2022.02.13

食べる

【こんにゃく芋農家直伝】「バター香る!こんにゃくステーキ」え?こんにゃくがメインディッシュに⁉

冷蔵庫を開けたら肉も魚もな~い! でもこんにゃくはある…そんなときは群馬県沼田市のこんにゃく芋農家、遠藤春奈さんに教わった「こんにゃくステーキ」がおすすめです! 主菜のイメージが全くないこんにゃくが、バターがしみ込む主菜に大変身! ちょっとした裏ワザで、味がシミシミ~な絶品ステーキに仕上がりますよ!

【記事を見る】味付けの裏ワザが決め手!「バター香る!こんにゃくステーキ」



格子状の切り込みに…ワザあり!「バター香る!こんにゃくステーキ」




材料(2人分)
こんにゃく…1/2枚(150g)
サラダ油…小さじ1
バター…1かけ(10g)
焼肉のタレ…大さじ2

作り方
1.こんにゃくを水洗いして、1cm厚さに切る。



アク抜きが必要な場合は、熱湯でゆがきましょう。



21の表面に格子状の切り込みを入れる。





3.さらに2を一口大に切る。



4.フライパンに油を中火で熱し、焼き色をつけながらこんにゃくの両面を焼く。



5.こんにゃくの表面が乾き、切り込みが開いてきたら、バターを入れて溶かす。



6.焼肉のタレをからめ、軽く水分を飛ばしたらできあがり。



下ごしらえで切り込みを入れているので、味がしっかりなじんでいます!



表面の焼き色がついた部分にバターがしみ込み、一口食べると箸が止まりません! こんにゃく自体がさっぱりしているので、想像以上に軽い口当たり。あっという間に完食してしまいました。

「焼肉のタレのほか、ステーキソース、しょうゆなど、好みの味つけでどうぞ!」(遠藤さん)

500個が即完売! こんにゃくは海外でも大注目



2017年、海外でこんにゃくを販売する機会を得た遠藤さんはニューヨークへ渡りました。スーパーマーケットで販売したところ、持参した商品はあっという間に売り切れに。

「嬉しい反面、こんにゃくを聞いたことも見たこともない方々に、どんな食べ物かを説明するのが本当に大変で(汗)。何かいい方法はないかと考えたとき、“デザートにすれば、見た目もわかりやすくて良いかも”と、ひらめきました」(遠藤さん)



こうして生まれたのが、こんにゃくのゼリー風デザート「てんぐの玉手箱」。出荷規格外となった群馬産の果物を買い取り、果汁をふんだんに使ったぜいたくなこんにゃくゼリーです。

「これからも、いろいろなこんにゃくの食べ方を提案していきたいです」と語る遠藤さん。こんにゃくの可能性は、いっそう広がっていきます。


こんにゃく工房 迦しょう

遠藤春奈さん

神奈川県の高校を卒業後、海外へ留学し、日本語教師などの仕事を経て結婚。2005年、群馬県沼田市に移住・新規就農し、こんにゃく芋の栽培農家に。大規模経営となった畑は夫が中心、本人は、伯父から引き継いだ「こんにゃく工房 迦しょう」を率いて、商品開発から販売までを手がけている。

こんにゃく工房 迦しょうHP
https://konjac-kasho.com/
こんにゃく工房 迦しょうInstagram 
https://www.instagram.com/konjac.kashosan/
こんにゃく工房 迦しょうFaceBook
https://www.facebook.com/konjac.kasho

こんにゃく工房 迦しょう写真/Max Houtzager レシピ写真/菊地菫 取材協力/JA利根沼田

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