/石塚修平

3. 大きめの耐熱ボウルに、梨とグラニュー糖、レモン汁を入れる。


写真/石塚修平

4. ふんわりとラップをかけて500Wの電子レンジで16分加熱する。


写真/石塚修平

5. やわらかくなったら粗熱をとり、冷蔵庫で冷やす。


写真/石塚修平

6. 皿に盛り、ミントの葉をのせて完成。


写真/石塚修平

レンチンだけで、しっかり火が通りました!食べてみると甘すぎず、とても上品な味。梨のさわやかな風味もしっかり感じられます。



そのまま食べるのはもちろん、ヨーグルトやアイスに添えたり、ゼリーやケーキの材料にしたりと、使い勝手も抜群!


写真/石塚修平

煮沸消毒した瓶などしっかり密閉できる容器に入れて冷蔵保存すれば、1週間ほどは持つそう。

旬の梨をより長く楽しみたいときは、ぜひ作ってみてくださいね!

さとう園

佐藤英明さん

東京都国立市で、梨を栽培。「幸水」や「豊水」などの定番の品種のほか、東京都内でしか栽培されていない「稲城」や、全国でも珍しい「秀玉」などの希少種も出荷している。「さとう園」でとれる梨はすべて予約販売で、全国に発送も。Twitterでは、四季折々の生育状況や、梨の販売状況などを発信中。
さとう園 
住所:東京都国立市谷保1508 
ツイッター:https://twitter.com/nashi_sato?lang=ja

写真/研壁秀俊 取材協力/JA東京みどり

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