2021.12.21

食べる

【新顔野菜ビーツが主役のおかず】農家直伝!「ビーツとじゃがいものオーブン焼き」トロットロの食感です!

家庭ではまだまだなじみのない新顔野菜ビーツですが、実はとっても使い勝手がいいんです! 東京都あきる野市で種苗店を営みながら、西洋野菜を栽培する野村さん夫妻に教わったのは「ビーツとじゃがいものオーブン焼き」。材料を切ってオーブンに入れたら、ほったらかしOKの簡単レシピですよ~!

【画像を見る】ビーツが主役!「ビーツとじゃがいものオーブン焼き」



ビーツの甘さを引き出すにはオーブン調理がイチオシ!



レシピを教わったのは、東京都あきる野市で種苗店を営みつつ、ビーツの栽培も手掛ける野村辰也さん・幸子さん夫妻。

西洋野菜をもっと身近に感じてもらおうと東京西洋野菜研究会を発足するほど、西洋野菜に詳しいふたりに、ビーツのおいしい食べ方を教わりました。


奥から、赤色ビーツの「ソーレ」、黄色ビーツの「ルナ」、うずまき模様が特徴的なビーツの「ゴルゴ」。一口にビーツと言ってもいろいろな種類があるんですね!

ビーツは色ごとに食べ方を分けるのがオススメだそう。

「赤色ビーツや黄色のビーツは加熱するとおいしい。特に黄色ビーツのルナという品種は甘みが強く、クセがないので食べやすいですよ。一方、うずまき模様のゴルゴなどは加熱するときれいな模様が抜けてしまうので、生で食べるのが最高ですね」(幸子さん)



今回紹介するレシピは赤色ビーツと黄色ビーツを使ったオーブン料理。

「火を通すと甘みが引き立つビーツは、ごぼうとにんじんの中間のような食感。じっくり火を通すと、ホクホク・トロッとした味わいになるんです」(辰也さん)

オーブン料理と聞いて、難しいかな…とドキドキしていたのですが、幸子さんのレシピは驚くほど簡単!

さっそく作ってみましょう!



口の中でトロける食感!「ビーツとじゃがいものオーブン焼き」



材料(4人分)
ビーツ(赤)…1個(約200g)
ビーツ(黄)…1個(約200g)
玉ねぎ…1個(約200g)
じゃがいも…2個(約300g)
サラダ油…大さじ3
塩…適量

作り方
1.ビーツ、玉ねぎ、じゃがいもはそれぞれ皮を剥いて2cm角に切る。



2.1を合わせ、サラダ油を馴染ませる。



この間にオーブンを180℃に予熱します。



3.天パンにクッキングペーパーを敷き、2を並べてオーブン(180℃)で50分ほど焼く。



4.焼き上がったら、好みで塩をかけて完成。



オーブンを開けると、フワッと芳ばしい香りが漂います。色とりどりのビーツがかわいい!



食べてみると、ビーツのホクホク、トロッの食感がたまりません!

オーブンで加熱するとパサつくかな~と思ったのですが、サラダ油と和えることで、しっとりした仕上がりに。



塩のみのシンプルな味つけで、ビーツのうまみが際立ちます。

「サラダ油をオリーブオイルに、塩をハーブソルトにしても、また違った味わいが楽しめます」(幸子さん)

栄養価の高いビーツを、毎日の食事に取り入れて!




ビーツは鮮やかな赤紫色が特徴ですが、色素の中には抗酸化作用のある「ベタシアニン(ポリフェノールの一種)」がたっぷり。

このほか、血圧を正常に保つ働きをする「カリウム」、貧血予防にいい「鉄」、髪や肌の調子を整える「ベタイン」など、多くの栄養素が含まれています。

ビーツを天然のサプリメントとして普段の食事に取り入れれば、健康維持にも役立ちそうです。



「ビーツとじゃがいものオーブン焼き」は、簡単に作れる、バリエーションが増やせる、栄養価が高い、と三拍子揃ったレシピ。

オーブンは他の調理と同時進行できるので、忙しい夕飯作りにも重宝しそうです。

ビーツになじみがない方でも気軽に試せるので、スーパーなどでビーツを見かけたらぜひ作ってみてください!

参考/農林水産省Webサイト
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kitami/kouhousi/attach/pdf/01.11.1zoom.pdf

野村植産㈱

野村辰也さん・幸子さん

東京都あきる野市、JR秋川駅から徒歩10分の住宅街にある種苗店。バラエティに富んだ品揃え、きめ細やかな対応から、家庭菜園を楽しむ地域住民や農家からの信頼は厚い。西洋野菜を育てたことをきっかけに、2018年「東京西洋野菜研究会」を発足。マルシェやワークショップなど、西洋野菜の魅力を広く伝える活動を続けている。出前授業や栽培指導などを通して、地域の保育園や小学校の食育サポートにも注力。広い世代に向けて「土に触れ、食べるよろこび」を発信している。
ホームページは
https://nomuraseed.mystrikingly.com/
東京西洋野菜研究会はこちら

写真/石塚修平 取材協力/JAあきがわ

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