2023.08.18

食べる

え、きゅうりを炒める!?「きゅうりとエリンギのめんつゆ炒め」作ってみた!5分でパリッとコク旨♡【農家直伝】

今の時期、きゅうりは安くて家計の味方ですよね!たくさん買ってパリポリ食べているんですが、そろそろ生で食べるのも飽きてきた…ということで、愛知県・JA西三河きゅうり部会からきゅうりの炒め物のレシピを教わりました!その名も「きゅうりとエリンギのめんつゆ炒め」。生食のイメージが強いきゅうりの炒め物、噂では聞いたことあるけど、水っぽくなったりしないんでしょうか?作り方と一緒に、詳しくお話を聞いてきましたよ~!

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JA西三河きゅうり部会青年部が考案する、オリジナルきゅうりレシピ



愛知県西尾市は、温暖な気候と冬の日照時間が長いことから、きゅうりを始めとするさまざまな農産物が栽培されています。
JA西三河きゅうり部会は、西尾市のきゅうり生産者40人で組織しており、11~6月に旬を迎える「冬春きゅうり」を年間約3,000トン生産。同部会青年部では、「夏以外でもおいしくきゅうりを食べてほしい」という想いから、SNSできゅうり料理のレシピを多く紹介しているそう。



「きゅうりは生食のイメージが強いですけど、いろいろな具材と相性が良く、サッと火を通してもおいしいんですよ!今回の『きゅうりとエリンギのめんつゆ炒め』は材料が少なく、作り方もシンプル。あともう一品欲しい時に活躍してくれるレシピです。夏はもちろん、きのこがおいしい季節にもおすすめです。」

と、今回のレシピを教えてくれたのは、同青年部の安藤元哉(あんどう・もとや)さん。SNSに投稿するレシピはすべて安藤さんが調理しているんですって!

「青年部のメンバーで実際に作って食べて、おいしいと評価が高かったものだけSNSで紹介してます」とのこと。
これはかなり期待できそうなレシピですね!

めんつゆ×バターの最強コンビ♪「きゅうりとエリンギのめんつゆ炒め」



材料(2人分)
きゅうり…2本
エリンギ…2本 
バター…20g
めんつゆ…大さじ2(2倍濃縮) 
塩・こしょう…適量
パセリ(お好みで)…適量

作り方
1.きゅうりは縦半分に割り、斜め切りにする。エリンギは縦に5ミリの厚さに切る。パセリはみじん切りにする。







2.フライパンを中火で熱してバターを溶かし、エリンギを入れ、塩、こしょうをして炒める。火が通ったらきゅうりを加え、軽く炒めて馴染ませる。





最初にエリンギを炒めてから、きゅうりを加えることで水っぽくなるのを防げるそう。



3.全体にバターが馴染んだら、めんつゆを加えサッと混ぜ合わせる。







4.器に盛り付け刻んだパセリを散らして完成。



きゅうりって炒めるとちょっとしっとりした緑色になるんですね!
副菜に求める彩りの良さは100点満点♡
温かいうちにいただきます。



火を通したきゅうりは、シナッとしながらもパリパリ食感をキープ。
心配していた水っぽさや青臭さは一切なくて、めんつゆとバターのコクをしっかり吸っています!
一口噛みしめるたびに、ジュワ~ッと広がる旨味がたまらないおいしさです。

エリンギは最初にバターで炒めてるので香ばしさがアップ!少し厚みのある切り方なので、コリコリした弾力が感じられます。きゅうりとの食感の違いが楽しい~♪



きゅうりを乱切りにしたり、エリンギを割いてみたりしても違った味わいになりそう。
大人向けにはブラックペッパーを多めに入れてもおいしそうです。

「きゅうりは油との相性が良いので、いろいろな具材と組み合わせればマンネリ防止にもなりますよ」と安藤さん。
クセがないので、調味料も和・洋・中どれでも合いそうです。
今度はどんな材料で作ってみようかな~、と楽しみになってきました!



「きゅうりとエリンギのめんつゆ炒め」は、手早く作れて彩りもよく、副菜にぴったりなレシピでした。
ぜひみなさんも作ってみてくださいね!

西尾市のきゅうりは「スマート農業」の最前線!



西尾市のきゅうりは11~6月に旬を迎える「冬春きゅうり」。皮が薄く、みずみずしい味わいが特徴だそうです。
青年部の織田和弘(おだ・かずひろ)さんに話を聞いてみると、おいしさのヒミツはICTを活用したハウス栽培。温度や湿度などのデータを蓄積して、管理に活かすそうです。

「部会のメンバー全員のハウスに、環境測定器が設置され、データはクラウド上に蓄積されます。ハウス内の環境について情報共有することで、栽培に役立てるんです」(織田さん)



西尾市はきゅうり栽培におけるスマート農業の先駆け。年に3回ほど生産者同士の勉強会を開いて情報交換しているそうです。

「ICTを導入したおかげで、みんなが同じ“物差し”を持った上で話しあえるのがいいですね。スマートフォンで他のハウスについても確認することができるので、自然と普段から情報共有できるところも気に入ってます」(織田さん)

ICTを駆使してチームで栽培に取り組むことが、西尾市のきゅうりのおいしさに繋がっているんですね!

JA西三河きゅうり部会青年部では、栽培や出荷の様子をInstagramで公開中。レシピもたくさん投稿しているそうなので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

【公式インスタグラム】
JA西三河きゅうり部会青年部(nishimikawa_kyuri)
https://www.instagram.com/nishimikawa_kyuri/?hl=ja



JA西三河きゅうり部会青年部

愛知県西尾市で冬春きゅうりのハウス栽培を行う。ICTを活用したきゅうり栽培の先駆けで、畑の温度や湿度などのデータを蓄積、生産者同士で共有。その取り組みにより、10アールあたりの収量が全国平均の2倍以上に。「もっと西三河の冬春きゅうりを広めたい」という思いから、2020年からは青年部公式SNSもスタート。レシピ情報やPRイベントの様子などを通じて、冬春きゅうりの魅力を発信している。


レシピ写真/大村夏子 取材協力/JA西三河きゅうり部会青年部 

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