寒さが厳しくなってきたし、野菜がたっぷりのスープを作ろうかな~と思っても、「煮込む時間がないからやっぱりパス」なんてことも。そこでオススメなのが、農家の花島綾乃さんが教えてくれた「超時短!野菜ましましスープ」。加熱時間は5分なのに野菜のだしがしっかり出ているから、味つけは塩だけで十分なんです。このスープで免疫力を高めて、冬を元気に過ごしましょう!
【画像を見る】子育て中の農業女子イチオシ!「超時短!野菜ましましスープ」の作り方とは?レシピを教えてくれた花島さんは3歳と1歳のママ。子育てと農家を両立するため、試行錯誤しながら思いついたのがこの「超時短!野菜ましましスープ」だそう。
「スープっていろいろな野菜を入れられるから重宝しているんですが、火が通るのに時間がかかったり、具によっては子どもが食べにくかったり。そこで考えたのがこのスープです。どんな具材も薄く切ればすぐに火が通るし、栄養満点だし、いいこと尽くしですよ!」(花島さん)
「超時短!野菜ましましスープ」材料(6人分)じゃがいも…1玉(約150g)
にんじん…1本(約150g)
ブロッコリー…1/2本(約100g)
キャベツ…1/4玉(約250g)
玉ねぎ…1/2玉(約100g)
塩…小さじ2
1.皮を剥いたじゃがいもと玉ねぎ、にんじんを薄切りにする。
スライサーを使うとラクチンです!
2.キャベツは食べやすい大きさにざく切りにする。
3.ブロッコリーは小房に分け、茎は薄切りにする。
4.鍋に湯(1L)をわかし、切った野菜をすべて入れる。
5.4~5分たったら、塩で味をととのえてできあがり。
透明感のあるとてもきれいなスープができました。
野菜を薄くスライスしたおかげで、長時間煮なくても、ちゃんと火が通っています!
味つけが塩だけだからこそ、野菜のうまみをしっかり感じます。具だくさんで食べごたえも満点!
「時間がない中でも、子どもたちに野菜を食べさせたいなと思いついたんです。季節の野菜を組み合わせてササっと作りますね」(花島さん)
花島家オリジナル「超時短!野菜ましましスープ」。ぜひ作ってみてくださいね。
野菜販売を通して農業の理解を深めたい花島さんが営む「綾善(あやぜん)」では、様々な野菜を無農薬で栽培しています。
「無農薬栽培だとどうしても野菜に虫がついてしまいます。今が旬のキャベツは特に外側の葉っぱがよく虫食いになっちゃって」と花島さん。
花島さんイチオシの「みさきキャベツ」。タケノコ型が特徴です。確認しているものの、販売した野菜に虫が隠れていたことも。その際は謝罪の連絡を入れ、無農薬で育てていることを説明するそうです。
「あるお客さんに”葉っぱについていた青虫を育てたらチョウになりました。貴重な体験をありがとう”と言ってもらえた時は、すごく救われました。大変なことも多いですが、防虫ネットや草取りなど、できる限りの対策をしながら、これからも無農薬で野菜を栽培していきたいです」(花島さん)
「虫を見つけたらすぐに取り除きます」と、畑をチェックして歩く夫の隼さん。まっすぐに野菜に向き合う姿がまぶしい花島さん。これからも無農薬野菜を通して、農業の魅力を発信していきます。