2022.01.15

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【材料はしょうがと蜂蜜だけ!】農家直伝「しょうがの蜂蜜漬け」で体ポカポカ♪風邪予防

女性の大敵、冷え。特に寒い季節は、指先がかじかんで辛いという人も多いのでは? そんなときにおすすめの食材が、血行を促進し、風邪予防にもつながるしょうがです。薄くスライスして蜂蜜漬けにすれば保存もしやすく、ドリンクや調味料などにアレンジできて超便利! 漬けるだけの簡単レシピを山梨県南アルプス市でしょうがを栽培する手塚美砂子さんに教わりました。

【画像を見る】漬けるだけですぐできる♪しょうがの蜂蜜漬けで本格ジンジャーエールはいかが?



根しょうがで作るのがおすすめ「しょうがの蜂蜜漬け」

ドリンクはもちろん、調味料にも使えるという万能シロップ「しょうがの蜂蜜漬け」。新しょうが、根しょうが、どちらでも作れますが、手塚さんのおすすめは、根しょうが。味に深みが出るそうです。


左が収穫してすぐに出荷される新しょうが、右が収穫してから数か月寝かせ、辛味の増した根しょうが。新しょうがを購入できる時期は限られますが、根しょうがであればスーパーなどで通年手に入ります。

材料



しょうが…適量
蜂蜜…適量

※1歳未満の乳児には、ぜったいに蜂蜜を与えないでください。腸内環境が未熟なため、「乳児ボツリヌス症」を発症する危険性があります。

作り方
1.しょうがを丁寧に水洗いし、薄くスライスする。



「しょうがの栄養分は皮の近くにたくさん含まれます。よく洗って皮ごと使ってくださいね」(手塚さん)

2.しょうがを煮沸消毒した瓶に入れ、しょうが全体がひたるまで蜂蜜を注ぐ。



3.蓋をしたら常温で2~3日置き、しょうがのエキスが出て蜂蜜がさらっとしてきたらできあがり!

※冷蔵庫で1か月保存できる。



「蜂蜜漬けのシロップを好みの量コップに入れ、お湯や水、炭酸水などで割ってください。栄養豊富な蜂蜜しょうがのエキスが溶け出したジンジャードリンクのできあがりです」(手塚さん)



シンプルなレシピですが、しょうがの味がしっかり感じられてすごく美味! 牛乳などで割っても合うそうです。

ヨーグルトにシロップとしょうがをトッピングしたら、さわやかな甘さのデザートになりました♪



肉料理や魚料理に調味料として使えば、臭みが取れ、しょうがのさわやかな香りとほのかな甘さが食欲をそそります。スープにプラスすれば体の芯からポッカポカ!

「使い方に決まりはないので、いろいろ試してくださいね」(手塚さん)

冷えた体を温めてくれるしょうが。蜂蜜漬けにして常備すれば、風邪っぽいなというときにも重宝します。

寒い冬に備えて、ぜひ作ってみてくださいね。

大人時間にいかが?手塚さん手作りのジンジャーシロップ



手塚さんは、自分で栽培したしょうがをジンジャーシロップに加工して販売しています。コンセプトは「お酒に引けをとらない、夜のジンジャーエール」。味のラインナップはベーシックな「VIVID(ビビッド)」、ラム味の「DARK RUM(ダークラム)」、桃をあしらった「ADLUT PEACH(アダルトピーチ)」、柚子風味の「NIGHT YUZU(ナイトユズ)」の4種類。

どれもおいしいのですが、手塚さんの一押しは、お酒みたいなジンジャーエールを作りたいと開発した「DARK RUM」です。「ラムはうち独自のフレイバーですし、アイスにかけてもおいしい自信作です」(手塚さん)



「ADLUT PEACHは薄めないほうがおいしいのですが、ほかのシロップは、お湯や炭酸水など、好みで割ってください。どのシロップも加工の過程でシナモンやスパイスを使っているので、牛乳で割るとチャイみたいな味わいになります。お酒が好きな方なら、ビールやウイスキー割りもイケますよ」(手塚さん)

手塚さんお手製「大人のためのジンジャーシロップ」について、詳しく知りたい方は、こちら

手塚美砂子さん

美術大学を卒業後、デザイン関連の仕事に従事し、夫とともに東京でデザイン会社を立ち上げる。ふたりの子どもを育てながら、今後の生き方を模索していた2018年、実家が果樹園を営む山梨県南アルプス市へのUターンを決めて就農。自身はしょうが栽培とジンジャーシロップの販売事業、夫は東京でコンサルティング会社を経営し、2拠点生活を送っている。

ジンジャーシロップのサイト https://soil-drink.com/
手塚果樹園サイト http://tezuka-farm.com/

写真提供/手塚美砂子 レシピ写真/津田雅人・石塚修平  取材協力/JA南アルプス市

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