2024.02.09

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【にちにち農ガール】待ってました!大根の収穫レポ♪大きく育った大根を1mmも無駄にせず使い切ったよ

年が明け、とっても気温が下がった1月のある日。念願の大根の収穫ができました!種から育てた大根は、一体どれくらいの大きさになったのでしょうか?今回は大根の収穫レポートと、無駄なく丸々1本使い切るためのレシピを紹介します。

【にちにち農ガール】ついに来た!ドーンと丸い!ずっしり重い!大物野菜「キャベツ&白菜」を収穫したよ

初心者が種から育てた大根が立派に育ちました!

畑の様子

大根の種を蒔いたのは、3ヵ月ほど前。こぶし大の穴1箇所に4粒の種を蒔く「点まき」を行い、1か月経った頃には、1か所から生えている4本のうち元気な1本だけを残して間引き。間引き菜も、葉をふりかけにしたり実をおみそ汁に入れたりと、たくさん楽しませてもらいました。

▼「点まき」「間引き」の詳しい様子はこちら♪
2023年11月6日公開→【にちにち農ガール】冬野菜の「大根」のタネを蒔きました!初めての“点まき”に挑戦!点まきって何だ⁉

2023年12月23日公開→【にちにち農ガール】小松菜、ほうれん草、春菊…種を蒔いた葉物野菜の1か月後は⁉間引いた野菜で料理も♪

間引き後は、合計6本の大根の成長を見守る日々。不織布の下でどれだけ大きくなっているか、作業のたびにワクワクでした。

そして今回、ついに収穫の時が!

大根

不織布を剥がすと、立派な首の部分が土から出ていました!これには感激!そして期待大!普段お店で買っている大根のサイズ感です。

いつも育て方のアドバイスをいただいているアグリス成城の佐々木さんからは「簡単にスポッと抜けますよ」と言われましたが、果たして…!?

意外にもすんなり抜けてビックリ

大根の収穫

さっそく収穫していくと、たしかに力を加えずとも簡単に抜けました!これまでの育ちすぎたブロッコリーや、木のように茎が固くなっていたなすやモロヘイヤのような撤収作業を想像していたので、ちょっと拍子抜け(笑)。農ガールの作業を通して、わたしの中では「土から抜く系の収穫は力仕事!」という概念が染みついていたようです。

生育不良の大根 

なかには、残念ながらあまり育たなかった大根も…。畑を正面から見て向かって右側の列の2本が何故かあまり育たず。列が違えど、土質も日当たりも肥料の量も水の量も同じはずなのに…不思議!自然相手だと、理屈では説明できないことも起こるんですね。

収穫した大根 

収穫した6本はこんな感じ!小さめサイズもあるとはいえ、全体的に結構立派ですよね?トータルで見て、大成功の大根栽培でした!

4本持ち帰り、余すことなく食べつくしました!

さてさて、収穫した野菜はいつもまゆさんと山分けするのですが、大根は、わたしの方が太く成長している4本を持ち帰らせてもらいました。家族が多いということで(笑)。

そこで、今回は大根を丸々無駄にせずに消費できる料理をいくつか紹介します!
※ただし今回は葉の部分は枯れていたり虫が付いていたりしたので(無農薬の証拠!)使っていません。

寒い冬にピッタリ「イカ大根」

イカ大根

まずは定番のイカ大根から。

材料は、大根、イカ(わたしは下処理済みですでに輪切りになっているのものを購入しました)、酒、みりん、砂糖、しょうゆ…すべて適量です。

1.  大根の皮をむき、太めに半月切り。今回、1/2本ほど使用しました。
2.  鍋にイカ、大根と被るくらいの水、酒、みりん、砂糖を入れる。分量はいつも正確に測っておらず目分量ですが、気持ちみりんを他の調味料より多めにしています。
3.  火にかけ、沸騰後落しブタをして弱火で10~15分ほど煮込む。
4.  大根に竹串が刺さるほど柔らかくなったら醤油を加え、ひと煮立ち。
5.  火を止め、そのまま鍋の中で冷ます。冷ましている間にもどんどん味が染みます。食べる直前にもう一度温めています。

煮物なので、基本放置できるのが主婦にはうれしいポイントです。しっかり味が染みていて、やわらかくて、とてもおいしくできましたよ~。

家族も満足!ボリューム満点「豚バラ大根」

豚バラ大根


続いてはお肉と合わせた1品。食べ盛りの子どもも喜ぶ豚バラと大根の甘辛煮です。

材料:大根、豚バラ薄切り、しょうが、だし汁、砂糖、しょうゆ、ゴマ油、塩、こしょう…すべて適量です。

1.  大根は1/2本ほどを皮をむいて半月切りに。豚バラ肉は食べやすいサイズに切り、しょうがひとかけは千切りに。ちなみに、お肉の量はお好みでOK。画像は300gくらい使用しています。
2.  フライパンにゴマ油を入れ、しょうがを炒め、香りが立ったら豚肉も炒め、塩、こしょうを軽くかける。
3.  大根を入れ炒め続け、油を全体に回す。
4.  だし汁を具材がかぶるくらい注ぐ。落しブタをしながら弱めの中火で10~15分ほど煮る。
5.  砂糖としょうゆを入れ、さらに5分ほど煮詰める。
6.  煮汁が少なくなったら落しブタを外す。煮汁と具材を絡め、汁がほぼなくなったら完成!

豚バラのうまみも大根に染みわたり、食べ応えのある一品です!

皮だって無駄にしない!「切り干し大根の煮物」

そうそう、わたしは大根を料理に使う時に必ずやっていることがあって…。それが「切り干し大根」作りです。たぶん、正しい作り方ではない気もしますが、むいた皮を細かくカットし、「ざるそば」で使うざるなどに広げ、窓辺に放置しておきます。2~3日経つと…

切り干し大根
見た目はあまりよくありませんが…、大根の旨味は凝縮されています。

このように乾燥してパリパリになるんです。こうなったら保存容器などに入れて保存しています。そして調理時には10分ほど水に漬けて戻してから使います。今回は、昆布と豆、にんじん、しいたけと一緒に煮物にしました。

煮物

四角い平べったい食材が切り干し大根です。売っているものはもっと細長く切られていますが、家庭で作るとこのような感じに(笑)。お好きな具材と一緒にだし汁と酒、みりん、砂糖、醤油で煮るだけで、いつもの煮物に食感の変化を付けられますよ。

ご飯のお供に「塩水漬け」

さらに、通常は捨ててしまうヘタや先っぽの部分も、わたしは捨てません! 大根の端が漬物に変身する「塩水漬け」を作っています。

まずは大根おろしを作り、その汁を絞り、密閉できる瓶の中に入れます。そこに8%の塩を加えます。そこに大根やにんじんのヘタ、皮、キャベツの芯など、料理で使わない野菜の端っこを詰めていくんです。

こんな感じです。濁っているのは、大根おろしの絞り汁だから。

瓶詰
普通だったら生ごみにしてしまう部分も、まだまだ食べられるんです!

2~3日放置しておくと野菜のお漬物の完成です。

野菜の漬物

できたお漬物は軽く刻んで、ご飯のお供にしています。これだけでご飯が進むのなんの。大根おろしの発酵パワーで、野菜の旨味が凝縮されるんですって。

この塩水漬けの作り方は、料理家の按田優子さんの著書『漬ける、干す、蒸すで上手に使いきる 食べつなぐレシピ』(家の光協会)で知って以来、大根を大量にGETした際は作っています。

このように、4本の大根を皮も端っこも一つも無駄にすること無く食べきりました! なんという達成感! 

【おまけ】豆類を鉢に植え替え

早いもので今回で冬の農作業は一旦終了です。ちなみにアグリス成城では、毎年2月に土づくりを行うため、現在育てているスナップエンドウ、きぬさや、グリンピースの植木鉢への植え替えも行いました。

鉢の植え替え完了

スコップで苗の周りをやさしく掘り起こし、7割ほど土を入れた植木鉢に植えます。この作業、通常の貸農園や自宅では基本行なわなくて良いとのことですが、北国などの積雪が多い地域の畑では越冬のためにやることもあるそう。

耕す様子

これにて何もなくなったわたしたちの畑! 軽く耕して作業終了です。また春には豆類を畑に戻しますよ。

今回、わが家ではしばらく大根料理が続き、“自給自足している感”にとっても満足できました。自分たちで育て収穫した野菜を無駄を出さずに食べきる! なんとも幸せなことだと実感した今日この頃。次は少し時期が空きますが、豆類の成長が楽しみです!

アグリス成城

AGRIS SEIJO

都心にある駅近の貸菜園です。
TEL: 03-3482-0831
東京都世田谷区成城5-1-1
小田急線「成城学園前」駅西口正面
通常:9:00~18:00
夏季:8:00~19:00(6/1~8/31)
冬季:9:00~17:00(11/1~2月末)
※諸事情により営業時間が変更になる場合があります。詳細はHPかお電話にて確認ください。
https://agris-seijo.jp/

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