2022.04.06

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【農家直伝】ワンパンで作る「菜花のリゾット風」シャキシャキ食感のコツは茹でずに炒める⁉春を感じる一皿~

鮮やかな黄色で春の訪れを告げる菜花。スーパーなどで並んでいるのを見かけますが、おひたしくらいしかレシピ思いつかないな~というあなた! 菜花の産地、千葉県の農家 的場進さん・依里(えり)さん夫妻に教わったレシピ「菜花のリゾット風」はいかが? 菜花を炒めて“後入れ”することで、今までにないシャキシャキ食感が楽しめますよ!

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レシピを教えてくれたのは、千葉県八千代市で農業を営む的場さん夫妻。

「春といえば、一面に広がる菜の花畑をイメージする方も多いのではないでしょうか。菜花たっぷりで作るこの即席リゾットは今しか食べられない春の味です!」(進さん)



ほろ苦さが後をひく「菜花のリゾット風」



材料(2人分)
菜花…100g
しめじ…1株(100g)
芽ひじき(乾燥)…10g
ご飯…茶碗2杯分(300g)
めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ5
水…400ml
ゴマ油…適量

作り方
1.ボウルに芽ひじきを入れ、たっぷりの水を注ぎ、20~30分おいて戻したらザルにあけ、水けをきっておく。



2.菜花は5㎝長さに切り、しめじは石づきを取って小房に分ける。



3.フライパンにゴマ油を熱し、12を中火で炒め、しんなりとしてきたら、火を止めて皿に移す。



「菜花は茹でずに炒めること! 炒めることでシャキッとした食感になりますよ」(依里さん)



4.同じフライパンにご飯、水、めんつゆを入れ、ご飯をほぐしながらひと煮する。



5.水分が飛んだら、3を入れて混ぜ合わせれば出来上がり。



菜花のほろ苦さがほどよいアクセントで大人な味わい。みずみずしい菜花はとろっと柔らかいお米と相性も抜群です!



「菜花を茹でて調理すると、どうしてもしんなりしてしまいます。食感を楽しむなら油炒めがおすすめですよ。ちなみに、切り口がみずみずしく、葉や茎の色が鮮やかなものは摘みたての証。購入する際の参考にしてくださいね」(依里さん)

菜花はビタミンCがた~っぷり!

菜花は、野菜の中でもビタミンCの含有量がトップクラス。ビタミンCには貧血予防や、コラーゲンの育成などの美肌効果があると言われています。大人の女性にはうれしい野菜ですね。また、独特のほろ苦さを生かして、おひたしや汁物、炒め物など幅広い料理に使うことができます。



的場さんの畑では、10月に菜花の種まきをして、2月から4月の上旬まで収穫します。冬の寒さにじっくりと当たると、味の濃いおいしい菜花が育つそう。



「ゆっくりじっくり生長した茎の太い菜花は特に味わい深く、おいしいですよ。茎が太いと一見、硬そうにも見えますが、加熱すればちゃんと柔らかくなりますから、見かけたらぜひ買ってみてくださいね」(進さん)

「菜花のリゾット風」で食卓から春を感じましょう~♪



的場進さん・依里(えり)さん

進さんが29歳のときに宮城県で就農。2020年に千葉県八千代市に移住し、ナスやミニトマト、春菊、菜花、スナップエンドウなど野菜を中心に、30a(アール)の圃場で年間約20品目を栽培している。収穫した野菜はJA八千代市ファーマーズマーケット「よったいよ」のほか、道の駅やちよの農産物直売所「クラフト」などで手に入る。

写真提供/只野進・依里 レシピ写真/菊地菫 菜の花畑写真/PhotoAC 取材協力/JA八千代市

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