2022.08.06

食べる

【小麦粉高騰で注目】生米で「マフィン」が焼ける!?小麦・卵不使用だからアレルギーっ子も安心【リト史織さん考案】

「マフィン」というと小麦粉で作るのが一般的ですが、ヴィーガン料理家・リト史織さんのレシピを見てびっくり。なんと生米でマフィンが出来ちゃうそうです! 小麦粉が高騰している今、リト史織さん考案の「生米パン」が話題ですが、スイーツにも応用できるんですね~。小麦・卵を使わないので、アレルギーっ子も安心の生米スイーツ、いざ初挑戦です!

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小麦粉を使わないパンやスイーツって興味はあるけれど、使う食材や調理器具を揃えるのがちょっと大変そう、って思ってました。

でも、リト史織さんの生米スイーツのレシピは、ほぼうちにあるものでできるではないですか! さっそく作ってみましたよ~。



材料(マフィンカップ6個分)
生米(3時間浸水済)…120g(※浸水前92g)
豆乳(無調整)…60g
メープルシロップ…40g
塩…2g
油…40g
ベーキングパウダー…6g



必要な調理器具
ミキサー、ボウル、シリコンへラ、スプーン、マフィン型、はかり(※0.1g単位で測れるものがおすすめ)

下準備
1. お米は軽く洗って水1カップ(分量外)を加え、3時間ほど浸水させる。わたしは夜に洗って冷蔵庫で一晩浸水させました。

2. オーブンを200℃に予熱する。

3. 型にグラシンカップを敷く。

作り方
1. ミキサーに水気をよくきった生米、無調整豆乳、メープルシロップ、塩を入れて攪拌する。





周りについた生地をシリコンヘラで落としながら、米粒がなくなって滑らかになるまで撹拌を繰り返します。ヘラで落とすときは、ミキサーの刃が止まっていてもヘラに傷がつくので気をつけて作業しましょう。

2. 油を加え、少しもったりするまで低速で混ぜる。





今回はもったりとした感じはなく、「とろー」っとした状態でした。もっと撹拌したほうがよかったかな?

油は太白胡麻油を使いました。なたね油とかグレープシードオイルとか、好みのものでよさそうです。

3. ボウルに生地を移し、ベーキングパウダーを加えて混ぜる。





ベーキングパウダーと水分が合わさるとすぐにモコモコと反応します。手早く次の手順4に移って、オーブンに移動させましょう。

4. 型に流し入れる。



5. 200℃のオーブンで表面がきつね色になるまで12分ほど焼く。



ベーキングパウダーの力でどんどん膨らみました。



6. 焼き上がったら型から取り出し、ケーキクーラーの上で冷ます。



ほとんどの作業がミキサーで済んだので、とても簡単でした。

出来たての熱々は、メープルがふわっと香り、塩味もしっかりと感じます。ふんわりしているのにモチっと感もある、初めての食感。初めて食べるのに懐かしい味。これはお米のなせるワザかもしれませんね。



焼き立てがおすすめだと思いますが、連日の暑さで参っていたので、粗熱をとったあとにも食べてみました。



際立っていたメープルの風味が落ち着いて、全体がしっくりなじんだまろやかなお味に。こちらの食べ方も個人的にはおすすめです。

食べきれなかったら一つずつラップでぴっちり包んでフリーザーバッグに入れ、冷凍保存が良さそうです。自然解凍してからトースターで温め直したら、またおいしくいただけます。

以上、初挑戦の生米スイーツ、とっても素敵なレシピでした♡

※本記事はリト史織著『小麦粉を使わない もちふわ生米スイーツ』から一部抜粋・編集しています。

リト史織さん

ヴィーガン料理家「Shiori’s Vegan Pantry」主宰。

生米パン、生米スイーツの開発者。大学卒業後、現エコール辻東京 辻日本料理マスターカレッジで学ぶ。その後、飲食店、洋菓子店などに勤務。出産後、マクロビオティック、米粉、グルテンフリー、ローフードなどのインストラクターになる。現在は書籍や雑誌、商品開発、メディア出演、レシピ監修など幅広く活躍中。自宅サロンで開催する生米パン講座、生米成形パン講座、生米スイーツ講座(準備中)は常にキャンセル待ちで予約が取れないほどの人気。著書に「もちふわ生米スイーツ」(家の光協会)、「毎日食べたい生米パン」(永岡書店)、「はじめての生米パン」(光文社)などがある。

レシピ写真/加藤奈桜子 著者近影/中川真理子

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