7月11日放送の情報番組『5時に夢中』(TOKYO MX)で紹介されていた、とある料理。マツコ・デラックスさんが大絶賛したと話題になっていました。それが「なすのたたき」です。ん、かつおではなくて⁉ と疑問を覚えた筆者。なんと「なすのたたき」は、高知県安芸市の家庭料理で、郷土の味として古くから伝わっているそう。知る人ぞ知る絶品料理の雰囲気が十分です。筆者もその味に悶絶した~い!【リュウジレシピ】超酒泥棒な「悪魔の壺ナス」作ってみた!調味料と一緒にレンチン5分で食感トロットロ♡高知県安芸市の郷土の味、「なすのたたき」を作ってみた!【材料】なす…3本
アジ(中サイズ)…1尾 ※用意したのは小アジだったため3尾使用
青ねぎ(小口切り)…適量 ※3本分使用
しょうが(みじん切り)…適量 ※1かけ分使用
みょうが(小口切り)…適量 ※1個分使用
青じそ(千切り)…適量 ※4枚分使用
にんにく(みじん切り)…適量 ※1かけ分使用
ポン酢じょうゆ…適量
1.アジはうろこを取って塩をふり、魚焼きグリルなどで焼きます。
用意したのは15cmくらいの小アジだったため、うろこのみを取って丸焼きにしました。レシピには内臓の処理について書かれていなかったため、お好みで処理くださいね。
2.焼けたアジは骨を取って身をほぐし、冷ましておきます。
小アジの身はやわらかかったのですぐほぐれましたが、骨が細かったので取り除くのにひと苦労! ほぐし身を作るのに10分ほどかかりました。
3.なすはヘタを取り、約1cm幅の斜め薄切りにします。
用意したなすは大きめだったので、斜め切りにすると1枚が大きめになりました。
4.適量のサラダ油(分量外)を中火で熱し、
3のなすを素揚げします。
揚げ物が大の苦手な筆者。少ない油で揚げ焼きのようにしましたが油が跳ねて大苦戦! なすが油をたくさん吸うので、都度油を足して揚げました。素揚げだけに15分ほどかかりました。
5.皿に素揚げしたなすを並べ、アジのほぐし身と薬味を乗せてポン酢じょうゆをかけます。
直径25cmの大皿に盛り付けると、なすが3段重ねくらいになりました。ボリュームたっぷりです!
ほぐしたアジの身をトッピング。この上に薬味をたっぷりとのせました。
揚げなすがとろ~り♡コクもしっかり♪5種の薬味とポン酢じょうゆでほどよく爽やか~!揚げなす、アジのほぐし身、薬味。異なる素材の層が美しい! これはおもてなしにぴったりな映え料理ですね♪ なすは薄く切ったのでやわらかそう♡ それに対し薬味はシャキッとみずみずしくて、見るからにおいしそうです。
小皿に盛り付けても美しい♪ ポン酢じょうゆをかけると薬味がなすになじんで食べやすそうです。
素揚げなすが薄いので、二つ折りで薬味を包んで食べられます♪ 口に入れるとなすのとろ~り感がすごい! とろとろ~としつつ、油の旨味が押し寄せてきて絶品!
アジのほぐし身もふんわりとしてうれしい食感なのですが、揚げなすと薬味の強い旨味に押されて存在が控えめ。あれだけ苦労してほぐし身を作ったのに…残念。
文化庁の“未来の100年フード”に認定されている「なすのたたき」日本の文化を推進する役割を担う文化庁は、日本各地に根付く食に関しても様々な取り組みを行っています。2022年から始まった“100年フード”もそのひとつ。
“地域の風土や歴史・風習の中で個性を活かしながら創意工夫され、育まれてきた地域特有の食文化”、“地域において、世代を超えて受け継がれ、食されてきた食文化”、“その食文化を地域の誇りとして、100年を超えて継承することを宣言する団体が存在する食文化”の3つの部門ごとに、日本各地に伝わる料理を“100年フード”として認定しています。
「なすのたたき」は未来の100年フード部門に認定された郷土料理。今回「なすのたたき」を作ってみて、調理の大変さが身にしみました。なすを素揚げしただけでも、アジを塩焼きにしただけでも、おかずとして成立しますよね。それをわざわざ組み合わせて1つの料理に仕立てる。
作り手泣かせの料理でしたが、その分、揚げなす、アジの塩焼き、薬味のおいしさの相乗効果は絶大! 作るのが大変でも、このおいしさは未来に伝えたい郷土の味ということがわかりました。
みなさんもぜひ、なすがおいしい時期に作ってみてくださいね!
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