2023.10.13

食べる

【ワンパンごはん】「カリカリおこげの豆腐あんかけ」に挑戦♪にんにく&ゴマ油風味のおこげにふんわりほっこり餡♡

管理栄養士のともゆみです。突然ですが、日本テレビの番組『ヒルナンデス!』の人気コーナー「劇的!時短レストラン」が面白い!人気料理家2人が、決められたテーマで料理を作って競い合うという内容で、調理リミットはわずか9分。先日の放送では、料理研究家のジョーさん。が登場し、冷蔵庫に余りがちな「豆腐」を活用した時短レシピを披露していましたよ。それが「カリカリおこげの豆腐あんかけ」。フライパン1つでおこげも豆腐あんも作れるので、簡単・時短で洗い物も少ないといいことづくめ。レッツトライです♪

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時短テクニック

ジョー。さんは時短・簡単な料理を得意とする人気料理研究家です。
ジョーさん。が作るこの「カリカリおこげの豆腐あんかけ」は、さまざまな時短テクニックがちりばめられています。おこげという元来時間のかかる料理もジョーさん。の手にかかれば、短時間で作ることができます。
時短テクニックは…
・おこげは、ちょい多めの油を入れたフライパンで焼くことで、揚げ物の工程を省きます。
・1つのフライパンで調理するため、洗い物を減らすことができます。
・一般的なおこげのあんは、野菜やオイスターソースなどで味にコクや深みを出しますが、これらの代わりにマヨネーズを使います。こうすることで、野菜の調理や調味料を合わせる時間を省きます。
・あんのとろみをつけるのに、通常は片栗粉や小麦粉を使うところ、豆腐で代用。豆腐を崩すだけで、クリーミーなとろみのついたようなソースができます。
・にんにくは潰すだけ、えのきたけと青ねぎはキッチンばさみを使えば包丁を使わず調理できます。

「カリカリおこげの豆腐あんかけ」の材料と作り方

【材料】
合い挽き肉…50g
塩昆布…1つまみ(5g)
青ねぎ…2本
えのきたけ…1/4株
にんにく…1かけ
ゴマ油…大さじ3
ご飯…200g

[A]
絹ごし豆腐…200g
牛乳…大さじ4
マヨネーズ…大さじ1/2
鶏がらスープの素(顆粒)…小さじ1/2

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【作り方】
1.にんにくはボウルの底などを使って潰し、えのきたけは石づきを落として、3cm程度に切ります。

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2.フライパンにゴマ油を入れ、中火にかけます。1のにんにくを入れて香りが立ったら取り出します。

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3.2のフライパンにご飯を入れ、シリコンベラなどで平らになるように潰しながら中火で3分、ひっくり返して更に3分、両面をカリッと焼いて皿に置きます。
※番組では両面合わせて3分で焼くような説明でしたが、片面につき3分でいい焼き色が付きました。

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4.ボウルに[A]を入れてクリーム状になるまでよく混ぜ合わせます。

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5.3のフライパンに合い挽き肉、2で取り出したにんにく、1のえのき、塩昆布を入れて中火で炒めます。

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6.肉に火が通ったら、キッチンバサミで小口切りにした青ねぎを加えます。

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7.64を加えて弱火で温まるまで混ぜます。
※加熱しすぎると固まり過ぎてソースのようにならないので、弱火で温める程度にします。

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8.3のおこげを4等分にして、7を添えて出来上がりです。

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パリッパリで香ばしいおこげと優しい味の豆腐あんで家庭の味

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おこげはパリッパリでにんにくとゴマ油が効いていてとても香ばしいです。家庭でも大さじ3杯のゴマ油を使えば、こんなに上手に出来るんだなぁと思いました。本格的なおこげとは対照的に、豆腐あんの方は、塩分控えめで白和えを思わせる家庭的なやさしい味わいです。両方が合わさると、噛み応えのあるパリパリのおこげにふんわり控えめな豆腐あんが絡まり、おこげのおいしさを高めてくれています。

豆腐の成分

豆腐は豆乳に凝固剤を入れて固めたもので、大豆と同様の栄養素を含み、主な栄養素はたんぱく質です。大豆そのままよりも豆腐にすると消化吸収が良くなります。栄養以外の機能性成分も豊富に含まれ、コレステロールの上昇を抑制する大豆レシチン、抗酸化作用のある大豆サポニン、更年期障害や骨粗しょう症の予防が期待出来るイソフラボン、腸内環境を整える大豆オリゴ糖などその働きに期待が寄せられ、生活習慣病に良いと知られています。


おこげが驚くほど上手に出来ました。豆腐あんの方は和風な感じでちょっと大人の味なので、子どもには塩少々を振ったおこげと豆腐あんを別添えにして出したところ、おこげがポテトチップスのようで気に入ったらしく、おこげだけをバリバリと食べていました。豆腐あんはやさしい味わいなので、牛乳を増やしてシチューにしたり、めんつゆを入れてそばにつけたりと、他の料理に活用できるそうです。残ったあんで明日やってみたいと思います。参考にしてみてくださいね。

参考文献:
からだのための食材大全 監修者 池上文雄 他 NHK出版
一生役立つ きちんとわかる栄養学 監修 飯田薫子 寺本あい 西東社

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