2022.03.31

食べる

【北海道のじゃがいも農家直伝】初物を堪能するなら「新じゃがの皮付きフライ」で決まり!調理も楽でリピ確定~

春から夏にかけて出回る新じゃがいも、通称“新じゃが”。この時期のじゃがいもは皮が薄く柔らかいので、皮付きのまま調理するととれたての風味をより堪能できます。北海道のじゃがいも農家、只野夢子さんのおすすめレシピは「新じゃがの皮付きフライ」。揚げたての香ばしい風味…春の訪れを実感できますよ。

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毎年、数種類のじゃがいもを育てている只野さん。「新じゃがの皮付きフライ」の調理におすすめの品種を聞いてみました!



「栗のような甘さのある『キタアカリ』がおすすめです。おやつ感覚でパクパク食べられますよ」(只野さん)

じゃがいもの風味をしっかり味わえる「新じゃがの皮付きフライ」は、その年のじゃがいもの出来を判断するのに最適なのだそう。只野家では、収穫したらまず作る定番メニューです。

では、さっそく作ってみましょう!

揚げたそばから消える!?無限レシピ「新じゃがの皮付きフライ」



材料(2~3人分)
新じゃが(小サイズ)…10個(600g)
塩…適量

作り方
1.じゃがいもはよく洗い、皮は剥かずに半分に切る。



新じゃがの皮はとても薄いのでやさしく扱いましょう。大きなじゃがいもの場合はくし切りがおすすめです。

2.揚げ油(分量外)を160~170℃に熱し、1をきつね色になるまで揚げれば完成。





まずはこのまま、何もつけずに揚げたてをいただきま~す!



外はカリッと中はホクホク!新じゃがの優しい甘味が口の中に広がります。思わず「うま~!」と叫んでしまいました(笑)。



「揚げるだけですが、品種によって味や食感が全然違います。いろいろなじゃがいもで作って、お気に入りの品種を見つけてみてくださいね」(只野さん)

じゃがいもはとってもデリケート!

収穫したてのじゃがいもは皮が薄いのが特徴ですが、その分傷つきやすいため、収穫も一苦労。



「じゃがいもを傷つけないよう、機械で掘り起こしたあとは全て手作業。ひとつひとつ手で拾って収穫し、サイズごとに選別します。最高の状態で皆さんに食べてほしいから、大変な作業もがんばれます」と只野さん。

農家の想いを感じつつ、期間限定のおいしさをしっかりと味わいたいですね。

<新じゃがを皮ごと食べる際の注意点>
じゃがいもには、炭水化物やビタミンなどの栄養が豊富な反面、微量の天然毒素が含まれます。食中毒を防ぐために以下の点に注意してください。
1.緑色に変色していたり、芽が出ていたりするじゃがいもは、その部分を含めて大きめに取り除きます。全体に緑色だったりあちこち芽が出ている場合は、食べないようにしましょう。
2.体の小さな子どもは、大人より食中毒になりやすいので、皮つきのじゃがいもを食べさせないようにしましょう。
3.皮つきのじゃがいもを大量に食べないように注意しましょう。
4.じゃがいもを買ったら長期保存せず、できるだけ早く食べるようにしましょう。
5.家庭菜園や学校などで栽培したじゃがいもは、かならず皮を剥いてから食べましょう。


YUMEYASAI

只野夢子さん

酪農学園大学附属とわの森三愛高校を卒業後、飲食業などさまざまな仕事を経験し、2017年に親元就農。両親と共に、小麦(約10ヘクタール)のほか、じゃがいもやにんじん、ごぼうなどの根菜類を中心に約30品目の野菜(約3ヘクタール)を生産している。就農と同時に野菜ブランド「YUMEYASAI」を立ち上げ販路拡大に注力し、InstagramなどのSNSを用いた販売を行っている。2児の母。
Instagram https://www.instagram.com/yumeyasai/

写真提供/只野夢子 レシピ写真/石塚修平 畑のじゃがいも写真/PhotoAC 取材協力/JAいしかり

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