2024.02.04

食べる

【チョコの背徳感】コク深く濃厚なワケは…水⁉鬼才ピエール・エルメに学ぶ「ホットチョコレート」に挑戦!

今の時期、凍えるような寒さの日はホットチョコレートで温まりたい。そこで本日は、作家で料理家の樋口直哉さんが、自身のYouTubeチャンネルで紹介しているホットチョコレートを作ります。なんでも、フランスのパティシエ、ピエール・エルメさんのレシピをベースにしたものだそう。おいしく仕上げるポイントは、なんと…水!?牛乳100%で作るよりも、水を加えるとカカオの風味が引き立つんですって。へぇ~っ。

ココアは「塩を入れる」「弱火で煎ってから練る」で格段にウマい♡「おいしいホットココアの作り方」に挑戦!

レシピ考案者の樋口直哉さんは作家であり料理家

樋口直哉さんは、2005年に『さよならアメリカ』で群像新人文学賞を受賞し、デビューした作家さん。同作は芥川賞候補にもなったそうです。作家として作品を発表する一方、全国の食品メーカーや生産現場を取材して記事も執筆。さらには、地域食材を活用したメニューを開発するなど、料理家としても活動しています。

そんな樋口さんは、YouTubeチャンネル「樋口直哉の料理論 Cooking theory」も運営。おすすめの料理レシピのほか、定番料理の作り方のコツ、家庭でよく使う調味料の選び方などを紹介しています。

ちなみに、ピエール・エルメさんは、フランスのパティシエ・ショコラティエ。常に創造性の溢れるお菓子作りに挑戦し続け、その鬼才ぶりは、ヴォーグ誌から“パティスリー界のピカソ”と称賛されるほど。21世紀のパティスリー界を先導する第一人者だそうです。

本日作る樋口さんのホットチョコレートは、このピエール・エルメさんのレシピに習ったもの。ホットチョコレートには生クリームを加えることもありますが、クリームが入ると重くなり、カカオの風味が薄れてしまいます。そこで、“ピエール・エルメメソッド”では、水を加えるのだそうです。

では、作ってみましょう。

ピエール・エルメ風「ホットチョコレート」の材料と作り方

材料

【材料】2人分
ビターチョコレート…50g
ココアパウダー(純ココア)…15g ※砂糖などが入っていないもの
グラニュー糖(上白糖)…5g
牛乳…200ml
水…50ml

【作り方】
1.ココアパウダーにグラニュー糖を加えて、よく混ぜます。ココアパウダーは味に深みを出す役割とのこと。

ホットチョコレート

ホットチョコレート

2.鍋に1を入れます。火はまだつけません。

水を少しずつ加えながら、ココアパウダーをよく混ぜます。こうすることで、牛乳を入れてもダマにならないそうです。

ホットチョコレート

ホットチョコレート

3.2に牛乳を少しずつ加えながら、よく混ぜます。

ホットチョコレート

ホットチョコレート

牛乳を全部入れたら、ここで中火にかけます。ヘラで鍋底に八の字を書くように混ぜます。

ホットチョコレート

沸いたら火を止めます。

4.3に砕いたチョコレートを入れ、よく混ぜます。

よくかき混ぜ、チョコレートの油脂を乳化させることでなめらかな口どけになるとのこと。

チョコレートが溶けたら泡立て器で攪拌すると、乳化が安定し、より口どけがなめらかになるそうです。

ホットチョコレート

カップに注いで、出来上がり。

ホットチョコレート

調理時間は5分。水でココアパウダーを伸ばしてから牛乳を加えることで、ダマにならずに出来ました。甘くて濃厚なチョコレートの香りがたまりません♪この香りの高さ、水を加えたおかげなんでしょうね。

次ページ > さっそく飲んでみます!

Pick up

Related

Ranking