意外にも、関東地方で生産量が増えている青パパイア。完熟前のパパイアを収穫する青パパイアは、とても固そうに見えますが包丁で切ることができ、調理も簡単。淡白な味わいなのでどんな料理にも合う便利な食材です。今回はそんな青パパイアをおいしく食べられる「青パパイアと豚肉のみそ炒め」の作り方を、青パパイアの生産農家に教えてもらいました!害虫や鳥獣被害がほとんどない!農家もうれしい青パパイア訪れたのは埼玉県白岡市で「横田園芸」を営む横田武さんの畑。大きく育ったパパイアの木には実がたくさんついています。
青パパイアは沖縄県はもちろん、最近は埼玉県や茨城県など関東地方でも栽培、収穫されています。
「パパイアは害虫や害獣の被害が少ないのでほとんどの実を出荷することができるんです。農作物を育てると虫やカラス、タヌキなどいろいろな対策をしないといけませんが、それが必要ないので助かっています。出荷までの手間も少なく、農家想いの作物なんですよ」と横田さん。
青パパイアは脂質や糖質を分解する酵素がたくさん含まれていますが、害虫はもちろん、鳥獣類もこの酵素を嫌うのか、被害がまったくないのだそう。
そんな青パパイアは味にクセがないのでどんな料理とも合う万能食材。油や豚肉との相性もいいため、炒め物にするのが一番おすすめだといいます。
そこで、横田さんが所属するJA南彩考案の「青パパイアと豚肉のみそ炒め」を作ってみました!
豚肉との相性抜群!「青パパイアと豚肉のみそ炒め」材料(4人分)
青パパイア…1/2個(400g)
豚こま切れ肉…200g
にんじん…1/4本
玉ねぎ…1/2個
みそだれ(みそ…大さじ1、砂糖…大さじ1、酒…大さじ5、しょうゆ…小さじ1)
サラダ油…適量
作り方1. 青パパイアは皮をむいて薄切りにし、10分ほど水にさらす。
青パパイアの切り口から出る酵素に触れると、肌の弱い人はかぶれることも。ゴム手袋を使って皮を剥きましょう!2. にんじん、玉ねぎは薄切りにする。
3. みそと砂糖をサッと混ぜてから、酒を少しずつ加え、とくように混ぜたら、最後にしょうゆを加える。これがみそだれになる。
4. フライパンに油を熱し、豚肉を焼いて、色が変わりだしたら青パパイア、にんじん、玉ねぎを入れ、ふたをして蒸し焼きにする。
5. 野菜がやわらかくなってきたら
3のみそだれを加え、再度ふたをして蒸し焼きをすればできあがり!
青パパイアに合わせて、他の野菜も薄めに切るのがポイントです。
気になる味は…青パパイアは火が通って大根のような食感に。具材にみそだれがしっかりと絡んで、ご飯が進む味わいです。
青パパイアは脂質や糖質を分解する酵素がたっぷり含まれているので、肉と食べるとおいしいだけでなくダイエット効果も。ビタミンCや食物繊維も豊富に含まれているので普段のおかずに加えるだけで栄養バランスがよくなりますよ。
これから生産量がどんどん増えてきそうな青パパイア。手軽なレシピでぜひ味わってみてくださいね!
横田園芸
横田武さん
埼玉県白岡市でトマトをメインに栽培しながら、青パパイアを栽培して今年で4年目。毎年、試行錯誤を重ねながら、青パパイアが育ちやすい土壌づくりなどに取り組んでいる。「横田園芸」でとれる青パパイアは白岡市内スーパーで購入可能。